浜松総局 白本俊樹
しらもと・としき 1985年、静岡市葵区出身。2008年入社。社会部、三島支局、豊橋支局、未来戦略チームなどを経て2021年4月から浜松総局。主に経済を担当。趣味は偶然性に左右されにくい将棋に行き着きました。棋力は自称・アマチュア初段。最近は、ネット中継などで観戦を楽しむ「観る将」です。
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記者コラム「清流」 客と店のギャップ
席に着くと、自分のスマートフォンでテーブル上のQRコードを読み取って、サイトからメニューを注文する。そんなモバイルオーダーを使う機会は珍しくなくなってきた。 つながったサイトは安全か。登録作業や、アンケートに答えなければならないのでは―。店側の負担を押しつけられた印象もあり、初めて使った時は懸念や煩わしさもあった。 だが、慣れてしまえば使用感はいい。注文のたびにスタッフを呼ばなくてよいし、注文用タブレットのように場所も取らない。 飲食店にモバイルオーダーのシステムを提供する企業によると、顧客満足度の低下を懸念して導入をためらう店は多いという。客と店側のギャップは興味深い。今はまだ過渡期
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新配車アプリで利便性向上 遠鉄タクシー、自動システム強化 待ち時間短縮
遠鉄タクシー(浜松市中央区)はデジタル技術を活用して客の利便性を高める取り組みを強化している。自動配車システムを2月に刷新して配車の効率化を図り、利用者がスマートフォンでタクシーを呼べるアプリを「EタクPlus(プラス)」と改めて17日から開始。コロナ禍に減少した運転手を確保しようと採用を強化し、2~3月に約40人を雇用した。 自動配車システムは、配車業務サービスを手がける電脳交通(徳島市)のシステムを採用し、人の手を掛けずに自動でタクシーに指示する割合を4割から8割に引き上げた。配車を受け付けてから客が乗車するまでの平均待ち時間は約9分で、比較はないが短縮につながったという。 同社は
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日中屋外対応のレーザー照明開発 浜松のパイフォトニクス クレーン荷降ろしで活用想定
光学機器メーカーのパイフォトニクス(浜松市中央区)は16日、直射日光下でも点状の光を床や壁に示せる白色レーザー照明「ホロライト・レーザー」を開発したと発表した。港や建設現場で使うクレーンなどに取り付け、荷降ろし位置を示して安全性を高める照明としての販売を見込む。5月から受注を始める。 昼間の屋外使用に対応した同社の照明は初めて。超高輝度な白色レーザー光源と光学素子を組み合わせて開発した。規格電力25ワット、100ワット、225ワットの屋外用と、屋内用25ワットの計4種類を用意した。225ワットの製品が示す光の点は直射日光下の30メートル先でも十分に見える明るさという。 価格は税別25万~
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杏林堂店舗にCO2削減「CNLPガス」 エネジンと供給協定
LPガス販売のエネジン(浜松市中央区)とドラッグストアの杏林堂薬局(同)は16日、二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロのカーボンニュートラル(CN)LPガスの供給協定を結んだ。 同薬局の十数店で従業員や総菜テナントが調理などに使う年間約10トンのガス(200万円相当)を、2%ほど割高なCNLPガスに換える。約33トンのCO2削減につながるという。 同市浜名区の同薬局小松店で調印式を行った。同薬局の小河路直孝社長は「環境や地域のためにできることから始めようと導入した」と述べ、エネジンの藤田源右衛門社長は「協定を契機にさらにCNLPガスを広めたい」と話した。 CNLPガスは、ガスの採掘から
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こいのぼりケーキ こどもの日に合わせ販売 オークラアクト浜松
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中央区)は5月1~6日、こどもの日(同5日)に合わせて、「こいのぼりケーキ」を予約限定で販売する。 クリームとイチゴを巻いたロールケーキの周囲に、カットしたイチゴをうろこに見立てて飾った。 長さ約17センチ。税込み3500円。受け取り5日前までに予約が必要。予約は予約センター<電053(458)1233>へ。
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ホテル売店内にミキハウスショップ開設 浜松・中央区のウェルシーズン浜名湖
浜松市中央区舘山寺町のホテルウェルシーズン浜名湖はこのほど、売店内に子供服ブランド「ミキハウス」のショップを開設した。 子供用の作務衣(さむえ)、甚平、Tシャツ、帽子やベビースキンケアグッズなど約30種類を販売している。ホテル限定の商品もそろえた。 同ホテルは未就学児向けの遊び場を館内に設けるなど、子連れ客向けのサービスを拡充している。
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飲食店でもスマホ注文、続々 座席でQRコード読み取り 静岡県内導入 前年比2.5倍増
静岡県内の飲食店で、来店客が自らのスマートフォンで料理や飲み物を注文するモバイルオーダーシステムの導入が進んでいる。従業員が注文を受ける仕事を省き、他の業務に集中できるようにする効率化が目的。新型コロナウイルス感染症の5類移行後に来店客数が回復する一方、慢性化する従業員の人手不足に対応しようと選ばれている。 浜松市中央区の中心街で営業する居酒屋「遠州浜松郷土料理 黒フネ」は昨年12月、客がテーブルの上のQRコードを読み取って画面に表示された料理を注文するサービスを始めた。アプリをダウンロードする必要はなく、クレジットカードなどで支払いを済ませることもできる。満席時(約70人)に8~9人は必
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マックスバリュ東海が最高益 2月期、改装効果で好調
マックスバリュ(MV)東海が10日発表した2024年2月期連結決算は、新規出店や既存店の改装効果で販売が好調に推移し、営業収益は前期比4・5%増の3667億4200万円、経常利益は31・4%増の135億1600万円、純利益は34・7%増の83億1300万円と増収増益だった。営業収益、各利益ともに過去最高を更新した。 24年2月期は県内4店を含む7店を新規出店し6店舗を改装した。成長カテゴリーの総菜や冷凍食品の販売を強化し新店を除いた既存店の売上高は3・5%伸長し、客数も1・3%増加。価格訴求力の高いプライベートブランド「トップバリュ」商品の売上構成比は0・8%増の17%に伸びた。79店にキ
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記者コラム「清流」 楽器、再開なるか
楽器は10人中9人が1年以内に挫折してしまう―。ピアノは平均4カ月、エレキギターは1カ月。ローランドが開いた電子楽器の未来を考えるシンポジウムでそんな話題が上がった。 振り返れば、ギターは数カ月、中古で衝動買いしたトランペットは1週間ももたなかった。ただ、続けた長さだけでいえば、ピアノは幼少期から10年以上続いた。練習は好きではなかったが、友人との演奏や合唱の伴奏などは楽しかった。 五線譜すら見なくなって久しい。この間、多機能な電子楽器が登場し、オンライン合奏ができる環境も整ったが、過去の反省から今は楽器に手を出していない。現代に楽器を楽しむ人をうらやましく思いつつ、再び楽器や音楽を始め
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浜松にレーザー研究拠点 核融合発電へ 大阪のベンチャー
レーザー核融合発電の実用化を目指す大阪大発ベンチャーのエクスフュージョン(大阪府)は4日、浜松市中央区のベンチャー・中小企業向け支援施設「浜松イノベーションキューブ」内に研究拠点を開設した。レーザーの制御や照射システムの実験装置を備え、核融合発電の実現に必要な基盤技術の研究を進める。 同社は、直径約3ミリの燃料を炉に連続で打ち出しながら正確にレーザーを当て、繰り返し核融合反応を起こす方法で商用炉の実現を目指している。 計約200平方メートルの研究拠点は約15人が携わり、レーザーの制御や燃料を供給する技術などの精度向上を目指す。模擬燃料を使うため核融合反応はしない。得た成果はレーザー加工な
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記者コラム「清流」 セルフレジの緊張感
浜松市内のホテルに無人決済システムを導入した売店がオープンした。無人店は増え、セルフレジは今や当たり前。有人レジより気楽で、よく使っている。 先日、考え事をしながら操作していたセルフレジで手元の商品をレジにスキャンしたかどうか分からなくなった。履歴で判断できたが、意外にも緊張したことに気付いた。怪しいと思われないか―。振り返れば、無人店を利用する際は防犯カメラへの映り方にも気を使っていたように思う。 ホテルが売店に導入した無人決済は、複数のカメラやセンサーが客の手にした商品を認識。レジ前に立つと購入商品や金額などを客に自動で表示し、「監視の最先端」だと感じた。一方、「しっかり監視されるこ
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記者コラム「清流」 金はなぜ金色?
ピカピカときらめき、人を魅了する金はなぜ金色か―。静岡大工学部の小野篤史教授の研究グループが金を使って開発したフィルムの色は青、緑、赤色。鮮やかな色合いのフィルムに、金っぽさは全く感じられなかった。「金は金色」という常識からは外れた現象に興味をかき立てられた。 金は粒子にしてガラス内などに分散させると、通り抜けた光が赤色に見える性質があり、赤色のステンドグラスや江戸切子などにも利用されてきた。フィルムは、金粒子の大きさを変えると色が変わる性質を応用して開発された。 取材では基礎として、金はさまざまな色の光のうち青色以外を反射するため、青色の補色の金色(黄~橙色)に見える原理から学んだ。徐
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浜名湖パルパルに迷路型アトラクション 開業65周年記念
浜松市中央区の遊園地「浜名湖パルパル」でこのほど、迷路型の新アトラクション「カード迷路 ぐるり森 大冒険」がオープンした。 パルパル開業65周年を記念し、センターハウス1階に設けた屋内施設。「ハムスタン」というツールを持って迷路を進みながらポイントを集め、手に入れたオリジナルカードでバトルに挑戦する。バトルに勝つと、オリジナルグッズをもらえる。 料金は入園料とは別に1人1回500円(3歳から有料)。小学生から1人で利用できる。
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金ナノ粒子で色鮮やかカラーフィルム 静大工学部・小野教授グループ開発 カメラやディスプレーなど応用期待
金属の金でできているのに鮮やかな青、緑、赤色(マゼンタ)に見える―。そんなカラーフィルムを、静岡大工学部兼電子工学研究所の小野篤史教授(45)の研究グループが金の超微粒子を使って開発した。宇宙で使う特殊なカメラや高精細のディスプレーに必要とされるフィルターなどへの応用が期待できるという。成果をまとめた論文がこのほど、米国化学会の国際誌に掲載された。 金の粒子は古来、ステンドグラスや江戸切子などを赤くするために使われている。金は、青色以外のさまざまな色を反射するため黄金色に見えるが、粒子にして水やガラス内に分散させると、通り抜けた光が赤色に見える性質が利用されてきた。 小野教授のグループ
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ホテルコンコルド浜松 無人決済システムで売店再開
浜松市中央区のホテルコンコルド浜松の1階ロビーにこのほど、無人決済システムを導入した売店がオープンした。コロナ禍で休止していたホテル内売店を宿泊客の回復に伴い、省人化して再開した。 「TOUCH TO GO(タッチトゥゴー)」(東京都)のシステムを採用した。複数のカメラやセンサーで買い物客が手にした商品を認識し、レジに購入商品や支払い金額を自動で表示する。支払いはキャッシュレス決済のみに対応。土産品や飲料、菓子や宿泊雑貨など約100種類を販売している。営業時間は午前5時~午後11時。 県内で同社のシステムを導入するのは焼津市の商業施設「アスティ焼津」内のファミリーマートに続き2店目。
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浜松史跡巡りに幻想的演出 夜間観光想定「ビューロー」新企画
浜松・浜名湖ツーリズムビューローは6日、歴史的建造物を巡るモニターツアーを浜松市中央区の五社神社などで行った。誘致した国際会議や学会などの参加者が夜間に楽しめるよう新たに企画したツアーで、ライトアップした神社の神殿前を舞台に幻想的な舞を披露した。 観光誘客に取り組むハマナコ・ディスティネーションが、光と音楽で演出した約15分の演舞を用意した。2人のダンサーが複数の役を演じ、異界に足を踏み入れた「若い娘」が穏やかな心を取り戻す物語を表現した。 地元の旅行業者や宿泊施設などの関係者約20人が参加し、浜松城も巡った。ビューローの担当者は「浜松ならではの体験ができるユニークなメニューを用意し、国内外
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静岡人インタビュー「この人」 石に猫の絵を描く作家 渥美典久さん(浜松市天竜区)
浜松市天竜区春野町で「晴れるや工房」を営む。妻の愛子さんと、アクリル絵の具を使って丸みを帯びた石に本物そっくりな猫や、笑った表情の猫などの作品を制作する。73歳。 ―工房を始める前は。 「両親が経営していた会社を辞め、民宿を開業しようと52歳の時に西伊場町(同市中央区)から春野町に移住した。家族は大反対だったが、妻は騒音を気にせずに木を切ったり、絵を描いたりできる環境をすぐに気に入った。ただ、民宿経営はうまくいかなかった。借り入れ資金の返済に苦労していた時、地元の産業展に妻の作品を出したところ、石に描いた作品が売れた」 ―なぜ、猫を描いたのか。 「長男が小学生の時に捨て猫を拾ってきて
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「ラッパのパフェ」いかが♪ オークラアクト浜松のカフェ 楽器博物館とコラボ
オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中央区)は5月7日まで、市楽器博物館とコラボレーションした特製パフェ「響き渡るラッパのパフェ」をカフェで提供している。ラッパを模したグラスを使い、見た目で楽しめるスイーツに仕立てた。 同博物館とのコラボは初めて。同日まで開いている企画展「響き渡る 日本にやってきたラッパ展」に合わせた。 パフェは、ラッパが幕末期の黒船来航と軍楽隊によって金管楽器として日本に伝わったとされる歴史をヒントに制作した。同時期に長崎に伝来したカステラを使い、音符をかたどったラズベリーのマカロンをトッピングした。 税込み1200円。ホテル2階の「ザ・シーズンカフェ」で、ラッパ
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浜松ホトアグリ、新農場で障害者雇用拡大 働き方工夫 生産強化
浜松ホトニクスの特例子会社でベビーリーフの栽培に取り組む浜松ホトアグリ(浜松市浜名区)が新農場を同区に設け、障害者雇用の拡大と生産強化に取り組んでいる。設備や働き方を工夫し、知的のほか、身体や精神に障害がある人も働けるよう環境を整えた。 新農場の広さは約1200平方メートル。昨秋に稼働した。ビニールハウスでレタスやシュンギク、シソなどの幼葉を高床式の作業台を使って無農薬栽培する。 通路は段差がなく、作業台の間隔を空けて車いすでも作業ができるようにした。集団行動が苦手な人が1人で休憩時間を過ごせるよう事務所に個室も備えた。 栽培は浜松ホトニクスの中央研究所が開発したタブレット端末で管理し
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ガーベラの観賞いつでも 花博に合わせガラスドーム発売 浜松・カラフルスタジオ、難しい乾燥加工実現
浜松市中央区舘山寺町の手作り体験工房「ルーベラ」などを運営するカラフルスタジオ(同区)はこのほど、市特産のガーベラをドライ加工した置物「ガーベラサンドドーム」の販売を始めた。3月に市内で開幕する「浜名湖花博2024」に合わせ商品化した。 約10センチのガラスドームに近隣農家から仕入れた赤や青、紫色などのガーベラと、ガラス製のミニチュアや砂を組み合わせて手作りしている。結婚式のイメージや、人や動物などのミニチュアに合った世界観を演出した商品などを用意した。 同社によると、花びらが大きいガーベラは、自然な風合いを長期間保つドライ加工が難しいという。2年に及ぶ試行錯誤の末、乾燥方法を工夫して実
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浜松ホトニクス 10~12月期減収減益 医療用の販売減
浜松ホトニクスが8日発表した2023年10~12月期連結決算は、医療用の光関連部品の販売減などで、売上高は前年同期比3・0%減の535億1200万円、経常利益は24・9%減の117億9200万円、純利益は21・0%減の89億4500万円だった。第1四半期としては売上高は4年ぶりの減収、経常利益と純利益は3年ぶりの減益となった。 事業別売上高は光半導体が19・8%減の201億4600万円。取引先の在庫調整の影響で、エックス線CT向けシリコンフォトダイオードや歯科用センサーの販売が減少した。一方、電子管は、学術向け光電子増倍管の売り上げが増加し、3・2%増の211億1500万円。画像計測機器は
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記者コラム「清流」 付加価値向上策に注目
経営者らに新年の展望を尋ねる中で「付加価値の向上を目指す」という趣旨の言葉を頻繁に聞いた。人手不足に加え、原材料やエネルギーの高騰といった先が読みにくい環境が背景にあるからこそだと感じた。 マックスバリュ東海の作道政昭社長は、消費者の節約志向が強い中でも選ばれる商品づくりや、地域コミュニティーの場になるような店舗づくりなどを挙げた。浜松ホトニクスの丸野正社長は、高度な技術導入を通じ、今後の拡大を見込む自動運転車のセンサー需要などに備える狙いを語った。経営者は、価値創造を進め、自社を成長させる強い意思を持っている。 個々の企業が躍進すれば新たな取引が増え、新産業創出の下地にもなる。浜松地域
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ひと味違う逸品ギョーザ、消費を次々刺激 浜松、3年ぶり日本一奪還
総務省が6日発表した2023年家計調査で、世帯当たりのギョーザ購入額で3年ぶりに首位に返り咲いた浜松市。市内の専門店や小売店は人気映画とのコラボ商品や水ギョーザなど、ひと味違った逸品も開発が進み、「ギョーザの街浜松」を盛り上げている。 同市中央区の専門店「うまいもん空海」は昨年11月、竹炭を練り込んだ黒色のギョーザを発売した。浜名湖や遠州灘で撮影が行われた映画「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」と連携した冷凍品で、ゴジラの背びれを思わせる見た目に。定番品に加え、茶葉を練り込んだ品など10種類の冷凍品のほか、生や焼いたギョーザも販売する。 ドラッグストアの杏林堂薬局は昨年11月、人気の冷凍ギ
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幼児の絵、パンにしました 「ドーナッツうさぎ」「きょうりゅうのたまご」杏林堂が販売
