静岡文化芸術大の同好会 ペルシャ発祥の弦楽器解説

 静岡文化芸術大の観光同好会「COOK+S(クックス)」は3日、浜松市中区の市楽器博物館でギャラリートークを行った。

バルバットを起源に持つ楽器と文化を紹介した「COOK+S」=浜松市楽器博物館
バルバットを起源に持つ楽器と文化を紹介した「COOK+S」=浜松市楽器博物館

 同会の3年生のメンバー8人が、古代ペルシャ発祥の弦楽器「バルバット」を起源に持つピパ(中国)、ウード(アラブ世界)、リュート(欧州)と、その国や地域の文化を来館者に解説した。アラブ世界では、ウードが「楽器の王」と呼ばれることを紹介。幾何学的な模様が繰り返し描かれる「アラベスク文様」がウードや現地の建築物にあしらわれていることなどを軽快なトークで説明した。メンバーの1人は「音楽と国の文化は密接に関係している。興味を持った楽器と、その国の文化をぜひ調べてみてほしい」と呼び掛けた。
 クックスは観光に興味を持つ学生でつくる同大公認の同好会。ギャラリートークは同大と同館の連携事業の一環として行った。

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