杏林堂薬局(浜松市中央区)は1日、静岡県内の幼児が「みんなが食べたいパン」をテーマに描いた絵を基に作った4種類のパンの販売を始めた。和田店(中央区)など、パン工房ナチュールのある15店舗で2月末まで並ぶ。 商品化したのは、ふんわり生地のドーナツにチョコをトッピングした栗田あん珠ちゃん(鴨江幼稚園)の「ドーナッツうさぎパン」、抹茶チョコで模様を表現した中山力斗ちゃん(袋井あそび保育園)の「きょうりゅうのたまごパン」、イチゴを使ったビスケット生地で花をかたどった松本栞和ちゃん(さなる幼稚園)の「ピンクのチューリップパン」、クロワッサンにあんこを挟んだ古田丈一朗ちゃん(あそびこども園浜松)の「お
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ヤマハ、中国企業に意匠権侵害訴訟で勝訴
ヤマハは29日、業務用音響機器の意匠権侵害訴訟で、中国のメーカーに勝訴したと発表した。 同社は、PAアナログミキサーのデザインを中国広東省恩平市のメーカーに無断で使用されたとして2022年9月、中国の知的財産訴訟を担当する裁判所の広州知識産権法院に提訴していた。 裁判所は23年10月、ヤマハの請求を認め、メーカーに侵害品の生産販売中止のほか、賠償金14万元(約290万円)と裁判費用の一部を支払うように命じた。メーカーは控訴せず、判決が確定した。
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遠鉄高速バス 3月1日から運賃値上げ
遠州鉄道は3月1日、高速バスの運賃を値上げする。原油価格などの経費の増加や運転士不足に対応する処遇改善などが理由。 静岡県西部地域と中部国際空港を結ぶ直行バス「eーwing(イーウイング)」は、大人片道運賃を300~500円引き上げる。浜松駅から空港までの料金は現行の3200円から、3500円になる。 高速バス「eーLineR(イーライナー)」のうち、横浜線は3900円から4200円に上げる。浜松地区の各バス停から東名御殿場までの利用は2500円から、土日祝は3千円にする。 京都線と大阪線は、利用日によって5段階で変動する料金を9段階に細分化し、それぞれ最大料金を300円上げる。また、
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構造的課題に挑戦を 21世紀倶楽部 浜松で例会 日銀支店長が講演
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の1月例会セミナーが23日、浜松市中央区のプレスタワーで開かれ、日銀静岡支店の水野裕央支店長(51)が人手不足や低賃金など県内経済を取り巻く課題を示し、「バブル崩壊後、日本が長く抱える構造的な課題解決への挑戦が重要になる」と述べた。 持続的な賃金上昇や成長と分配の好循環を実現するには「企業の稼ぐ力の強化と、物価と賃金がともに上昇する構造への変革が必要だ」と指摘した。デジタル関連や脱炭素などの成長が期待できる事業分野の開拓による付加価値向上と、省力化などによる労働投入量の縮小を図り、労働生産性を高める必要性を説明。「特に人材育成が重要になる。産官学金が一体と
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浜名湖パルパルと「ラブライブ!」 コラボ企画、園内でグッズ販売や特典 2月からレジャフェス
浜松市中央区の遊園地「浜名湖パルパル」は2月1日から、アニメ「ラブライブ!虹ケ咲学園スクールアイドル同好会」と連携した周遊イベント「レジャフェス」に参加する。アニメに登場するキャラクターのグッズ販売などを園内で展開する。3月18日まで。 全国10カ所のレジャー施設で展開するイベントで、中部地方では同園のみが参加し、アクリルスタンド、キーホルダーなどのオリジナルグッズを販売する。登場キャラクターのパネルを園内に設置するほか、レストランやグッズ販売で一定金額以上の購入者に特典を用意する。 期間中に休園日がある。レジャフェスは、レジャー施設向けサービスを手がけるオリグレスパークス(東京都)の
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マックスバリュ東海社長/作道政昭氏 生産性高め満足度向上【変革力 新年トップインタビュー⑩完】
―2024年の消費動向の見通しは。 「23年はインフレが進み、消費者の節約志向が強まった。24年は商品の値上げ幅は抑制され、大きくは上がらないだろうとみている。(食品スーパーを中心とした小売りは)客数の増加や、商品の回転数を上げる施策に力を入れることになり、競争は激しくなる。イベントなどの手法を考えながら商品戦略を展開していく。物流や賃上げの課題もあるが、生産性を向上させる取り組みも重要なテーマになる」 ―出店戦略は。 「23年は移動スーパーや無人店舗、配達のウーバー、eコマースの強化を通じて、お客さまとの接点を増やした1年だった。実店舗は集中出店エリアを構築し、住宅街の間などに小
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浜松ホトニクス社長/丸野正氏 光技術で新しい産業を【変革力 新年トップインタビュー⑥】
―2024年の経営環境をどう見通すか。 「厳しい状況が続くと思っている。23年9月期は増収増益だったが、当初はもっと成長できると予測していた。中国市場の低迷に加え、インフレの影響で欧米の医療CT用センサーの受注が滞った。メモリー市況の回復も24年後半からと言われる。一方、電気自動車(EV)の普及で、バッテリー検査に使われるマイクロフォーカスエックス線源が製造が追いつかないほど伸びた。ただ、中国のEV市場も陰りがある」 ―経営の重点戦略は。 「少量多品種で高付加価値の製品を短期で納めるサイクルを強化する。付加価値向上へ、光検出器と回路を一体化して小型のワンチップにする技術を導入する。当社
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静岡人インタビュー「この人」 生成AIで舘山寺温泉観光協会の情報発信支援に取り組む 伊藤咲耶さん(浜松市中央区)
静岡大情報学部の4年生で杉山岳弘教授の研究室に所属。静大と県立大の共同研究グループが手がける生成AI(人工知能)の技術を活用し、SNSの知識がなくても手軽に投稿できる仕組みづくりを進める。長野市出身。22歳。 ―観光協会の支援を始めた理由は。 「著しく発展している生成AIを観光分野に役立てたいと研究の一環として舘山寺温泉観光協会を訪ねたところ、SNSを利用した情報発信に課題があることが分かった。担当者が定期的に観光情報を書いていたブログを活用できそうと考えた」 ―支援内容は。 「ブログの記事を基にX(旧ツイッター)、インスタグラム、フェイスブックに投稿する内容を一斉にAIで生成するウ
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静岡県西部 中小DI改善 10~12月期、二輪など回復
しんきん経済研究所(浜松市中央区)がこのほど発表した県西部中小企業の2023年10~12月期の全産業の業況判断指数(DI)はマイナス3・3で、前回調査(同7~9月)と比べて3・5ポイント改善した。半導体不足の解消や、人流増加による需要増などを追い風に3四半期連続で改善した。 23年12月1~8日に調査し、629社が回答した(回答率95・5%)。 製造業の業況DIはマイナス6・6で、1・6ポイント改善した。二輪が、海外向け大型バイク販売の好調や受注増で大幅に改善した。自動車は横ばい。楽器は中国市場の低迷などの影響で悪化した。 非製造業は卸売りが13・1ポイント改善の1・3。取引の増加に伴
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都市伝説「きさらぎ駅」切符、1月8日に500セット限定販売 遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市中区)は1月8日限定で、さぎの宮駅がモチーフになったとされる都市伝説「きさらぎ駅」にちなんだ切符を販売する。 新浜松駅からさぎの宮駅までの切符(当日のみ利用可)と、「きさらぎゆき」と記載したレプリカ切符のセットで税込み500円。新浜松駅で500セットを限定販売する。さぎの宮駅では駅名看板の一部を「きさらぎ」と表示する。 また、同日から31日までの期間限定で、ジェイアール東日本企画が展開するデジタル駅スタンプアプリ「エキタグ」で「きさらぎ駅」のスタンプが取得できるコーナーをさぎの宮駅に設ける。 きさらぎ駅は2004年1月8日から9日にかけてインターネット掲示板に投稿された
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SNS投稿、ブログから自動生成 舘山寺の魅力発信 静大、県大グループがアプリ開発
静岡大と県立大の共同研究グループは、舘山寺温泉観光協会(浜松市西区)の情報発信を支援しようと、ブログの記事から、SNSのX(旧ツイッター)、インスタグラム、フェイスブックに投稿する内容を生成AI(人工知能)で一斉につくるウェブアプリを開発した。アプリ改善のための試験運用を10月にスタート。企画・設計担当の静大情報学部4年の伊藤咲耶さん(22)は「舘山寺の魅力を手軽に投稿できる環境を整えたい」と話す。 ブログ向けに書いた観光情報をアプリに入力すると、数分で各SNSの発信に合った文字数に変換する仕組み。「家族向け」「シニア向け」「一人旅向け」などに文章表現を設定できるほか、絵文字やハッシュタグ
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天竜ヒノキの樹皮で染めたデニム 遠鉄百貨店で受注会 24日まで
遠鉄百貨店(浜松市中区)は24日まで、天竜ヒノキを活用したデニムの受注会を開いている。国産ジーンズを手がけるジャパンブルー(岡山県)が、ホワイトデニムを淡いピンクベージュ色に仕上げた。 ヒノキの製材過程で出る樹皮から染料を抽出し、しなやかで光沢があるデニムを染めた。樹皮は天竜区の製材会社フジイチが提供した。 天竜ヒノキとデニムの連携商品を企画した同百貨店バイヤーの岩倉有輝さんは「浜松ならではのデニムが実現できた。ぜひ手に取ってほしい」と話した。価格は税込み2万9700円。40本以上の販売を目指す。
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記者コラム「清流」 光技術の発展に期待
数学、物理、天文学を融合して研究する東京大カブリ数物連携宇宙研究機構の村山斉特別教授の講演で、宇宙の謎について興味をかき立てられた。宇宙の27%を占めるのに直接観測はされていないダークマター(暗黒物質)とは何か。宇宙を膨張させるダークエネルギーとは―。初めて聞く人にも分かりやすい解説で、引きつけられた。 講演は浜松ホトニクスが光技術の可能性を紹介した総合展示会で行われた。光技術と言ってもピンとこない人も多いかもしれないが、カメラやスマートフォンなど、身近でも数多く応用され、科学の謎に迫るのにも欠かせない技術だ。 今年は大学や浜ホトが浜松地域を光の先端都市にしようと宣言して10年目を迎え、
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静岡農産物を県内で製菓材料に 調達~加工の浜松・平出章商店 「地元の生産者、菓子店つなぐ」
製菓材料卸の平出章商店(浜松市東区)は、地元の農産物生産者と和洋菓子店をつなぐプロジェクトに力を入れている。農産物の調達から加工までをワンストップで請け負い、製菓材料にする事業。捨てられるレモンの皮などの未利用品も活用し、食品ロス削減や生産者の所得向上につながっているとして12月に環境省主催の表彰で特別賞を受けた。 プロジェクトは地元の農産物を使い、付加価値を高めたい菓子店に材料を提供しようと、2016年に始めた。これまでに浜松産のレモンや小玉ミカン、県産イチゴの紅ほっぺを半液体状にしたピューレなど約10の材料を自社商品化した。ケーキやパンなどに利用され、取引先は延べ100件以上という。
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EV⇔オフィス 電力活用 浜松のエネジン、V2Hモデル提案
LPガス販売のエネジン(浜松市中区)は、電気自動車(EV)をオフィスなどの電力システムにつなぐV2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)システムの新たな利用モデルを提案し、普及に力を入れる。同区の本社にV2Hと太陽光発電を導入し、12月から稼働を始めた。 非常時は従業員のEVから電力を確保できるようにし、平時はV2Hを通じてEVを無料充電できる社内制度を整えた。自社での活用実績を踏まえ、エネルギーの効率的な利用や事業継続計画(BCP)のモデルとして、中小企業のオフィス向けに年間10セットの販売を目指す。 導入したシステムは、満充電(バッテリー残量50キロワット時)のEV1台で照明やパソコンなど計
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紹介力活用、地元と協業 開業35年 後藤毅彦・遠鉄百貨店社長【聞きたい】
開業35周年を迎えた百貨店のトップに就いて半年。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴って業績が回復する一方、人手不足などの課題に直面する中、地元商品の紹介、「まちなか」との協業など地域色を生かした経営戦略を練る。 ―足元の経営状況は。 「紳士服や婦人服、化粧品などの外出関連が好調で前年より収益は回復したがコロナ前の2019年と比べると不十分。9月以降は買い物以外の外出傾向が強くなり、厳しい状況と実感している。品質の高い商品を求める客層と節約層の二極化が進み、日常的に来店する層が少し細くなった」 ―店舗づくりの方策は。 「地元商品の紹介に力を入れ、成果が出始めている。2月にえんてつ
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脱炭素テーマに「究極のソース」 鳥居食品、CO2排出66%減 価格は3倍に
鳥居食品(浜松市中区)は、毎年テーマを変えて取り組む限定商品「究極のソース」づくりの企画で、今年は二酸化炭素(CO2)排出量の削減に挑戦したソースを開発した。カーボンニュートラル(CN)をテーマに、原材料や製造工程を見直し、従来比で約66%減らした。11月28日に発売する。 冷凍保管した原材料の野菜を煮込む行程を酢漬け作業に置き換え、電気とガスの使用量を削減した。鹿児島県種子島産のサトウキビから、浜松市中区のマイノーブルシュガー(佐藤みゆき代表)が市内で栽培・製造したサトウキビシロップに変更したほか、メキシコ産の食塩を掛川市産に変えるなどして輸送時のCO2排出量を低減した。 従来は1本2
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プラタナスの木にイルミネーション JR浜松駅前の冬彩る
浜松市中区のJR浜松駅前のプラタナスの木が18日、イルミネーションで飾り付けられた。浜松ターミナル開発、ビックカメラ、遠鉄グループなどでつくる実行委が駅前の活性化に向けて初めて企画し、点灯式を行った。 3社の関係者や通行人らのカウントダウンのかけ声に合わせ、高さ約20メートルの木2本を彩る約1万8千個のLED電球をともした。浜松ライオネット児童合唱団がクリスマスにちなんだ合唱を披露して、にぎやかな雰囲気を演出した。 来年2月14日まで、毎日午後5時から同11時まで点灯する。
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宇宙テーマ 研究解説 浜ホトフェア 2日目 東大特別教授ら講演
浜松ホトニクスが浜松市中区のアクトシティ浜松で開いている総合展示会「フォトンフェア2023」は2日目の17日、東京大カブリ数物連携宇宙研究機構の村山斉特別教授と、宇宙飛行士の野口聡一さんが「ダークマター(暗黒物質)」、月面開発など宇宙を題材にそれぞれ特別講演した。 村山特別教授は、正体が分かっていないダークマターの研究を紹介した。解明できれば、誕生直後の宇宙の姿が分かることや、加速器でダークマターをつくる研究を解説。「ダークマターに合えれば宇宙がどう始まり、なぜわれわれが存在できるかに迫ることができる」と語った。浜ホトのセンサーが使われる「すばる望遠鏡」で、解明に向けて進むスミレプロジェク
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「光技術で未知未踏を開拓」 浜ホト社長が講演 フォトンフェア開幕
浜松市中区のアクトシティ浜松で16日開幕した浜松ホトニクスの最新技術を集めた総合展示会「フォトンフェア2023」で、丸野正社長が「光技術による社会貢献と高付加価値化への挑戦」と題して基調講演を行い、「光技術で未知未踏を開拓し、人類に役立つ産業をつくりだしていく」と強調した。 技術開発を通じて科学や医療の発展に貢献してきた自社の歴史を語った。光センサーの光電子増倍管が素粒子ニュートリノの発見に寄与したことや、光検出器がヒッグス粒子の発見を支えた実績を紹介した。 1980年代から研究する陽電子放射断層撮影装置(PET)の成果も解説し、自社開発のPET用薬剤で、将来的に病気の前兆を可視化できる
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光の最新技術紹介 浜松ホトニクス 16日から「フォトンフェア」
浜松ホトニクスの最新技術を集めた5年に1度の総合展示会「フォトンフェア2023」の開幕を前に15日、会場の浜松市中区のアクトシティ浜松で内覧会と記念式典が行われ、同社役員がテープカットを行った。丸野正社長は「光技術の底力や可能性を堪能し、楽しんでほしい」と述べた。 16日から、「くらし」「健康」「脳」など6分野別に約400点の製品展示や講演会を通じて光技術の可能性を展望する。 「量子」のブースでは、量子コンピューターや量子ネットワークに役立つ、超電導技術を利用した光検出器などが並んだ。 「宇宙」では、地中海の水深約3千メートルに設置され、宇宙線を観測する検出ユニットなどを展示。レーザー
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浜松ホトニクスが中期計画 設備投資、3年で891億円
浜松ホトニクスは13日までに、2026年9月期までの3年間で設備投資に891億円、研究開発に459億円を投資し、製品の高付加価値化や少量多品種の生産態勢強化を進めることなどを盛り込んだ中期計画をまとめた。 最終年度の連結売上高目標は2552億円(23年9月期は2214億4500万円)、本業のもうけを示す営業利益は613億円(同566億7600万円)とした。 自動運転車に使う次世代センサー「LiDAR(ライダー)」向けは、26年以降の本格的な普及開始を見据えて製品機能の高度化を図る。産業分野の半導体製造装置関連や、電気自動車(EV)の普及で需要が急拡大しているバッテリー検査向けは、工場の新
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設備投資 3年で891億円 浜松ホトニクスが中期計画
浜松ホトニクスは13日までに、2026年9月期までの3年間で設備投資に891億円、研究開発に459億円を投資し、製品の高付加価値化や少量多品種の生産態勢強化を進めることなどを盛り込んだ中期計画をまとめた。 最終年度の連結売上高目標は2552億円(23年9月期は2214億4500万円)、本業のもうけを示す営業利益は613億円(同566億7600万円)とした。 自動運転車に使う次世代センサー「LiDAR(ライダー)」向けは、26年以降の本格的な普及開始を見据えて製品機能の高度化を図る。産業分野の半導体製造装置関連や、電気自動車(EV)の普及で需要が急拡大しているバッテリー検査向けは、工場の新棟建
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浜松ホトニクス 売上高最高 9月期、経常利益も
浜松ホトニクスが10日発表した2023年9月期連結決算は産業分野の需要が伸び、売上高が前期比6・1%増の2214億4500万円、経常利益は0・9%増の594億1500万円、純利益は3・7%増の428億2500万円と、いずれも過去最高を更新した。 事業別売上高は、光半導体事業でエックス線CT向けが伸びたほか、欧州合同原子核研究所(CERN)に本格供給を始めたフォトダイオードアレイなどの売り上げが増加し、1・7%増の971億8900万円。電子管事業はバッテリーや電子部品の検査に使われるマイクフォーカスエックス線源などがアジアを中心に増加して6・6%増の862億4200万円だった。画像計測機器事
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「そよら浜松西伊場」グランドオープン 早朝から列 イオンリテールSC
浜松市中区のJR東海浜松工場近くに28日、イオンリテール(千葉市)のショッピングセンター「そよら浜松西伊場」が本格開業した。早朝から多くの客が詰めかけて列をつくり、開店とともに買い物を楽しんだ。 式典で同社の井出武美社長は「地域の憩いの場になる施設にしたい」と述べ、関係者がテープカットをして祝った。同社によると、午前9時の開店前に各店に計約千人が並んだ。総合スーパーのイオンスタイルに、一番乗りの同6時過ぎから開店を待った中区の男性会社員(39)は「日常的な買い物で必要な施設がそろい、生活が便利になりそう」と期待した。 「そよら」はイオンリテールが都市生活圏向けに展開するショッピングセンタ
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浜松城の変遷たどる 21世紀倶楽部 10月例会 市の太田専門監解説
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の10月例会セミナーが26日、浜松市中区のプレスタワーで開かれ、市文化財課の太田好治専門監が「家康公ゆかりの浜松市の歴史遺産」と題して講演した。市博物館の元学芸員で館長を務めた経験もある太田専門監は、浜松城がたどった歴史を解説した。 前身の引間城を含めて約400年の歴史がある浜松城は、徳川家康によって初めて戦国大名の本拠地になったと紹介した。天守閣は豊臣秀吉が天下を取り、家康が関東に去った後に堀尾吉晴によって建てられた経緯を説明。徳川幕府体制を確立した後に秀吉色の一掃が図られ、「江戸時代のかなり早い段階で天守閣はなくなったと推察される」と指摘した。 堀尾
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浜松のマンションでJ―クレジット創出 一条工務店とサーラエナジー
住宅メーカーの一条工務店(東京都)と都市ガス販売のサーラエナジー(愛知県豊橋市)は20日までに、浜松市中区に建設中の分譲マンションに家庭用燃料電池エネファームを全戸設置し、温室効果ガス削減量に応じて国が認証する「J―クレジット」の創出に取り組むと発表した。 発電出力50~700ワットのエネファームを全92戸に設ける。エネファームが発電した電力の余剰分や、創出したJ-クレジットはサーラエナジーが引き取り、サーラカードのポイントなどとして入居者に還元する。 屋上には太陽光パネルを設置し、マンション共用部の空調やエレベーターなどの電力をまかなう。不足分は二酸化炭素フリー電力を利用する。 マン
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静大・浜医大再編 静大学長、合意書「白紙」視野 静大浜松は反対表明
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、静岡大浜松キャンパスの学部長ら4人が16日、浜松市中区の両大統合準備室で記者会見を開き、両大で締結した「1法人2大学案」の合意書について、静大の日詰一幸学長が「白紙撤回」を視野に議論を進めていると指摘した。川田善正理事・副学長は「学内議論が一方的に進み、数の論理で(浜松側の)熱意が封殺されている」と述べ、白紙撤回に断固反対し、合意書に基づく統合・再編の実現を求めた。 ほかに福田充宏工学部長、笹原恵情報学部長、木村雅和電子工学研究所長が出席した。4人によると、4日に開かれた部局長級の学内会合で、日詰学長が「1大学2校案」を静大の正式案とし、浜
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中国・蘇州で農業事業 クレステック子会社 休耕地使い無農薬野菜
クレステックの中国現地法人が今夏、同国蘇州市から約1万3千平方メートルの休耕地を借り、野菜の無農薬栽培を始めた。食の安全性に関心の高い上海など都市部の個人や日系企業などと直接契約して野菜を定期販売するCSA(地域支援型農業)事業への発展を見据える。 蘇州市は工業化が進む一方、郊外の農村は過疎化が深刻で地元政府が開発を始めた。クレステックは現地の50社以上が加わる開発プロジェクトに外資系として唯一参加し、7月からチンゲンサイやハクサイ、ブロッコリーなどの栽培を始めた。農作業は新たに雇用した地元住民が行い、工場で働く従業員も週末を中心に携わっている。 現地は、取引先の社会貢献活動に強い関心を
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静岡県と韓国・忠清南道 友好協定10周年 豊富に残る「百済」の遺産
韓国中部の忠清南道と静岡県は今年、友好協定締結10周年を迎えた。忠清南道は660年に滅んだ古代国家「百済」の歴史遺産が豊富に残る。道内の公州市と扶余郡で9月23日に始まった歴史文化祭「大百済典」に合わせ、駐横浜韓国総領事館の招きで現地の歴史遺産や観光スポットを巡った。 (浜松総局・白本俊樹) 巡って実感 日本とのつながり 仁川国際空港から車で朝鮮半島を南に約2時間。公州市中心部の錦江新官公園には、大百済典の開幕式を見ようと数万人の来場者が詰めかけた。 大百済典は毎年10月に開いている百済文化祭を大規模化した10年に1度の祭典。百済文化の発信を目的に10月9日まで開催し、海外から2
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浜松、湖西にイオン 続々オープン 小売り競争激化へ 顧客囲い込み狙う
小売り大手のイオングループが県西部の浜松、湖西市に相次いでショッピングセンター(SC)を出店している。4月に湖西市に「イオンタウン湖西新居」を開業。浜松市内には10月28日に「そよら浜松西伊場」をオープンし、周辺の大通り沿い約5キロの間には「イオンモール浜松志都呂」「イオン浜松西」と三つのSCが集中することに。同市南区にも来春、「イオンタウン浜松新橋」を開業予定で、出店攻勢を図る。特にコストコや地場のドラッグストアがひしめく浜松市内は競争激化が必至とみられ、イオンの顧客囲い込み戦略の行方に業界の視線が集まる。 そよら浜松西伊場はイオングループが「都市型」と位置付けるSC。短時間で買い物が
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記者コラム「清流」 斬新な発想 感心と自省
「人手不足に悩む建築現場の職人を助けたい」「農業を支えたい」「最高のトイレ環境を提供したい」。いずれも、高校生や専門学生が提案した社会課題の解決に役立つロボットのアイデアだ。 ロボットアイデア甲子園の県西部地区大会には、ユニークな案が出そろった。職人の動きをまねる手を持ったロボットや、さまざまな種類の畑に対応できる収穫ロボット、トイレの汚れや害虫を感知すると自動で清掃するロボットなど、斬新な発想に感心するとともに自省した。 新しいことをする際や人の挑戦を見聞きする時、思わず「できない理由」を考えてしまっていたようだ。アイデアをどう実現させるか、堂々と答える発表者に気付かされた。将来、ぜひ
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川勝知事が訪韓 友好10周年、忠清南道知事と面会 交流深化へ共同宣言
川勝平太知事は23日、静岡県との友好協定締結10周年を迎えた韓国中部の忠清南道を5年ぶりに訪れて金泰欽知事と面会し、交流深化に向けた共同宣言に調印した。両県道のさらなる友好関係の構築に努め、互いの地域の魅力や文化を積極発信して人的往来を促進することを確認した。 式典で川勝知事は10年の節目を迎えた喜びを伝え、「竹は節を作りながら大きくなる。竹が天に向かって伸びるように友好関係を築いていきたい」と述べた。金知事は「ともに足並みをそろえながら両県道が発展するように前に進みたい」と強調した。 記念品の交換では、川勝知事が組子細工で富士山を描いた佐次本木工(掛川市)の額を贈り、忠清南道からは、百
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二輪型新モビリティ開発へ スズキとパナサイクルテック
スズキは15日、自転車製造販売のパナソニックサイクルテック(大阪府)と、電動アシスト自転車の駆動ユニットを活用した新しいモビリティの共同開発に合意したと発表した。スズキの二輪車開発技術とパナの電動自転車用装置を組み合わせ、小型で近距離移動に適した新たな二輪型の乗り物などを検討する。 駆動ユニットは、自転車のペダルに加わる力に応じて動力を発生させる装置。パナの小型で軽量なユニットとリチウムイオンバッテリーを活用する。スズキが企画や実験を担当し、パナは試作や駆動ユニットの供給などを担う。スズキはパナと1999年にOEM(相手先ブランドによる供給)契約を結び、電動アシスト自転車を販売している。
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静岡人インタビュー「この人」 定年後に起業、子ども向けワークショップを企画・運営する 深沢康伸さん(浜松市中区)
メルセデス・ベンツ日本を定年退職後、スタートアップスクールや大学に通い、一般社団法人SoZone(ソーゾーン)を2022年に設立した。代表理事を務める。静岡市葵区出身。63歳。 -ワークショップ(WS)の企画・運営を事業にした理由は。 「北米やドイツなどの海外勤務で経験したディベートが根底にある。当初はなかなか意見を通すことができず苦戦した。社内や販売店を対象にした社員教育を長く担当する中で、人に伝えることの難しさや喜びを感じた。子どもたちにSDGs(持続可能な開発目標)をはじめとしたグローバルな意識を持ってほしいと始めた」 -WSの良さは。 「新しいものをつくる想像力を育める。意見
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全国のクラフトビール 150種集結! 9月10日、浜松でフェス
全国各地のクラフトビールを楽しめる「浜松クラフトビールフェス」が10日午前11時から午後7時まで、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれる。規模縮小して開催した昨年のほぼ倍となる19のブルワリーが、計約150種のビールを用意する。フードは12店舗が出店し、2万人の集客を目指す。 浜松まちなかにぎわい協議会、丸八不動産、間渕商店などでつくる実行委の主催。静岡県内9カ所に加え、宮城、沖縄県など各地のブルワリーが集結する。今回から使い捨てカップの使用をやめ、来場者は税込み200円、容量295ミリリットルのカップの購入が必要。ビールの販売価格は各店で異なり1杯500円前後から。 フードは
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中性子センサー開発 建造物内部の劣化を検査 静大情報学部・増沢講師
静岡大情報学部の増沢智昭講師(40)の研究室は、エックス線では調べにくい橋やトンネルのコンクリート内部といった建造物の劣化を検査できる「中性子イメージセンサー」の開発を進めている。7月に浜松市で最終選考会が開催されたビジネスプランコンテストで最優秀賞に選ばれた。事業化して研究を加速させ、5年後の実用化を目指す。 中性子はエックス線に比べて金属を透過しやすく、水などの水素が含まれる物質は透過しにくいため、建造物の内部を詳しく調べることができる。一方で、持ち運び可能な検査装置の実現には、エネルギーの小さい中性子を検出する高感度センサーが必要だった。 増沢講師は人工ダイヤモンドの半導体を使っ
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バルーンで“未来”表現 遠鉄百貨店の連絡路飾り付け 浜松学芸高生とYOHEIさん
遠鉄百貨店(浜松市中区)は24日まで、浜松学芸高芸術科1、2年生有志21人と西区在住のバルーンアーティストYOHEI(ヨウヘイ)さんが手がけた作品を展示している。「未来につなぐ」をテーマに本館と新館をつなぐ3階の連絡通路をバルーンを中心に華やかに飾り付けた。 開店35周年記念の特別企画。多彩なバルーン約200個やデジタルアートなどで構成し、「ひらけ! ミライBOX」と名付けた。 最も目を引くBOXは高さ2メートル10センチ、幅2メートル70センチで、飛び出す虹を表現したバルーンを中央に配置した。内側は作品の世界をいくつも映し出す三面鏡に仕立てて「永遠に続く未来」を表した。外側は同校2年の
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そよら浜松西伊場、10月28日開業 スタバやユニクロなど10店 イオンリテール
イオングループのイオンリテール(千葉市)は1日、浜松市中区西伊場町の日本たばこ産業(JT)浜松工場跡地に建設中のショッピングセンター(SC)「そよら浜松西伊場」を10月28日にオープンすると発表した。総合スーパーのイオンスタイルを核店舗に、ユニクロ、スターバックスなど専門店10店が入る。 専門店はほかに眼鏡のジンズ、ダイソーなどがオープンし、今冬にファストフードの「バーガーキング」、子ども向け遊戯施設「ちきゅうのにわ ぽっぷ」が開店予定。来春にはホームセンターのコーナンがオープンする。 イオンスタイル浜松西伊場は、30~40代向けを中心に食品や健康・医療用品を充実させる。地元の野菜や水産
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ヤマハ 横浜に体験型拠点 来春オープン 楽器売り場、音楽教室集約
ヤマハは29日、横浜市のみなとみらい地区に建設中の大型複合施設「横浜シンフォステージ」のウエストタワー1~3階に、同社のブランドショップを2024年春にオープンすると発表した。楽器売り場や音楽教室、ショールームなどを集約し、音楽や楽器を楽しめる体験型拠点にする。 延べ床面積は計約2600平方メートル。1階に大型ビジョンやピアノのショールームを設け、2階は気軽に楽器を試すことができる売り場や、横浜エリア最大級の品ぞろえになる楽譜や書籍の売り場を開設する。ミニステージを併設したカフェも備える。3階は大人向け音楽教室を展開する。 オープンに伴って、横浜市と東京都中野区に展開する店舗や音楽教室な
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浜名湖パルパル 9月に期間限定で入園無料
浜松市西区の遊園地「浜名湖パルパル」は9月4日から、平日の入園料と駐車場料金を無料にするキャンペーンを行う。対象は休園日を除く29日までの10日間。 6~7月に行った平日キャンペーンの第2弾。通常は1台千円の駐車場料金と、大人1200円、小学生800円、幼児700円の入園料を無料にする。9月5~7、12、14、20、21、26、28の各日は休園。問い合わせは同園<電053(487)2121>へ。
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「地域農業、皆で支える」東大大学院の教授と浜松トークイベント
浜松市浜北区のNPO法人スマイルベリーはこのほど、東大大学院の鈴木宣弘教授(農業経済学)を講師に招いたトークイベントを中区のレストラン「ジ・オリエンタルテラス」で開いた。「どうする浜松 飢えるか? 植えるか?」と題して、食料自給率が低い国内の農業が抱える問題について理解を深めた。 講演した鈴木教授は、ロシアによるウクライナ侵攻で食料の輸出規制を行う国が増え、世界の食料需給の逼迫(ひっぱく)が進んでいる状況を解説した。国内では畜産用飼料や農業用化学肥料が高騰している影響を挙げ、「日本の農業は行き詰まってきている」と危機感を強調した。その上で日本の農業政策の疑問点を次々と指摘し、「地域の農業を
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「アサリ保護 理解を」 一般の採捕規則変更で浜名漁協
浜名湖のアサリ保護のため、一般人がアサリを採る際の規則を変更した浜名漁協(浜松市西区)は8日、渥美敏組合長が同漁協で記者会見し、「産卵期に親貝をいかに残しておくかが大事。資源を保護するために理解してほしい」と協力を呼びかけた。 採捕期間を新たに設けて3月から8月末までとし、産卵期を含む9月~2月末までの採捕を禁止した。採捕量の上限を1人1日2キロから1キロに変更した。 渥美組合長は一般の採捕を全面禁止にしなかったことについて「春から夏には、湖に少しでも親しんでもらいたい」と説明した。 昨年は10月から1カ月間行った漁業者の禁漁を、ことしは9月から1カ月間行うことも発表した。県の研究機関
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浜松医科大と杏林堂薬局が協定 災害時に物資優先供給
浜松医科大(浜松市東区)と杏林堂薬局(中区)はこのほど、災害時の物資調達に関する協定を結んだ。災害発生時に杏林堂薬局が食料品や飲料水などを患者や医療従事者、学生らに優先的に供給し、医療活動を支援する。 付属病院が県の災害拠点病院に指定されている大学側からの協力要請に杏林堂薬局が応じた。同大で開かれた調印式では、今野弘之学長と小河路直孝社長が合意書を交わした。今野学長は「不測の事態に向け、さらなる備えが必要だった。大変心強い」と話し、小河路社長は「何かあったときに頼りにされることがわれわれの役割」と強調した。
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浜松ホトニクス豊岡製作所 新棟完成式 社長「受注に対応」
浜松ホトニクスは4日、磐田市下神増の豊岡製作所に建設した新棟の完成式を行い、晝馬明会長と丸野正社長らが新設備を確認した。丸野社長は「製造ラインを再配置して、応えられていない受注に対応していく」と語った。 新棟は、印刷や滅菌向けで今後の需要拡大を見込む電子線照射源などの生産機能を移設する。既存棟のスペースを利用し、リチウムイオンバッテリーの検査向けで好調なマイクロフォーカスエックス線源(MFX)などの生産能力を倍増する。8月下旬から稼働する。 新棟の延べ床面積は同社工場棟で最大の約2万4000平方メートル。4分の1は空きスペースとし、将来の需要拡大に備える。当初は新棟の敷地に2棟を順次建て
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たれぱんだやリラックマ 400キャラが集結 遠鉄百貨店で展覧会
「たれぱんだ」「リラックマ」「すみっコぐらし」などのキャラクターを生み出してきたサンエックス(東京都)のイベント「うちのコたちの大展覧会」が2日、浜松市中区の遠鉄百貨店本館8階で始まった。約400種のキャラクターのぬいぐるみや原画、立体作品が集った。15日まで。 創業90周年を迎えたことを機に、昨年から全国各地で順次開いている展覧会で、東海地区では初開催。キャラクター絵本の原画や絵コンテ、資料のほか、試作段階のぬいぐるみなどを多数展示した。 1998年登場の「たれぱんだ」は、新人デザイナーが疲れ果てて描いた案を採用した経緯など、パネルで各キャラクターの誕生秘話を紹介している。「たれぱんだ
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浜松・舘山寺温泉「ホテル九重」 建物解体終える 跡地利用は未定
浜松市西区の舘山寺温泉を象徴する旅館として親しまれ、2021年10月に営業を終了した「ホテル九重」の建物部分の解体工事がおおむね終わった。所有する遠州鉄道(同市中区)によると、当初は今夏をめどに解体作業を進めていたが、完了は秋以降にずれ込む見通しという。新型コロナウイルスの行動制限が緩和され、観光客の客足が回復しつつある中、浜名湖畔の一等地に約1万7千平方メートルの広大な敷地があらわになり、「まだ何も決まっていない」(同社)という跡地利用策の行方を地元関係者たちが固唾(かたず)をのんで見守っている。 ホテル九重は1987年に開業した。10階建てで総工費は約100億円。コロナ禍で2020年4
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頻発する出力制御 再エネ活用 蓄電不可欠【西部記者コラム 風紋】
静岡県内でも電力を蓄える「蓄電所」ビジネスが始まる。サーラコーポレーションが7月、浜松市東区に蓄電所を整備して送電線とつなぐ「系統用蓄電池事業」に参入すると発表した。太陽光などの再生可能エネルギーが余った際に充電し、必要に応じて放電する県内初となる事業。今後、県内で同様の事業が相次ぐか、動向に注目したい。 充放電の切り替えが比較的容易にできる蓄電所は、電力の需給調整としての役割が期待されている。電力は常に需要と供給を一致させる必要があり、電力会社は火力発電などで受給を調整しているものの、再エネの普及で調整しきれない事態が頻発しているからだ。実際、中部エリアでは供給量が過剰になるとして、太陽
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100年ぶり規約改正 初の女性団員を歓迎 浜松・東区笠井町の若連「精華団」
浜松市東区笠井町の若連「精華団」は23日、発足以来約100年ぶりに団の規約を大幅に改正し、初の女性団員を4人迎えた。現代に合った持続可能な組織にしようと、男性限定や強制加入などの定めを撤廃した。町内で行った会所開きで新規約の施行を祝った。 新型コロナウイルスの影響で活動が制限され、団の意義を見つめ直したことがきっかけになった。金庫に長く保管されていた1915(大正4)年発足当時の規約には、男性限定のほか、入団金の徴収などの記載が残っていた。団役員の社長を務める石川高雄さん(42)を中心に改正案を検討し、6月の総会で承認を得た。団の目的として、住民が安心して安全に祭りを楽しむ機会をつくること
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⚾中学野球・浜松選抜「全力で戦う」 沖縄石垣島遠征へ結団式
第33回浜松市中学野球強化事業(浜松選抜選手団、NPO法人静岡ジュニアスポーツアカデミー主催、静岡新聞社・静岡放送後援)に参加する選抜チームは15日夜、沖縄県石垣島への遠征試合に向けた結団式を中区のUホールで開いた。セレクションに参加した中学野球部の3年生約160人から選ばれた40人が「全力野球で戦う」と誓った。 40人は2チームに分かれ、8月14日から4泊5日の日程で石垣島を訪れて現地の中学生と計8試合を戦う。2チームそれぞれの主将が意気込みを語った。浜名中の甲斐竜空珀(りくは)さんは「最高の夏にしたい」と声に力を込め、中郡中の高橋秀太さんは「全員の力で戦い抜く」と宣言した。 選抜チー
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家康ゆかりの土産品第2弾 コーラセット、源氏パイ 私鉄3社が共同開発
遠州鉄道(浜松市中区)と静岡鉄道(静岡市葵区)、名古屋鉄道(名古屋市)はこのほど、土産品として「徳川家康公ゆかりのご当地コーラセット」「葵の源氏パイ」を発売した。家康ゆかりの地に路線を持つ私鉄3社が共同開発した。 昨年11月に発売した「出世重ね餅(もち)」「きなこ煎餅(せんべい)」に続く連携企画の第2弾。コーラセットは、各地で販売している「うなぎコーラ」「みかんコーラ」「味噌(みそ)コーラ」を3本セットにした。税込み1200円。木村飲料(島田市)が製造を手がける。 葵の源氏パイは、源氏パイで葵紋を描いた限定デザインのパッケージを採用した。塩キャラメル味など3種計21枚入りで同864円。三
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デンマーク企業買収 浜松ホトニクス、再申請へ 社長が方針
浜松ホトニクスの丸野正社長は30日、デンマークのレーザー装置メーカーNKTフォトニクスの株式取得申請を同国政府が安全保障を理由に却下したことに対し、再申請に向けて準備を進めていると明らかにした。本社工場(浜松市東区)で開いた新棟建設の地鎮祭後に取材に応じた。 再申請の時期については「準備はかなり進んでいる。近々にしたい」とした。浜ホトは3月末にベルギー子会社を通じてNKTの全株式を約2億5百万ユーロで取得予定だったが、5月に申請却下の通知を受け、情報収集を進めてきた。 丸野社長はデンマーク政府から直接の情報収集はできていない一方、同国政財界で「友好国の日本との買収案件を却下すれば国内への
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オームステッドの功績や成果を紹介 浜松・中区で出版記念講演会
湖西市に拠点を持つまちづくりコンサルティング会社「ヴォンエルフ」の平松宏城社長=東京都在住、浜松市出身=が翻訳した「オームステッド セントラルパークをつくった男」(学芸出版社)の出版記念講演会がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。「脱炭素から自然資本へ」をテーマに平松社長と京都大大学院の諸富徹教授が講演した。 オームステッド(1822―1903年)はニューヨークのセントラルパークなどの設計に携わった米国の造園家。伝記を翻訳した平松社長はオームステッドの功績や成果を紹介し、「都市は生まれ変わらせることができる。浜松や湖西市とまちづくりをしたい」と語った。諸富教授は脱炭素化の潮流
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松潤監修の弁当アレンジ「三種盛り御膳」 浜松の竹泉が販売
仕出し料理の竹泉(浜松市浜北区)は23日、俳優松本潤さんが浜松まつり最終日に子どもたちに贈った弁当をアレンジした弁当「殿厳選 浜松三種盛り御膳」(予約制、税込み2376円)の販売を始めた。 松本さんが監修した弁当の浜松産「浜名湖うなぎ」「三ケ日牛」「遠州灘しらす」に、炊き合わせやしそ巻きなどを加えた。 まつりの後、監修弁当を手がけた同社に一般販売を求める声が200件以上寄せられたという。一般販売も検討したが、「子どもたちのための特別な弁当」との松本さんの思いを尊重し、新たな弁当を企画した。 木俣昭彦社長は「全く同じというわけではないが、浜松の魅力が詰まった弁当。多くの人に食材を味わって
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浜松ホトニクス 本社工場に新棟建設 光半導体製品を増産
浜松ホトニクスは23日、浜松市東区市野町の本社工場に新棟を建設すると発表した。自動運転に必要な次世代センサー「LiDAR(ライダー)」や、医療、産業向けなどで需要増を見込む光半導体製品の生産能力を増強する。7月に着工し、2025年6月の完成、同12月の稼働を目指す。総工費は生産設備を含め約370億円。 新棟は半導体の材料になるシリコンウエハーに回路を形成する前工程を担う。生産スペースを広げ、従来の直径6インチのシリコンウエハーに加え、より大きい同8インチの製造ラインを新たに採用することで生産効率向上やコストダウンを図る。自動搬送システムの導入や省人化も進める。 鉄筋コンクリートと鉄骨の混
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脳動脈瘤の手術支援へ装置 血管形状、立体的に表示 ソフト開発のアールテック(浜松)
ソフトウエア開発のアールテック(浜松市中区)は、脳血管やカテーテルの画像をリアルタイムで立体的に映しだし、医師の手術を支援するシステムの開発を進めている。くも膜下出血につながる脳動脈瘤(りゅう)の手術で、半数近くを占める開頭手術に代わって、患者への負担が軽い手術の普及を後押しする。現在は臨床試験を進めていて、1年から1年半後をめどに医療機器の認証を取得し、市場導入を目指す。 新システムはエックス線透視撮影装置で2方向から撮影した画像を、人工知能(AI)で3次元画像にする仕組み。医師にとっては、従来の画像に比べて血管の形状や、挿入したカテーテルなどの手術装置を見失わず、自由な角度から把握で
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静岡人インタビュー「この人」 「昭和のレコードを聴く会」の発起人 沢田弘さん(浜松市中区)
製茶機械製造販売の沢田工業の社長を務める傍ら、昨年アナログレコードを再生する針と一体化した部品「カートリッジ」を発売した。同年7月に、レコードに興味のある市民を集めて昭和の流行歌を楽しむ「昭和のレコードを聴く会」を発足した。浜松市中区の高台協働センターで月2回、無料開催し、参加者は延べ400人を超えた。71歳。 ―会をつくった理由は。 「地元の地区社会福祉協議会の副会長に就いた際に新しい試みとして始めた。オーディオ機器が壊れて捨てたとしても、レコード盤だけは大切に保管している同世代は多い。そういったレコードを持ち寄って、思い出話をしようと企画した」 ―会の特徴は。 「聴く会は中学の同
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障害者雇用 学習塾が支援 クラ・ゼミ、浜松にオフィス開設
学習塾を経営するクラ・ゼミ(浜松市中区)は障害者雇用の支援事業を強化している。障害者の離職を減らそうと、1日に本社6階に障害者向けサテライトオフィスを開設した。専門スタッフが常駐し、障害者が安心して働ける場所を提供する。障害者の学習や就職支援を手がけてきた経験を生かし、法人向けサービスに参入した。 オフィススペースの貸し出しのほか、障害者が活躍できる仕事の抽出やマニュアル作成、採用、事前実習などを支援する。障害者への業務指示は雇用企業が行い、オフィスに常駐する精神保健福祉士などの資格を持つスタッフは障害者の体調相談などに応じて企業にリポートを報告する。 契約は1年単位。長くとも3年で企
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遠鉄バスの値上げ申請 国交省が公聴会 浜松・中区
国土交通省は25日、遠州鉄道(浜松市中区)が申請している路線バスの運賃値上げについて、利用者の意見を聞く公聴会を同区のクリエート浜松で開いた。国交省は公聴会や運輸審議会の審議を経て上限運賃変更の認可を決める。 同社の丸山晃司社長は値上げ申請の理由について、新型コロナウイルスの影響で路線バスの輸送人員数が下げ止まり、路線バス事業は赤字を計上している現状を説明した。「安全で利便性の高い公共交通を確保するには収支改善が不可欠と判断した」と述べた。 利用者の男性会社員と男子大学生が意見を述べた。男性会社員は「近距離区間の負担が大きいのではないか」などと改定案への反対意見を公述した。男子大学生は「
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浜ホト社長「真意探る」 デンマーク企業買収却下で
浜松ホトニクスの丸野正社長は10日、同社都田製作所(浜松市北区)で行った新棟建設の地鎮祭後に取材に応じ、デンマークのレーザー装置メーカーNKTフォトニクスの株式取得申請を同国政府が却下したことについて、「寝耳に水の話で受け入れていない。あらゆる手段を使ってデンマーク政府とコンタクトを取って、真意を探りたい」と述べた。 丸野社長は、国家安全保障を理由とした申請却下の通知を2日に受けて以降、同国政府と連絡が取れていないと明かし、「(レーザーは)民生で使う技術。なぜ却下されたのか分からない。改善の余地があるのなら妥協点を見つけたい」と述べた。今後のレーザー事業拡大方針への影響については「今は想像
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浜松ホトニクス レーザー企業買収 デンマーク政府が却下
浜松ホトニクスは8日、デンマークのレーザー装置メーカーNKTフォトニクスの株式を取得し、完全子会社化することについて、同国政府から国家安全保障を理由に却下されたと発表した。浜ホトは情報収集を進め、今後の対応を検討している。 浜ホトは3月末にベルギー子会社を通じ、NKTの全株式を約2億500万ユーロ(約305億円)で取得する予定だった。関係各国の法的規制の手続きでドイツや英国、米国の承認は得たが、デンマークについては産業・ビジネス・金融相が財務、外務、法務、国防相らと協議し、株式取得申請の却下を決めたという。浜ホトは5月2日、同国商務庁から取得を承認しない旨の通知を受けた。 NKTはレーザ
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マツジュン行列に68万人 浜松市発表
大河ドラマ「どうする家康」で主人公の徳川家康を演じている松本潤さん、井伊直政役の板垣李光人さん、平岩親吉役の岡部大さん、夏目広次役の甲本雅裕さんが登場し、浜松市の中心街で5日に初開催した「家康公騎馬武者行列」の人出について、市は68万人と発表した。
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オリジナル冷凍ギョーザ開発 浜松・遠鉄百貨店で販売
遠鉄百貨店(浜松市中区)は26日、オリジナルの冷凍ギョーザ「浜松餃子 en」の販売を同店本館地下1階で始める。 ギョーザで浜松を盛り上げようと、売り場運営管理や総務人事担当などの有志社員が試作を繰り返し、約半年をかけて「あま旨」と「こく旨」の2種類を開発した。 「あま旨」はシャキシャキとした食感が楽しめるようレンコンを使い、ジューシーさを出すため細かくカットしたタマネギとキャベツを使用した。「こく旨」は「ビールのつまみ」をコンセプトに、ショウガやニラを混ぜ、パンチのある味わいに仕上げた。隠し味には浜納豆を使った。いずれも1箱20個入りで税込み1188円。年間計5000箱の販売を目指す。
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浜松PET診断センター 設立20年 がん検診で実績、脳分野に生かす 認知症や自閉症研究深化へ
浜松光医学財団(理事長・晝馬明浜松ホトニクス会長)が浜松市浜北区で運営する浜松PET診断センターが、認知症をはじめとした脳研究を強化している。同センターは4月に設立20年を迎えた。長期にわたって蓄積してきた3万件超の検診データを活用し、設立当初から取り組むがん研究とともに、予防医学の研究を深化させる。 財団は2002年、PET装置の心臓部となる検出器などを手がける浜ホトが設立した。翌03年にセンターを完成させ、社員を対象に研究を開始。一般受診者を含め、本人同意を得て検診データを集めてきた。 22年までに累計3万6千件以上の検診を実施し、420例のがんを発見した。19年までの10年に及ぶ追
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浜松にレーザー実験施設 大阪大発ベンチャー 核融合商用炉実用化へ
核融合商用炉の実用化を目指す大阪大発のベンチャー「エクスフュージョン」の松尾一輝CEO(30)は24日までに、大出力レーザーを運用するための実験施設を今夏、浜松市内に設置する計画を進めていると明らかにした。 施設にはカプセル状の模擬燃料を連続で供給する装置や、模擬燃料に照射するレーザーを備える計画で、松尾氏は「従来の実験施設を大型化し、多くの機能を統合した実験を進めたい」と話した。 電気や水素を取り出す核融合商用炉の実現には、毎秒10回程度の核融合反応を繰り返し、安定して発生させる必要があるとされる。同社は浜松市西区の光産業創成大学院大(理事長・晝馬明浜松ホトニクス会長)内に開発拠点を置
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防犯カメラ商店街に16台 浜松市中区、NPO法人が設置
NPO法人浜松まちなか環境整備協議会(浜松市中区)はこのほど、遠州鉄道新浜松駅近くの商店街「鍛冶町10丁目繁栄会」に防犯カメラ16台の設置を終えた。 同駅西側のスクランブル交差点からJRの高架下までの約140メートル区間に取り付けた。周辺では建物への落書き被害や、ごみのポイ捨てなどが目立っていて、同繁栄会の鈴木和男会長は「犯罪やマナー違反の抑止力になれば」と期待した。 カメラの映像は、同区肴町の防犯センターで管理し、警察の協力要請などがあった際に開示する。 同NPOは場外舟券売り場「ボートレースチケットショップオラレ浜松」(同区)から拠出される協力費を活動資金に充て、防犯パトロールなど
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浜ホトの研究施設 西村経産相が視察 豊田佐吉記念館も
西村康稔経済産業相は23日、湖西市の豊田佐吉記念館と、レーザー核融合技術を研究する浜松市西区の浜松ホトニクス中央研究所産業開発研究センターや光産業創成大学院大を視察した。終了後に記者団に「レーザーを用いた核融合に大きな可能性を感じた。経産省としても応援したい」と述べた。 同記念館では、1924年に豊田佐吉が発明し、日本の産業近代化の一端を担ったG型自動織機の実演を通じてスタートアップの精神に触れた。同記念館保存会の神先忠事務長らから、横糸を自動で補給し、生産性を大幅に向上させた同織機の仕組みについて説明を受けた。 同センターではレーザー核融合の原理について川嶋利幸センター長の解説を受け、
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遠鉄スズキ車販売 1号店開店 浜松・南区
遠州鉄道(浜松市中区)は22日、スズキとの四輪車販売代理店契約に伴う1号店「スズキアリーナ寺脇」を同市南区にオープンする。 スズキの正規ディーラー店として、遠鉄が軽自動車の販売やアフターサービスを行う。新店舗はショールームや3台分の整備場、1台分の検査場などを備えた。21日に開いた内覧会で桜井幸一店長は「地域に愛される店舗にしたい」と話した。 営業時間は午前10時~午後6時。22~23日はホットドッグや弁当などをそろえた軽トラ市など、記念イベントを行う。
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杏林堂薬局「専門医療機関連携」など3認定取得 浜松医大調剤センター 静岡県内初
ドラッグストアの杏林堂薬局は20日、同薬局浜松医大調剤センター(浜松市東区)が、認定制度の「専門医療機関連携薬局」「地域連携薬局」「健康サポート薬局」の3認定を取得したと発表した。3認定を受けた薬局は県内で初めて。 「専門医療機関連携薬局」は、がんなどの専門的な薬学管理に医療機関と連携して対応できる薬局を都道府県が認定する制度。同センターは同日、県内2件目となる同認定を受けた。地域住民の健康増進を積極的に支援する「健康サポート薬局」の適合は2022年11月、医療機関と患者の服薬情報を一元的・継続的に情報連携する「地域連携薬局」の認定は23年1月に取得した。 同センターは21年1月に浜松医
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「神戸クック」27日新装開店 浜松市中区のザザシティ浜松中央館
浜松市中区のザザシティ浜松中央館に入るレストラン「神戸クック・ワールドビュッフェ」が27日、運営会社を変えてリニューアルオープンする。2022年2月から休業していた。 休業前と同じ2階で、店舗面積は約835平方メートル。276席を備え、平日ランチ税込み大人1298円、小学生880円などで、和洋食など100種類以上のメニューを提供する。休業前と比べ、シーフードや肉料理などのメニューを充実させた。当面は午前11時から午後3時半までのランチ営業のみを行う。 同レストランは神戸物産(兵庫県)が全国でフランチャイズ(FC)展開している。ザザシティ浜松店は県内唯一の店舗で17年12月に開店。FC運営
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チョコバットが缶入りパンに 三立製菓とヤタロー 初の共同開発の狙いは?
かにぱんや源氏パイ、チョコバットを製造する三立製菓(浜松市中区)と、パンやラスク、バウムクーヘンを手がけるヤタローグループ(同東区)が缶入りの「チョコバットくんのふわチョコパン」を商品化し、静岡県内で17日から、期間限定販売します。両社共同の商品開発は初めてです。両社の担当者と三立製菓の「かにぱんお姉さん」(望月沙枝子さん)に、新商品の特徴や開発の目的を聞きました。 チョコバットの風味をパンで再現 「チョコバットくんのふわチョコパン」はココア生地にチョコチップを練り込みました。しっとりとした食感が特徴です。原料の一部にチョコバットと同じ大豆ペーストを使用し、風味を再現したといいます。
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記者コラム「清流」 新タンパク源に注目
タンパク質は体に必要不可欠な三大栄養素の一つ。肉や魚に代わる新たなタンパク源となり得る商品や技術が浜松でも登場し始めている。 食肉卸加工販売の玉澤(浜松市)が3月に発売した「大豆ボール」はまさに“肉”だった。原料は複数の大豆だが、食べただけでは分からない。試食の印象はジューシーで、炊きたてのご飯がほしくなった。 静大発ベンチャーのエスブリッジズ(同)が企業と開発した新技術には構想が広がった。茶葉からタンパク質などの成分を取り出すことができ、培養肉の製造にも着手しているという。 世界的な人口増などで肉や魚によるタンパク質の供給が足りなくなる可能性が指摘される。仮に
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映画小道具や漫画収集 ザザシティ浜松にコミコンカフェ15日開店
エンターテインメント事業を手がける浜友商事(浜松市中区)は15日、映画の撮影に使用された小道具や日米の漫画などを集めた「コミコンカフェミュージアム」を同区のザザシティ浜松西館1階にオープンする。 同社を含む浜友グループが2016年から、毎年のように開催してきたポップカルチャーイベント「東京コミックコンベンション(コミコン)」や、5月5~7日に大阪市で初開催する「大阪コミコン」の初の関連施設。1万冊以上の漫画を備え、等身大のフィギュアや映画で使用されたバイクなどを展示する。 漫画喫茶のように個人用ブースを約70席設け、1時間当たり税込み900円(当面は同600円)で漫画の読み放題やフリード
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オークラアクトシティホテル浜松/糸正弘総支配人【キーパーソン】
JR浜松駅に近接するオークラアクトシティホテル浜松(浜松市中区)の総支配人に2022年6月に就任した。「コロナ後」を見据え、行動力とアイデアで観光誘客を図ろうと戦略を練る。 ―国内の宿泊需要をどうみるか。 「旅行支援策の後押しで、昨年12月は宿泊部門で開業以来過去最高の月間売上高を記録した。年配客の利用やビジネス需要が回復している。スポーツやコンサートなどのイベント開催も活発になり、週末は特に忙しい」 ―着任後の9カ月で注力したことは。 「営業を休止して遊休スペースになっていた地上185メートルの45階展望回廊の再開を急いだ。浜松市や観光振興団体に相談し、大河ドラマに合わせて徳川家康
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「徳川四天王」最年少の美男子 井伊直政ってどんな人? 不遇の幼少経て武勇と知略で大出世 家康に最も信頼された家臣
井伊直政の生涯 永禄4(1561)年生まれ。幼名は虎松。父は今川氏家臣の直親、母は井伊家分家・奥山朝利の息女。井伊直政は初代彦根藩主(滋賀県彦根市)として知られるが、出身地は遠江国(浜松市)。 酒井忠次、本多忠勝、榊原康政とともに徳川家康を支えた「徳川四天王」の中で一番若く、家康から最も信頼された家臣だったとされる。井伊直虎は養母。 生まれた翌年に父・直親が今川氏真から謀反の疑いを受け、掛川城主の朝比奈泰朝に襲撃され討ち死にした。井伊家22代当主・井伊直盛の娘が虎松の後見人になり「井伊直虎」と名乗って井伊家を支えた。 虎松は15歳になった天正3(1575)年、徳川家康に目通りした。家康
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遠州の衣食住を展示、販売 浜松・遠鉄百貨店で9日まで
遠鉄百貨店(浜松市中区)で5日、遠州地域を中心とした衣食住の24ブランドが展示・販売する催事「ライフスタイルマーケット」が始まった。「心豊かなライフスタイルの提案」をコンセプトに地元の衣類やキャンプ用品、スイーツなどをそろえた。9日まで。 作家7人のグループ「スロウ」は遠州織物産のシャツやバッグを出展した。キャンプ用品コーナーには、沢根スプリング(南区)が手がけるソロキャンプ用テーブルやたき火台が並ぶ。エネルギー総合会社増商(島田市)はバレル(たる型)サウナを展示し、来店客の注目を集めている。 スイーツでは、給食向け卸事業などのユイサポート(浜松市南区)がいちごジャムを生地に練り込んだ菓
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遠州特産赤しそ使用 6商品販売 ふりかけや総菜 遠鉄ストア
遠鉄ストア(浜松市中区)は4月1日、遠州特産の赤しそを使ったふりかけや総菜など、オリジナル6商品の販売を始める。人気のふりかけ商品「ゆかり」を製造する三島食品(広島市)と共同開発した。 ふりかけ「減塩ゆかり遠州産赤しそ100%」(税込み105円)は天竜川沿いの磐田市を中心に栽培され、鮮度や香りが特徴のしそを使用した。人気のピザには、「ゆかり香る桜エビのオニオンマヨピザ」(1カット同194円)を加えた。ゆかりをタルタルソースに混ぜ、爽やかなしその香りが感じられる味わいに仕上げた。ゆかりを使ったパスタ、おむすび、鶏胸肉の唐揚げ、調理用カツレツも用意した。 10月の同ストア創立50周年に向け企
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大豆で“肉団子”開発 浜松の玉澤 30日に発売
食肉卸加工販売の玉澤(浜松市南区)は30日、肉を使わずにミートボールのような味や食感を実現した大豆製品「大豆ボール」の販売を工場直売店で始める。食の多様化や健康志向の高まりを背景に、約1年をかけて肉製品以外の開発に初めて取り組んだ。 粉状、米粒大、繊維状に加工した3種類の大豆を配合し、大豆の香りやパサつきのない「肉のプロとして納得できる商品に仕上げた」(高木潤本部長)。冷凍商品で、ゆでたり、揚げたり、電子レンジで温めたりして手軽に調理できる。 価格は500グラム(25個)入り税別780円など。売上目標は年間1千万~2千万円。直売店では甘辛タレやトマトソースで味付けした総菜も販売する。
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イオン 浜松に出店計画 2023年秋、JT工場跡地
浜松市中区西伊場町に、イオングループのイオンリテール(千葉県)が今秋のオープンを目指してショッピングセンターの出店を計画していることが17日までに、関係者への取材で分かった。 出店予定地は、住宅メーカーの一条工務店がスマートタウンの開発を進めている日本たばこ産業(JT)浜松工場跡地。 道路を挟んだ2区画に複数棟を設け、店舗面積は計約5千平方メートル規模。既に開設されているイオンリテールのアルバイトなどの募集サイトによると、核店舗は「イオンスタイル」のブランドで展開するとみられる。衣料品の「ユニクロ」や眼鏡の「ジンズ」も出店を計画している。 イオンリテールの広報担当者は17日、計画につい
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記者コラム「清流」 街中の人出、動向に注目
約2年前に初めて浜松に赴任してから、ここ最近は目に見えて人出が増えていると感じる。先日は、街中の飲食店に繰り出すと目当ての店はどこも満席。空席のある店を久々に探して歩き回った。 商業施設では、リニューアルした遠鉄百貨店本館地下1階は、初日から相当数の来店客でにぎわった。JR浜松駅ビル「メイワン」では、人気の「ポケットモンスター(ポケモン)」のグッズを販売するポケモンセンター出張所が昨年に続いて期間限定で開設される。昨年は盛況だっただけに今年はどれほどの反響があるだろう。 マスクの着用ルールが緩和され、5月には新型コロナの感染症法上の位置付けが変更される。人の流れに新たな変化はあるか、今後
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先輩高校生とセッション トランペット学ぶ児童 浜松修学舎高練習会
浜松修学舎高吹奏楽部はこのほど、小学生のブラスバンド「浜松修学舎グリーンスターズ」との合同練習会を浜松市中区の同校で初めて開いた。グリーンスターズでトランペットの練習に励む蒲小5年の大野心音さんと、飯田小5年の田辺つぐみさんが合奏の楽しさを体験した。 グリーンスターズは、小学生のブラスバンド活動が低迷していることから同校が昨年4月につくった。ブラスバンド指導歴のある西尾栄次さんが講師を務める。吹奏楽部2年の児玉綾萌さん、1年の岡本莉央さんがサポートし、大野さんと田辺さんの2人が練習を重ねてきた。 約40人の同部との合同練習に2人は「緊張するけど楽しく演奏できるよう頑張りたい」と臨んだ。「
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光技術の新事業提案 光産業創成大学院大 浜松で最終審査
光産業創成大学院大(浜松市西区)は28日、光技術を応用した新ビジネス創出に取り組む人材発掘のコンテスト「フォトニクスチャレンジ」の最終審査会を同市中区のアクトシティ浜松で行った。事業化に期待する最優秀ビジネス賞(賞金100万円)に神奈川県のミーバイオ、将来性の高い企画が対象の最優秀チャレンジ賞(同)に京都市のアーカイラスが選ばれた。 静岡中小企業優秀賞(同30万円)は浜松市中区のアールテック、会場の聴衆の投票で決めるオブザーバー賞(同)は東京都の「Milk.(ミルク)」が受賞した。 県内外の10社がレーザーやセンサーを活用した独自の事業計画を発表した。ミーバイオの代表は、光に反応する光ス
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遠鉄百貨店 本館地下1階リニューアル 人気店の逸品グルメ並ぶ
遠鉄百貨店(浜松市中区)は22日、本館地下1階をリニューアルした。同店スタッフ一押しの食が並ぶ売り場「えんてつグルメセレクト」がオープンしたほか、食品小売りのモンマルシェ(静岡市清水区)がフードブランド「野菜をMOTTO」の店舗を初めて出店した。 グルメセレクトは約200平方メートルを改装し、人気店のパン、総菜、ギョーザをはじめ、地元や全国の逸品を集めた。パンは市内外の19店の商品を日替わりで販売。ギョーザは浜松地域を中心に21ブランドの冷凍品を扱う。オリジナルのブレンドコーヒーなど、地元企業との連携商品も充実させた。 売り場中央付近には浜松市北区都田町で人気のレストラン「LENRI(レ
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「首相はキーウ訪問を」 21世紀倶楽部、浜松でセミナー 太田編集委員(共同通信)講演
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の2月例会セミナーが22日、浜松市中区のプレスタワーで開かれ、共同通信社の太田昌克編集委員(54)が「ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年」をテーマに講演した。 太田氏は、ドイツ・ミュンヘンで19日まで開かれた安全保障会議の取材を踏まえて「戦争長期化は必至」との認識を示した上で、ロシアの核使用を阻止するために「岸田文雄首相に(ウクライナの首都)キーウを訪問してほしい」と強調した。 これまでの各国の閣僚や専門家への取材で印象に残った言葉として、米研究者の「プーチン(ロシア大統領)に戦争をやめる動機はない」、元英国閣僚の「ロシアの通常戦力の97%が投入され
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記者コラム「清流」 調査結果にもやっと
毎年恒例になっている総務省家計調査の世帯当たりのギョーザ購入額。先日発表された2022年の結果で浜松市は3位だったが、結果が出るたびにもやもやしている。家計調査の対象となるギョーザは調理済みや生のギョーザで、外食や冷凍は含まれないからだ。 コロナ禍で冷凍ギョーザを販売する自動販売機や無人販売店が急増したが、調査には反映されない。持ち帰り専門店を除く飲食店のテイクアウトも同様だ。内食需要の高まりで、もしかしたら材料を買って作る家庭も増えたかもしれない。 調査結果はあくまでも指標の一つ。果たして「ギョーザ消費量」がトップの市町村はどこか。販売方法や楽しみ方が多様化した浜松市だろうと思っている
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人工衛星動き 小中学生計算 静岡大で物理学講座最終回 周回軌道、長さ割り出し「うれしい」
静岡県や浜松市、静岡大などでつくるトップガン教育システム協議会は18日、課外講座「身近な物理学から迫る人工衛星」の最終回を同市中区の同大浜松キャンパスで開いた。県西部の小中学生と保護者ら約20人が人工衛星の動きを自らの計算で求める楽しさを学んだ。 昨年11月から始まった講座で、人工衛星の打ち上げ速度を計算したり、気象観測衛星の電波をアンテナで受信したりしてきた。同大の内山秀樹准教授が講師を務め、最終日は地球を周回する観測衛星の電波を、地上で受信できる1回当たりの時間の長さを求めた。 観測衛星の高度などから電波の受信が可能な周回軌道の長さを割り出し、約16分と算出した。同大付属浜松小の岩井
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91歳警備員、交通誘導2級最高齢合格 浜松の永田さん、日々鍛錬
浜松市南区の警備会社ドリームに勤務する永田逓児[ていじ]さん(91)=同市中区=が国家資格の交通誘導警備2級に合格した。講習機関のNPO法人警備人材育成センター(さいたま市)によると、最高齢での合格。日々の訓練や学習を欠かさず、今も自転車で通いながら週に5日、工事現場や駐車場で交通整理を続けている。 長崎県佐世保市出身の永田さんは航空自衛隊浜松基地勤務などを経て、1998年に同社に入社した。温厚な人柄で同僚の人望は厚く、「皆から父のように慕われてきた」(同社堀内善弘顧問)。 受検は昨年5月、研修で資格の紹介を受けたことがきっかけ。「基本を学び、どの現場でも通用する仕事をしたいと希望した」
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浜松工場誘致の歴史ひもとく 日露戦争で財政悪化、一時凍結 浜松市中区の伊東さん調査
浜松工場(現・JR浜松工場)の誘致に尽力した上京団が明治時代にいたことを知ってほしい―。浜松市中区板屋町の不動産業杉山観光開発社長の伊東政好さん(85)が、1909(明治42)年に鉄道院総裁らへ工場建設の陳情に向かった154人の「濱松町民総代上京委員」を調べている。 浜松工場は鉄道国有化に伴う再編で計画され、浜松町(現・浜松市)の鶴見信平町長らが約105万平方メートルの用地買収や埋め立て工事に着手した。ところが、国は日露戦争に伴う財政悪化などの影響で08年に予算を削除。既に投資していた地元は上京委員を組織して陳情し、12年に鉄道院浜松工場として、約21万平方メートルの敷地に創設された。
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浜松ホトニクス 欧州加速器に新製品 宇宙の謎迫る研究貢献
浜松ホトニクスは14日、スイスの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の性能強化に向けた世界最大のフォトダイオード(PD)アレイの量産体制が整い、契約を結ぶ欧州合同原子核研究所(CERN)に27日から本格供給を始めると発表した。大面積化を図り、高い放射線耐性を備えた新製品で、宇宙の謎に迫る実験に貢献する。 光半導体素子のPDアレイは検出器に備えられ、陽子が衝突して飛び散る放射線のエネルギーや軌跡を測定する役割を担う。過酷な放射線環境に耐えられるよう既に試作していた6インチサイズを8インチに拡大した。厚さ0・3ミリほどだが、800ボルトの高電圧で動作する性能を備える。 契約額は約17億円。万物
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記者コラム「清流」 振り飛車復権、心待ちに
掛川市での第1局を皮切りに始まった将棋の王将戦。藤井聡太五冠に羽生善治九段が挑むシリーズで、序盤に羽生九段が振り飛車の可能性がある駒組みを選択し、期待が膨らむ場面があったが相居飛車の戦いになった。 今、トップ棋士の対局の多くが相居飛車だ。人工知能(AI)の影響とされ、タイトル戦で飛車を序盤に振る戦法はほとんど見られなくなった。だが、アマチュアでは人気の戦法で、私も振り飛車を指す。将棋AIは飛車を振ると確かに悪い評価を示すが、相手の攻撃に乗じてカウンターが決まった時の爽快感はたまらない。 しばらくトップの戦いは相居飛車が続きそうだが、振り飛車党の棋士も多い。再びタイトル戦で振り飛車が見られ
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車部品不適合、ソフトで検出 エリジオンが発売 作業時間を大幅短縮
ソフトウエア開発のエリジオン(浜松市中区)は8日、自動車の3D設計図(CAD)から、安全基準に満たない突起物などを自動検出するソフトウエア「DFASスタジオ」を発売した。数日を要するような検証作業を数時間に短縮できるという。 自動車部品の形状は、道路運送車両法などで人がけがをしないよう定められている。設計図段階での検証はノウハウを持つ担当者がデータを目視で行うことが多く、試作後に不備が判明すると多大なコストが発生するケースがあるという。 DFASスタジオは1ミリ単位で検証でき、鋭い突起や膝が入り込んでしまう形状などを自動抽出してリポートを作成する。あらゆるCADに対応しているため、データ
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購入額3位でも浜松盛り上げ 工夫詰まったギョーザ続々 物価高騰で各店奮闘
総務省が7日発表した2022年家計調査で、浜松市は世帯当たりのギョーザ購入額で初の3位に転落した。「2年ぶり首位奪還」の願いは実現しなかったが、ギョーザを扱う市内の飲食店は原材料や光熱費が高騰する逆風の中、「ギョーザの街浜松」を何とか盛り上げようと特色ある逸品の販売に力を注ぐ。 同市中区の複合商業施設ザザシティ浜松中央館1階に店を構える浜松弐輪舎餃子(にりんしゃギョーザ)は、浜松オートレース(同区)の場内で客や選手に親しまれているギョーザを提供する。 21年10月の出店後、小麦や油の価格、ガス代などの高騰が進んだが、定番の焼きギョーザは5個440円(税込み)と、店内メニューは据え置いてい
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遠州鉄道 八幡駅一部バリアフリー 転落防止柵やエレベーター設置
浜松市中区の遠州鉄道八幡駅で進むバリアフリー化の一部工事が4日までに完了した。遠州鉄道がホームへの転落防止柵や、券売機のあるコンコースとホームをつなぐエレベーターを設置した。 高架駅の八幡駅は、市と遠州鉄道が2021年度から耐震補強とバリアフリー化に向けた工事を進めている。同社担当分の工事をおおむね終え、バリアフリーのトイレの設置や、電車とホームの段差を解消するかさ上げ、橋脚の耐震補強を行った。コンコース通路の拡幅などは2月中に行う。地上からコンコースをつなぐエレベーターの設置工事などは市が進めていて、23年度に完成する予定。 同駅の21年度の乗降客数は1日当たり約1500人。通勤、通学
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浜松地域への就職促進 企業と大学、専門学校が情報交換
浜松商工会議所と浜松市はこのほど、企業の人事担当者と、県内外の大学や専門学校の就職支援担当者による情報交換会を中区の同商議所会館で開いた。2024年3月卒業生の就職活動の本格始動を控え、地元就職を促す。 会場には14校がブースを構え、65社の人事担当者らが訪ねた。企業は事業内容や求める人材像、インターンシップ(就業体験)制度などを紹介した。大学や専門学校は、就職に必要な資格の有無やキャリアプランの事例などを尋ねた。 二輪部品製造のヤマト製作所(浜北区)の担当者は「多くの学校と接点を持ち、ものづくりに興味のある学生を採用したい」と話した。
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日インドネシア国交65周年 舞踊や演奏披露 浜松市東区でフェス
日本とインドネシアの国交樹立65周年を記念したフェスティバル(駐日インドネシア大使館主催)が28日、浜松市東区の市総合産業展示館で開かれ、インドネシア留学生らが同国の舞踊や演奏を披露した。 浜松、静岡両市の留学生会や浜松インドネシア友好協会の会員らが、軽快な音楽に合わせてきらびやかな衣装で舞う伝統芸能、アンクルンと呼ばれる竹楽器の演奏などを発表した。同大使館のジョン・チャフヤント・ブスタミ副大使は「日本とインドネシアの友好関係をさらに深めていきたい」と話した。 同大使館は昨年から、国内各地で友好イベントを開いている。県内では千人超のインドネシア人が滞在する浜松市を選んだ。
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新鮮野菜求め行列 JAとぴあ農協祭、29日まで 浜松市西区
JAとぴあ浜松(浜松市東区)の農協祭が28日、西区の浜名湖ガーデンパークで始まった。29日まで、新鮮な地元農畜産物の販売やステージイベントを展開している。 中央芝生広場にはセロリやタマネギ、葉ネギ、チンゲンサイのほか、野菜の箱詰めセットなどをお得な価格で販売するブースが並び、大勢の来園者が列をつくった。各通路では同JAの青壮年部員らがオニオンスープや焼き芋などを販売した。ステージでは劇団静岡県史(菊川市)が徳川家康にちなんだ演劇を披露した。 コロナ禍の影響で農協祭の開催は3年ぶり。29日は午前9時から午後3時まで。JR舞阪駅と会場を結ぶ無料のシャトルバスを午前8時から随時、運行する。
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インドネシア人材 積極的な活用提案 浜松でマッチングフェア
インドネシア人材の活用を検討する企業や監理団体と、同国の送り出し機関によるマッチングフェア(駐日インドネシア大使館主催)が27日、浜松市中区の浜松こども館分室ギャラリーで開かれた。 日本と同国の国交樹立65周年記念事業として行われ、同機関や職業訓練校など約30団体がブースを設けた。県西部を中心とした監理団体や企業の担当者は、各機関の人材の強みや実績などを尋ねた。 開催に協力した日本インドネシアビジネス協会の佐野憲代表理事(はまぞう社長)は「積極的な交流を通じて、人手不足に悩む企業の問題解決の一つの手段になれば」と話した。 同大使館は昨年2月から国内各都市で友好イベントを開催している。県
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デジタル人材育成を解説 浜松市中区でフォーラム
静岡県西部の企業や静岡大などでつくる「組込みソフトウエア技術(HEPT)コンソーシアム」の第10回フォーラムが26日、浜松市中区のクリエート浜松で開かれた。 名古屋大数理・データ科学教育研究センターの中岩浩巳特任教授が基調講演し、国のデジタルトランスフォーメーション(DX)人材の育成方針と連動して教育改革が進んでいることを解説した。同大のプログラムでは、企業や自治体からデータの提供とともに「顧客満足度調査に関する分析」などの課題を受け、学生や社会人履修生が演習を行っていることを紹介。「最新の情報やキャリアアップを求めてさまざまな肩書を持った社会人の履修生が増えている」と話した。 HEPT
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ザザ浜松にパチンコ店 西館 今春出店へ調整
浜松市中区鍛冶町の複合商業施設「ザザシティ浜松西館」で、今春頃のオープンを目指してパチンコ店の出店計画が進められていることが23日までに、関係者への取材で分かった。 計画しているのは静岡県内外でパチンコ店「楽園」23店舗を展開する浜友観光(同区)。ザザシティ浜松西館2階で2021年1月に閉店した大手玩具店「トイザらス浜松店」(売り場面積約2千平方メートル)跡への出店に向け、調整しているとみられる。 トイザらス跡のスペースを巡っては、場外舟券売り場「ボートチケットショップオラレ浜松」が入る計画があったが、同館地下1階に変更となり、22年9月に開設した。同スペース以外の2階部分には現在、カプ
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神谷八段が指導対局 日本将棋連盟浜松 東区で新春大会
日本将棋連盟浜松支部は15日、新春大会を浜松市東区の積志協働センターで開き、プロ棋士の神谷広志八段=中区=が指導対局を行った。 神谷八段は同時に複数人を相手にする多面指しを展開し、小学生から一般の約20人が、棋力に応じて駒落ちのハンディを付けてもらって挑戦した。それぞれ終局を迎えると、神谷八段は「一直線の攻めでは勝ちきれないよ」などと戦略をアドバイスしたり、好手を褒めたりした。 同支部はコロナ禍で開催を中止していた例会を昨年12月から再開し、新春大会は3年ぶり。長年、同支部の例会や新春大会で指導対局を行っている神谷八段は「再開したばかりで参加者はまだ少ないが、増えることを期待したい」と話
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浜松ホトニクス社長/丸野正氏 レーザー売上高10倍に【難局に挑む 新年トップインタビュー⑥】
―現状の景況感は。 「2022年9月期の連結決算で売上高が初めて2千億円を超え、経常利益、純利益とも過去最高を達成した。世界情勢が不安定な中で、よく成長できた。中国とアメリカで半導体製造工場の建設ラッシュが起こり、検出器の需要が急激に伸びた。電気自動車(EV)の普及でリチウムバッテリーの検査向けも製造が追いつかないほどだ。医療用向けの需要も高まった。ただ、現在は受注残が高止まり傾向にあり、動向を注視している」 ―25年9月期までの3年間で計画している1千億円超の設備投資の目的は何か。 「多くは半導体製品の生産増強に充てる。現在はフル稼働に近い状況で工場は操業している。今後、需要は踊り
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地元から大河盛り上げ ラベルに浜松城やロゴ 浜松アクトビール、20日発売
浜松倉庫グループの浜松アクトビール・コーポレーション(浜松市中区)は大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に20日、「はままつビール」を発売する。自社製造のクラフトビールのラベルに浜松城やドラマのロゴをデザインした。 ラベルはシュヴァルツ、プレミアムピルスなど5種類のビールに合わせてそれぞれ製作した。徳川家康や徳川四天王をイメージして青、黄、紫、赤、緑の各色を用意した。 同社のレストラン「マイン・シュロス」(同区)のほか、22日から大河ドラマ館(同区)などで販売する。各1本330ミリリットルで税込み660円。年間計1万本の販売を目指す。
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記者コラム「清流」 中小企業の宇宙への挑戦
高度400キロから地上の撮影に向け、浜松市北区の中小メーカー原田精機が2基目となる超小型人工衛星をロケットで打ち上げ、国際宇宙ステーションから地球の周回軌道に放出した。 衛星は地球を約90分で周回する。搭載する反射式望遠鏡の全長はわずか15センチ程度だが、地上の大型車が判別できるほどの撮影能力を持つ。 同社はシンプルな機能で価格を抑えた衛星の商用利用を目指している。人工衛星の運用も手がけ、1基目は既に撮影に成功した。2基目の今回も試験運用を行いながら撮影にチャレンジする予定だ。 人工衛星を活用した高速通信サービスが始まるなど、宇宙ビジネスは活発になっている。宇宙から気軽に記念撮影ができ
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リニア静岡県内区間未着手「大きな課題」 JR東海次期社長
JR東海の社長就任が決まった丹羽俊介副社長は11日に名古屋市で開いた記者会見で、リニア中央新幹線の建設工事について「静岡工区に着手できていないことが大きな課題」と述べ、引き続き地元自治体や住民の懸念を解消するための取り組みに力を注ぐ姿勢を強調した。 リニア建設は大井川の流量減少に県が懸念を示し、南アルプストンネルの県内区間に着工できていない。丹羽氏は「リニアはJR東海にとって重要なプロジェクト。大規模災害や東海道新幹線の老朽化に備えて必要」との認識を示した。その上で「健全経営を大前提に、早期開業を目指す」と述べた。 一方、同社が目標としている2027年の品川―名古屋間の開業時期については
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浜松駅ビル「メイワン」 一部店舗、1月下旬から順次休業 テナント入れ替えも
浜松ターミナル開発(浜松市中区)は10日、JR浜松駅ビル「メイワン」(地上8階、地下1階)の一部店舗について、1月下旬から順次休業すると発表した。秋頃までに段階的に中低層階の改装工事を行うためで、テナント契約の満了に伴い店舗の入れ替えも行う。 地下1階は17日から出入り口の工事を始め、2月下旬から4月下旬まで食品スーパー「成城石井」、鮮魚店「魚喜」、精肉店「ニュー・クイック」が休業する。杏林堂薬局や「とんかつ和幸」などは通常営業する。 2~3階は1月30日以降、アパレル店などが休業し、順次工事を始める。眼鏡の「JINS(ジンズ)」、買い取り専門店「おたからや」、アパレル店など計6店は工事
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元プロフットサル選手・銀島さん 舘山寺にハンバーガー店 エゴマ農家で独立、出店
浜松市西区の舘山寺温泉門前通りの商業施設「浜名湖エンジン」に6日、プロフットサルチーム「アグレミーナ浜松」の元選手銀島壮志さん(28)が運営するハンバーガー専門店「プラントバーガーハウス」がグランドオープンした。銀島さんは「選手時代に応援してくれた浜松に恩返しをしたい」と話す。 福岡県出身の銀島さんはアグレミーナ浜松に2015年から19年まで所属した。引退後にエゴマ油に着目し、浜北区でエゴマ農家として独立。地域活性化に向けて依頼を受けたことを機に出店を決め、昨年10月から店の試験営業を行ってきた。 メニューは国産和牛100%のハンバーガーで、ボリューム感のある「ダブルチーズバーガー」(税
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浜松の原田精機 超小型衛星、ISSから2基目放出 単独で設計、製作
人工衛星部品などを製造する浜松市北区の中小メーカー原田精機は6日、同社2基目となる超小型人工衛星を国際宇宙ステーション(ISS)から地球の周回軌道に放出した。コンパクトな反射望遠鏡を備え、高度約400キロから地上を撮影する実証実験を行う。 衛星は縦10センチ、横10センチ、奥行き30センチの直方体で1基目の約半分の大きさ。名称は会社名などから「HSKSAT」とした。昨年11月に米スペースX社のロケットで打ち上げ、ISSに輸送した。 軌道への放出は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と同社との間をオンラインでつなぎ、原田浩利社長と同社関係者が見守った。ISSから放出された人工衛星が中継映像に
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都市伝説「きさらぎ駅」切符 8日に販売、限定1000セット 遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市中区)は8日限定で、さぎの宮駅がモチーフになったとされる都市伝説「きさらぎ駅」にちなんだ切符の販売イベントを行う。 限定切符は新浜松駅からさぎの宮駅までの切符(当日のみ利用可)と「きさらぎゆき」と記載したレプリカ切符のセットで1組500円。午前9時から新浜松駅コンコースで千セットを販売する。 新浜松駅には、映画「きさらぎ駅」の撮影場面のパネルなどを並べたギャラリー電車をホームに停車させ、切符購入者を招待する。さぎの宮駅では駅名看板の一部を「きさらぎ」と表示。数量限定のステッカーを1枚100円で販売する。 きさらぎ駅は2004年1月8日から9日にかけてインターネットの掲示
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光サービスのエリア順次拡大 浜松ケーブルテレビ
浜松ケーブルテレビ(浜松市中区)は光ファイバーサービス「ウィンディひかり」のサービス提供エリアを拡大する。2023年から5期5年で浜松、袋井、湖西市に広げる。 既にサービスを展開している浜松市浜北区の一部地域に加え、中区の市中心部から西側を1期として、23年4月からサービスの提供を順次始める。1月から加入受け付けを始めた。 4K放送などを楽しめる「ケーブルプラスSTB―2」と高速通信サービス「ひかりネット1Gコース」をセットにした新パッケージプラン「ひかりプラスホーム」(月額税込み6050円から)のサービスも新たに始める。
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窓明かりで「イエヤス」 オークラアクトシティホテル浜松、大河放送PR
浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松は5日夜、大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、客室の窓明かりでホテル南側に「ドウスル」、北側に「イエヤス」の文字を浮かび上がらせた。 宿泊客を受け入れない電気設備の点検日に南側45室と北側44室を利用した。 同ホテルはアクトタワー45階展望回廊の営業を昨年12月に約2年9カ月ぶりに再開。回廊にパネル展示などを新設し、徳川家康ゆかりの地をアピールしている。
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全従業員からアイデア募り新商品 遠鉄ストア、総菜やスイーツ
遠鉄ストア(浜松市中区)は4日、全従業員からアイデアを募って総菜やスイーツにした新商品5品を同ストアで発売する。創立50周年に合わせ、10月にかけて全23品を順次販売する。 たくあんと三方原馬鈴薯(ばれいしょ)を使い、ウスターソースで味付けした「遠州焼き風コロッケ」や、キャベツとたくあんなどをパンに挟んだ「遠州焼きパン」のほか、「白ゴマ風味香る浜名湖のりのかっぱ巻き」「焼きおにぎり弁当」を商品化した。スイーツは、ホイップクリームとラズベリーソースを組み合わせたチーズケーキを用意する。 従業員から192品の応募があり、味や独創性などで23品を決めた。一部の商品を除き全33店で販売する。5品
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浜松・ヤタローの胡桃あんぱん 2年連続で最高賞「くるみパン オブ・ザ・イヤー」
パン・菓子製造販売のヤタローグループ(浜松市東区)の「胡桃(くるみ)あんぱん」がこのほど、クルミ入りパンの1番人気を決めるコンテスト「くるみパン オブ・ザ・イヤー」のホールセールベーカリー部門で、最高賞のグランプリを2年連続で受賞した。 コンテストはクルミ産地の米国・カリフォルニアくるみ協会の主催。9~10月に国内消費者による投票が行われ、スーパーやコンビニで購入できる袋パンが対象の同部門で得票を重ねた。 胡桃あんぱんは香ばしいクルミを甘めのパン生地にふんだんに混ぜ込み、職人が一つずつあんを手包みしている。1995年発売以来の人気商品(4個入り、税込み451円)だという。
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静岡人インタビュー「この人」 民間から協賛募り学校花壇の整備に取り組む 山村克孝さん(浜松市東区)
企業の協力を得て浜松市立小2校の花壇を整備する事業を始めた。生花販売業グリーンハート・ヤマムラ社長。75歳。 ―事業のきっかけは。 「数年前、学校の花壇を管理するフラワー委員会に入った小学生の孫から、『雨の日にも花への水やりは必要なの?』と衝撃の相談を受けた。雨でも定期的に水やりするルールだった。花壇も手入れが必要な状況で、許可を得て整えていると、通りかかった子どもたちから『きれいだ!』と次々と声を掛けられた。教員は忙しくなかなか花壇に手を掛けられない。誰かがやらなければいけないと感じた」 ―協賛を募る理由は。 「地域でチームを組まないと活動は根付かない。事業は協賛金を活動費に充て、
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浜松アクトタワー 45階展望回廊 家康パネル展示し営業再開 非日常を演出
静岡県内のビルで最も高いアクトタワー(浜松市中区)の45階展望回廊が20日、約2年9カ月ぶりに営業を再開した。コロナ禍で2020年3月から休業していた。来年の大河ドラマ「どうする家康」に合わせて、新たに徳川家康ゆかりのパネル展示を施した。 回廊北側部分に設けた家康関連の展示は、タワーからの眺望写真と浜松城や東照宮、浜松八幡宮など市内の家康ゆかりの地を紹介している。南側は自然由来の香りや造花による装飾で、非日常空間の演出を図った。 展望回廊は地上185メートルの高さから遠州灘や市内中心部の街並みを一望できる。コロナ禍前は年間約2万7千人が訪れる人気スポットだった。 運営するオークラアクト
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住宅関連会社×障害者施設 「住福連携」推進へ 受注作業ひと目、カタログ作成
生きがいを求めて働く障害者への理解を深め、互いに仕事を頼み合えないか。そんな関係性を築こうと、浜松市内の複数の住宅関連会社が“住福連携”の取り組みとして、県西部の障害者就労支援施設が受注できる仕事をまとめたカタログを作成した。年内に数十冊を取引先などに配布し、賛同の輪を広げる。 市内で住宅リフォームなどを手がけるエネジン、三立木材、仲田建築などが、仕事を依頼できる障害者施設がほとんど知られていない状況に着目し、地域内のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みとして企画した。 カタログはA4判で、浜松、磐田市などの10施設が請け負うグッズ製作をはじめ、空き家の換気や
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世界最大規模「性接触ネットワーク」 ソープランド口コミサイトから分析 静岡大教授ら発表、感染症予防への応用に期待
静岡大工学部の守田智教授(52)と同大博士課程修了で長崎大熱帯医学研究所の伊東啓助教(34)らのグループがこのほど、国内性風俗店で「誰と誰が性接触をしたか」というつながりを表す性接触ネットワークの分析に成功した。店舗型風俗店(ソープランド)の口コミサイトを調べ、世界最大規模という男性客と女性スタッフの計約7万2千人の結びつきを明らかにした。 研究成果は、無料で閲覧できるオープンアクセスの国際科学誌「プロスワン」に掲載された。守田教授は「社会構造の理解が進み、性感染症拡大予防などへの応用に期待できる」とみている。 プライバシーの観点から調査が難しい性接触による結びつきを、口コミサイトを解析
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カルテル巡り中部電力社長陳謝 公取委、課徴金通知
中部電力の林欣吾社長は20日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、事業者向け電力販売でカルテルを結んだとして独禁法違反(不当な取引制限)で公正取引委員会から課徴金納付命令を出す処分案を通知されたことについて「心配をかけ、おわびする。内容を精査して、今後の対応を慎重に検討する」と陳謝した。 同社とグループ会社への課徴金額は計約275億円に上る。林社長は浜岡原発(御前崎市佐倉)の安全対策などへの影響については「処分案を受け取ったばかりで今、具体的な影響は出ていない」と強調した。 原発の建て替えや、最長60年としてきた運転期間の延長を盛り込んだ経済産業省の行動指針案には「今後の原子力政策について
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記者コラム「清流」 久しく心地よい「熱狂」
新型コロナウイルスの流行以降、遠ざかっていた声援を目の当たりにした。サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメントの日本対クロアチア戦。観戦取材のため、浜松市中心街のレンタルスペースでサポーターとともに見守った。 互いに初対面の人も多い中、日本が先制点を挙げれば「ニッポン」コールが起こり、ピンチを迎えれば一斉に悲鳴が上がった。PK戦ではみんなが肩を組んでモニターを見つめ、勝利を願った。 実はサッカーを1試合通じて観戦した経験は少ない。W杯への思い入れも強くはないつもりだったが、気が付けば一緒に一喜一憂していた。何より、久しく忘れていた「熱狂」は心地よく、記憶に残る取材の一つ
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「天下のフランス音楽」奏でる 浜松交響楽団が定演
浜松交響楽団(浜松市中区)はこのほど、第93回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のアクトシティ浜松で開いた。「天下のフランス音楽」と題して3曲を奏でた。 国内の主要オーケストラを指揮して好評を得ている海老原光さんがタクトを振り、チェロ奏者中木健二さん、ビオラ奏者鈴木康浩さんを迎えて演奏した。ラベルの「古風なメヌエット」、サンサーンスの「チェロ協奏曲第1番」、ベルリオーズの「イタリアのハロルド」を披露し、約1200人の聴衆を魅了した。
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移動スーパー 富士市で開始 食品や日用品など500品目 マックスバリュ東海
マックスバリュ(MV)東海(浜松市東区)は15日、買い物支援で地域を巡る「移動スーパー」の運営を富士市で始めた。同市での稼働は初めて。 同市のMV富士江尾店の生鮮食品や日用品など約500品目を専用車に積み、元吉原、吉永、須津の各地区の空き地や公会堂など計51カ所を巡回する。 同社は7日から静岡市内でも移動スーパーの稼働を始めていて今回で4台目。
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「ペッパーで防災学びを」 プログラミングの全国コンテストへ 浜松聖星高生挑む
浜松市中区の浜松聖星高の1、2年生7人が本年度、プログラミングの全国コンテスト「STREAMチャレンジ」(来年3月開催、超SDGsラボ主催)に向け、人型ロボットのペッパーで災害への備えを学ぶ仕組みづくりに挑戦している。 同校は前回大会でフードロス削減をテーマにプログラムを組み、最優秀賞を受賞した。今回は1年生3人が洪水への備え、2年生4人が避難後の対応をテーマに参加する。 1年の小野田茜さんは「今年は豪雨が多くて、自宅近くも浸水した。洪水時の心構えをペッパーで学べるようにした」と話す。2年生チームは、避難時の車中泊で注意が必要なエコノミークラス症候群などを学べる機能をプログラムした。
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産学で課題解決へ 静大院生成果発表 浜松市中区
静岡大はこのほど、「産業イノベーション人材育成プログラム」のシンポジウムを浜松市中区の同大浜松キャンパスで開いた。本年度の受講生14人が産学連携で取り組んだ演習成果を発表した。 同プログラムは工学、情報学専攻の大学院生が対象。院生は専門分野の垣根を越えてチームを組み、企業が提案した「駐車場の空き状況の見える化」「イカ釣り機の糸絡み早期発見システムの構築」といった課題解決に取り組んだ。 基調講演では浜松地域イノベーション推進機構次世代自動車センター浜松の望月英二センター長が登壇し、EVシフトが進む自動車産業の現状などを紹介した。
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女性の活躍 健康面で応援 杏林堂薬局がセミナー
杏林堂薬局(浜松市中区)は11日、女性の活躍推進応援セミナーを同区のアクトタワーで開き、専門家による講演や健康相談などを行った。 講演では市内の産婦人科医が、ピルの服用で月経痛が軽くなる仕組みなどを紹介した。会場には薬剤師や歯科衛生士による相談コーナーや、骨密度などを測定するコーナーを設けた。事前申し込みの市民ら約190人が来場した。セミナーは生活用品のライオン(東京都)が共催した。
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「移動スーパー」オクシズに巡回 マックスバリュ東海
マックスバリュ(MV)東海(浜松市東区)は7日、買い物支援で地域を巡回する「移動スーパー」の運営を静岡市葵区のオクシズ(中山間地域)で始める。同市内での運営は初めて。 同区のMVエクスプレス静岡羽鳥店の生鮮や加工食品、日用品など約500品目を専用車に積み、同店の店頭より10円(税抜き)高い価格で販売する。週に5日稼働し、井川、梅ケ島、大河内、大川、清沢、足久保、賤機北の各地区計72カ所に停車する。 同社は浜松市天竜区で2台の移動スーパーを運営していて、今回で3台目。
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静岡大と浜松医科大 新大学の構想案、初めて示す 異分野融合の教育加速 浜松でシンポ
静岡大と浜松医科大は1日、浜松市中区の静大浜松キャンパスで開いた「医・工・情報の異分野連携シンポジウム」で、両大の運営法人統合・大学再編が実現した場合に浜松地区に設ける新大学の教育・研究の構想案を初めて示した。医学、看護学、工学、情報学を融合した教育や研究を加速させた上で、健全で安心できる社会「ソーシャルウエルネス」や、革新技術で住民が参画する社会「スーパーシティー」への貢献を目指す。 具体的な研究の例として医療向けロボットの開発や、情報通信技術(ICT)を活用したインフォームドコンセント(説明と同意)、遠隔医療の高度化などを挙げた。 再編後の教育研究の検討に参画している遊橋裕泰静大教授
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三村前所長「最終講義」 静岡大浜松キャンパス「高柳シンポ」開幕
浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで29日、第24回高柳健次郎記念シンポジウム(同実行委主催)が始まった。光技術や医療分野などで活躍する研究者が30日まで、研究成果を発表する。初日は、3月末で同大電子工学研究所の所長を退任した三村秀典特任教授ら5人が講演を行った。 三村特任教授は、コロナ禍で退任前に実現できなかった「最終講義」として登壇した。2007年に所長に就任後、研究予算が配分される国の事業への採択を実現した経緯や、国際交流に力を注いだことを振り返った。 世界で初めてブラウン管による映像受信に成功した高柳健次郎の流れをくむ同研究所を「世界有数のイメージングデバイス研究拠点にすることがで
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中電社長「議論好ましい」 30年原発の安全確保 新制度案
中部電力の林欣吾社長は24日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、原子力規制委員会が運転開始後30年の原発について10年ごとに施設の安全性を確認する新制度を検討していることに関し「技術的にどうすれば安全性が確保できるか、議論していることは非常に好ましい」と述べた。 規制委は「原則40年、最長60年」とする現行制度を撤廃する政府方針を踏まえ、長期運転の安全性を確保する規制見直し案を示している。林社長は「個々のプラント(原発)の状況を見て確認されることが望ましい。安全性を大前提に既設の原発が使えれば大変有意義だ」と語った。 中電の浜岡原発(御前崎市佐倉)は3号機は35年、4号機は29年、5号機
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脳画像、動いても高精度計測 浜松ホトニクス、頭部用PET開発
浜松ホトニクスと浜松光医学財団(浜松市浜北区)は22日、頭を固定せずに検査ができる頭部用の陽電子放射断層撮影装置(PET)を開発し、国内で初めて薬事承認を受けたと発表した。静止状態を保つことが難しい患者の脳機能を高精度で計測でき、認知症や精神疾患の共同研究を加速させる。 従来の装置は患者のストレスになりうる頭の固定が必要で、正確な結果が得られない可能性があった。新装置には、検査中の頭の動きを高精度カメラで計測し、脳の画像を補正する機能を搭載した。患者が動いても、ぶれのない画像が得られるようになった。 約2年前に国に申請し、9月中旬に薬事承認された。年明け以降、同財団が運営する浜松PET診
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イオンモール浜松志都呂 25日改装オープン、32店舗刷新
イオンモール浜松志都呂(浜松市西区)は18日、新たな生鮮食品専門店の導入など32店舗を刷新し、25日にリニューアルオープンすると発表した。 1階に食のコンセプトゾーン「デリマルシェ」を設け、地元野菜を提供する青空農園と、県内初出店となる精肉の千里屋が入る。ミニ四駆コースを備えたホビーゾーンや100円ショップの移転拡大、書店の改装などを行った。子ども向けの体操教室を新設するほか、12月以降に住まいの無料相談所や雑貨店などが順次開店する。 施設面は2階の屋外テラスにテーブルやソファを置き、木目を基調としたデザインに改修した。約40カ所にデジタルサイネージ(電子看板)を設置して利便性の向上を図
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遊休不動産 活用法は エリアリノベーション学ぶ見学会 浜松
浜松市はこのほど、中区の遊休不動産活用について理解を深める「エリア探索 空き物件見学ツアー」を同区の市中心街で開いた。不動産活用に関心のある市民ら12人が参加し、地域への愛着を持ちながら事業を行う「エリアリノベーション」への理解を深めた。 見学に先立って同区のレンタルスペース「SOU」で講義を行った。建築設計事務所リージョン・スタディーズの白坂隆之介社長が、空き家を改修し、長寿命化を図った上で売却する自らの取り組みを解説した。「街を活性化したいという気持ちだけでは事業は進まない。物件や地域としっかり向き合ってほしい」と語った。 講義後、参加者は同区肴町や紺屋町の遊休物件を見学し、所有者ら
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キャンパスに往年の名車60台 静岡文化芸術大でイベント
浜松市中区の静岡文化芸術大文化・芸術研究センターと、三遠地域のクラシックカー愛好家でつくる「クラブアルビオン」はこのほど、クラシックカーの祭典「ディスカバー・クラシック・カーズ」を同大で開き、往年の名車約60台が集結した。 電気自動車(EV)や自動運転技術の開発が急速に進む中、改めてクラシックカーのデザインや文化への理解を深めようと企画した。キャンパス内に1965年式のホンダS600や、63年式のジャガーマーク2などが並び、デザインを学ぶ学生らが興味深く観察した。トヨタ博物館の職員がレストア(復元)の記録を解説する講演も行った。
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ウクライナ支援 中区でチャリティーコンサート 浜松の音楽家団体
浜松市の音楽家団体「ミュージシャンズ・アソシエーション・ハママツ」(鈴木絢子代表)はこのほど、同市中区のクリエート浜松でウクライナ支援のチャリティーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。 東欧に居住歴のある市内在住の演奏家が企画し、ピアニストの鈴木代表やビオラ奏者富田直樹さんら7人が出演した。ショパンのノクターン第2番や、モーツァルトの「ピアノとバイオリンのためのソナタ」など11曲を披露した。 会場に募金箱を設けて来場者から寄付金を募った。ウクライナから9月に来日した静岡大工学部の留学生2人も鑑賞し、「このようなコンサートを開いてくれて感動している」と感謝した。浄財は全額を日本
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エネジン社長 SDGsの事例を紹介 浜松市中区で講演
1月に「中小企業でもできるSDGs経営の教科書」を出版したLPガス販売エネジン(浜松市中区)の藤田源右衛門社長がこのほど、同区で講演し、自社の地域貢献型SDGs(持続可能な開発目標)の事例を紹介した。 県商工会連合会、県商工会議所連合会のスタッフ研修会で講師を務め、地元信金などと連携した絵画展や子育て教室の開催といった取り組みを解説した。「パートナーシップを組むと多様な企画が生まれ、互いの客をシェアする効果があった。会員企業を他社と結び付けてほしい」と呼びかけた。 書籍の出版以降、藤田社長には県内外の金融機関などから講演依頼が続いている。同社は新たなパートナーとのつながりなどを求めて事例
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遠鉄バス運賃値上げ 国に申請 4月から初乗り150円
遠州鉄道は11日、路線バス運賃の値上げを国土交通省に申請した。初乗り運賃を現行の120円から150円に、130円以上の区間は20~50円それぞれ引き上げる。新型コロナウイルス禍の利用客減で採算が悪化し、値上げに踏み切った。消費増税に伴う改定を除くと、値上げは2015年以来7年ぶり。来年4月17日から実施する予定。 通勤・通学定期券も値上げし、割引率の高い高齢者向け定期券の対象年齢を65歳以上から70歳以上に変更する。路線バスは平均値上げ率9・7%の改定で、2億8千万円の赤字圧縮を見込む。 同社によると、路線バスと貸し切りバスなどを含めた自動車事業の営業損益はコロナ禍前の19年度時点で20
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賃貸向け戸建て住宅新商品 土地所有者に有効活用提案 遠州鉄道
遠州鉄道(浜松市中区)の不動産事業部は、年内に賃貸経営向け一戸建て住宅の新商品の販売を始める。アパートやマンションに比べて初期投資を抑えられ、狭小地や三角地などにも建築可能な戸建て住宅で、地主らに土地の有効活用を提案する。 新商品「ブリアシエル」は白を基調としたシンプルでモダンな外観の木造2階建て。間口が約4・5~約6・3メートルに対応するいずれも3LDKの3タイプを用意した。価格は1250万円から。 賃貸経営への関心は高く、市内で5日に開催したセミナーには約70人が参加した。同区上島に建てた1棟目で19、20の両日に予約制で開く見学会も、すでに定員48組の約半数が埋まった。 コロナ禍
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昭和の名車、広告やカタログ展示 浜松市中区、30日まで
浜松市中区の浜松復興記念館で30日まで、昭和の車の歴史を広告やカタログ、ミニチュアカーで紹介する展示会「いま蘇(よみがえ)る昭和の名車」の第2弾が開かれている。 元デザイン事務所勤務で、市内のグループホーム職員の橋本方彦さん(69)=中区=が昨年12月に続いて企画した。今回はカタログコレクターの松井政則さん=同=の協力も得た。トヨペットクラウン、スバルのヤングSS、スズキのカルタスなど、昭和の雑誌広告120点やカタログ40点、43分の1ミニチュアカー約40台を展示した。東洋工業(現マツダ)初の三輪トラック「マツダ号DA型」など、オート三輪の歴史を紹介するコーナーなども充実させた。 橋本さ
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浜松市消防局に火災予防啓発シート贈る サーラエナジー
都市ガス事業などを手がけるサーラエナジー浜松支社(浜松市東区)は9日、秋の火災予防運動(9~15日)に合わせて火災予防啓発用のマグネットシート1500セットを同市消防局に贈った。 同社の諏訪博支社長が市消防局の猪又正次消防長を訪ね、シートを届けた。諏訪支社長は「住民の予防意識の向上に役立ててほしい」と話した。 シートは縦13センチ、横10センチ。「お出かけ前にガスの元栓を閉めていますか」といった呼びかけを記載した。日常的に使ってもらおうとマーカーペンを付け、繰り返しメモ書きができる。市消防局は、はままつフラワーパーク(西区)で20日に予定する「消防119ふれあいフェア」などのイベントで配
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鍼灸整骨院に新規参入 サツ川製作所、浜松市中区で開院
浜松市南区の機械装置製造のサツ川製作所は7日、中区新津町に「まつした鍼灸(しんきゅう)整骨院」を開院した。新型コロナウイルス禍による健康意識の強まりを背景に、整骨院の運営に新規参入した。 柔道整復師と鍼灸師の資格を持ち、プロサッカーチームや地元高校のサッカー部などでトレーナーの経験のある松下卓司さん(37)が院長を務め、「地域の住民が気軽に頼れる整骨院にしたい」と話した。肩や腰の痛みといった体の不調のほか、スポーツ選手らの相談にも応じる。酸素カプセルや体の深部の筋肉(インナーマッスル)を鍛えるEMSなどの設備も備えた。 薩川敏社長は「新しいチャレンジで市民の健康増進に貢献したい」と強調し
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関係人口の増加が使命 浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(浜松市中区) 竹内靖理事・事業本部長【キーパーソン】
観光振興に取り組む浜松・浜名湖ツーリズムビューローの理事・事業本部長に本年度、就任した。観光プロモーションを立案・実行する役割を担い、コロナ禍で疲弊した地域の活性化を目指す。 ―浜松の印象は。 「西日本で勤務していた時は静岡県の情報が少なく、当地域は浜名湖とウナギのイメージが強かった。実際は風光明媚(めいび)な観光スポットや食の魅力にあふれ、振興に力を入れる若い世代が多いと感じている。情報発信が総花的になってぼやけないように、パワーのある若手と数年後を見据えた活性化策の議論を深めたい」 ―コロナ禍の影響をどうみているか。 「ビューローが提案している体験型観光プラン『ちょい旅ガイド』の
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マックスバリュ東海 浜松・住吉に小型店 10日オープン
マックスバリュ東海は10日、浜松市中区住吉に小型店「マックスバリュエクスプレス浜松住吉店」を開店する。市内への小型店出店は7月オープンの浜松中央店に続き3店目。 2月から休業していた浜松住吉店を新たに小型店として建て替えた。売り場面積は671平方メートルで、24時間営業にした。駐車台数は30台。食べきりや使い切りサイズの小容量商品を拡充する。宅配サービス「ウーバーイーツ」を利用した商品提供も行う。
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薬局の設備など紹介 浜松で「くすりと健康フェスタ」
浜松市薬剤師会と市はこのほど、「くすりと健康フェスタ」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のえんてつホールで開いた。健康相談コーナーや薬物乱用撲滅を訴えるコーナーなどを設け、来場者は薬の使い方や薬剤師への理解を深めた。 薬局の設備紹介のコーナーでは、錠剤を粉末にする機械や、軟こうを練る道具を並べて薬剤師が実演した。災害時でも迅速な治療開始に役立つ「お薬手帳」の利用を呼びかけたほか、市内中高生が描いた薬物乱用防止ポスターコンテストの応募作品30点を展示して薬物乱用の恐ろしさを伝えた。身近な薬草や、年代別の栄養の取り方をテーマにした公開講座も開いた。
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ネットスーパー 湖西拠点に開始 杏林堂薬局
杏林堂薬局(浜松市中区)はこのほど、湖西市の新所原駅南店を拠点にネットスーパーを始めた。専用サイトで注文を受けて自宅まで商品を届けるサービスで、同市内に加え、初めて県外の愛知県豊橋市の一部地域を配送エリアに加えた。 同社は浜松市を中心にネットスーパーを行っている。配送拠点となる店舗は6カ所目。同店は愛知県境に近く、市外からの利用も多いため豊橋市にも配送エリアを設定した。 日用雑貨や食品、精肉など一部生鮮食品、医薬品など同店の約1万点を店頭価格(特売品を除く)で扱う。配達料は税込み330円。1回に税抜き2千円以上を購入すると無料。注文から最短3時間程度で届ける。
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遠州鉄道 3年ぶりトレインフェスタ 11月13日、西鹿島駅
遠州鉄道は13日午前10時から、「遠鉄電車トレインフェスタ」を浜松市天竜区の西鹿島駅周辺で3年ぶりに開く。入場無料。 隣接する車両工場を開放し、電車に乗って大型洗車機を通る体験や運転台の見学ができる。鉄道グッズや部品の販売なども行う。天竜浜名湖鉄道のほか、今回初めて豊橋鉄道、愛知環状鉄道、浜松学院大のゼミが出展ブースを設ける。問い合わせは同社鉄道営業所<電053(435)0221>へ。
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イスラム教戒律「ハラール」対応施設巡る 浜松市内でツアー
静岡県はこのほど、訪日外国人観光客の受け入れ増加に向け、「食の多様化対応ツアー」を浜松市内で開いた。県西部で飲食や小売業を営む5人が参加し、イスラム教の戒律「ハラール」に対応する施設を巡った。 県内最大級のイスラム教徒礼拝施設のモハマディマスジド(浜松モスク、南区)では、施設責任者から説明を受け、1日5回の礼拝や断食などの習慣や信仰について理解を深めた。ツアーにはハラールビジネスの支援に当たるハラル・ジャパン協会(東京都)のコンサルタントが同行した。礼拝室を備える新東名高速道の浜名湖サービスエリア(浜北区)のほか、ハラールやベジタリアン(菜食主義者)に対応した食材を置くスーパー(中区)を訪
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建物内の構造を自動でCAD 作成ソフトに新機能 エリジオン
ソフトウエア開発のエリジオン(浜松市中区)は12月、空調設備を手がける建設業など向けで、建物内の構造を計測した3次元点群データからコンピューター設計(CAD)モデルを作成するソフト「インフィポインツ」に新機能を搭載する。部屋の形状や複雑に入り組んだ鉄骨などの3Dモデルをワンクリックで自動作成し、作業効率を向上させる。 部屋の壁や床、天井などの形状を3Dモデルにする際、従来はソフト上で手作業が必要だった。独自アルゴリズムを強化して自動認識させ、手作業を最小限に抑えた。自動認識は鋼材の骨組みにも対応している。 このほか、データ容量が大きく情報共有しづらい点群データを、一般利用されているソフト
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睡眠の仕組み解説 光科技研振興財団 浜松で講演会
光科学技術研究振興財団(理事長・晝馬明浜松ホトニクス社長)は3日、最先端の光技術をテーマにした講演会「第39回浜松コンファレンス」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。「睡眠の謎に挑む」と題し、筑波大国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史機構長が講演した。 日中に突然眠り込んでしまう病気「ナルコプレシー」の仕組みを解明した研究について紹介した。脳内物質オレキシンの欠乏が睡眠障害を引き起こすことを解説し、「同じ作用を持つ物質を設計して病気の治療につなげたい」と強調した。 日本人の睡眠時間が諸外国に比べて少ない現状や、睡眠不足が生活習慣病やメンタル不調に悪影響を及ぼすことも説明した。一方、脳
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浜松にバイオマス発電所 食品廃棄物利用、国内最大級 藻類試作製造所も計画
廃棄物処理業「太洋サービス」(浜松市西区)が、食品廃棄物を原料にした国内最大規模のバイオマス発電所と、バイオ燃料の生産などに使われる微細藻類の試作製造事業所の整備をそれぞれ同区内で計画していることが4日までに、同社などへの取材で分かった。 発電所は「浜松バイオパワー(仮称)」で、生ごみなどを発酵させたメタンガスを発電利用する。同区坪井町の約4万平方メートルの同社工場跡地に建設し、2026年の稼働を目指す。23年にも造成工事に着手したい考え。 発電出力は2400キロワットで、年間の発電電力量は一般家庭約4千世帯分に相当する1900万キロワット時。食品工場などから出る生ごみなどを毎日200ト
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格闘ゲーム「ストリートファイター5」 プロと対戦 浜松・西区でファン交流企画
ゲーム大手のカプコンは3日、対戦格闘ゲーム「ストリートファイター5」のプロリーグに出場中の選手がファンと交流するイベントを浜松市西区のイオンモール浜松志都呂で開いた。プロ選手がトークショーや来場者との対戦を繰り広げた。熱心なファンやeスポーツに興味を持った買い物客など10代~20代を中心に幅広い年齢層が会場に詰めかけた。 優勝賞金500万円のリーグ戦に出場中の「グッドエイトスクアッド」の4人が登場し、ゲームやリーグの見どころを紹介した。来場者と対戦し、「キャラクターの持つ素早さを生かして」などとアドバイスを送った。来場者が必殺技を繰り出してプロ選手に勝利すると、会場から大きな拍手が起こった
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白黒ギョーザ、まるでピアノ♪ 浜松の商店、皮の色で鍵盤表現
浜松市中区の酒類・食品販売「間渕商店」が「音楽のまち浜松」を発信しようと、ピアノの鍵盤をモチーフにした「ピアノ餃子(ギョーザ)」を商品開発した。黒色の皮を使ったギョーザで黒鍵を、白色の皮で白鍵を表現し、見た目にもユニークな土産用の冷凍ギョーザとして販売を始めた。 ギョーザによる浜松の中心街活性化に力を注ぐ同社は、4月に繁華街の飲食店にギョーザのモニュメントを設置し、8月には街中の飲食店と食べ歩きイベントを実施した。新商品のピアノ餃子はキャベツが多く、さっぱりとした食感の「浜松ギョーザの印象を覆したい」(同社)と企画したという。 竹炭を使った黒色ギョーザはニンニクの風味をふんだんに効かせて
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湖上舞台にダンス劇「グランドスケープ浜名湖」 浜松・舘山寺温泉
浜松市西区の舘山寺温泉で29日夜、浜名湖上で繰り広げる舞台「グランドスケープ浜名湖@舘山寺」(ハマナコ・ディスティネーションなど主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が開幕した。光や音、炎による演出を受けながらダンサーが舞い、湖上を幻想的に彩った。11月1日を除く同3日までの5日間、毎夜3回公演する。 ステージは湖の沖合に浮かべた長さ21メートルの台船。地元の神事や伝統芸能をテーマにしたダンス劇に県内出身者を中心とした14人が出演した。切れ味のあるダンスや官能的な踊りで、火事や洪水など自然の脅威にさらされながらも、たくましく生き抜く人々の物語を描いた。立体的な音響や照明を付けた衣装で厳かな雰囲気
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浜松市中区中心街、アートで彩り 店舗に絵画など 6日まで
浜松市中区の中心街の個店を美術作品で彩るイベント「浜松オープンアート」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、始まった。ゆりの木通り商店街を中心とした37店舗などに絵画や造形、書など多彩な作品を展示している。11月6日まで。 市にゆかりのある約40人が出展し、各店のショーウインドーなどを飾った。イベント本部を置く江間ふとん店には地蔵の彫刻、水彩で描いた人物や風景の絵画が並んだ。肴町商店街の複数の空き店舗には創作人形やポップアート、現代造形を展示してそれぞれの世界観を演出し、買い物客らを楽しませている。 期間中にワークショップやシンポジウムを開くほか、30日には松菱跡地で開催中の
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老舗自慢の味 店先で楽しむ 浜松市中区で「職人市場」
浜松市中区の中心街の千歳町でこのほど、老舗料理店が店先で自慢の味を振る舞う「第12回職人市場in千歳」(実行委員会主催)が開かれた。仕事を終えた会社員らが訪れ、はしご酒を楽しみながら秋の夜長を過ごした。 参加21店の店前にテーブルが並んだ。各店は500円のワンコインで飲み物に加えて、焼き鳥や天ぷらなどの工夫を凝らした本格料理をリーズナブルに提供した。3年ぶりとなった今回は、新型コロナウイルスの感染対策で「密」を避けるために平日開催にし、内容を一新した。
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ネオンアートや特別料理を企画 浜松ザザ中央館 リニューアル4周年
浜松市中区のザザシティ浜松中央館がリニューアル4周年企画を展開している。「ファンタスティック」をテーマに、フードホールでネオンアート展や同館の歴史を紹介するパネル展を行い、各店は特別料理を提供している。11月30日まで。 ネオンアート展は現代美術家赤塚りえ子さん、ファッションデザイナーのミハラヤスヒロさんらの8作品を展示し、ノスタルジックな雰囲気を演出している。看板製作のアオイネオン(静岡市葵区)が協力した。各テナントは、名店シェフ監修の「オリジナル黒トリュフプリン」「黒トリュフ入り和牛のセレブ餃子」など8品を用意した。期間中の週末にはマジシャンが各テーブルを訪ねて無料でマジックを披露する
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「原発活用の選択肢増える」 中電社長、運転上限撤廃方針に見解
中部電力の林欣吾社長は28日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、原則40年、最長60年とする原発の運転期間を撤廃するとの政府方針について「既設の原発を持続的に活用する手段の選択肢が増え非常に意義深い」と述べた。 原発の利点として国のエネルギー自給率の向上や、電力価格の抑制、二酸化炭素(CO2)の排出量削減などを挙げ「今後の原発の在り方について検討が進められることは重要だ」と語った。 中電の浜岡原発(御前崎市佐倉)は3号機が運転開始から35年、4号機が来年で30年を迎える。現行法は原発の運転期間を原則40年とし、原子力規制委員会が認めれば1回に限り最長で20年延長できる。一方、政府の上限撤
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クレステック 新本社で業務開始 プリントセンター集約
クレステックは27日までに、浜松市北区東三方町の新本社社屋に移転し、業務を始めた。老朽化した本社施設を同市東区笠井新田町から移すとともに、同区和田町のプリントセンターを集約した。 高台の約9800平方メートルの土地に鉄骨2階建て社屋を新築した。延べ床面積は約3200平方メートル。約150人が勤務する。2階を開放感のあるオフィスとし、中央に約200平方メートルのコミュニケーションエリアを設けるなど職場環境を整えた。 1階は会議室やマニュアルに掲載する製品の撮影スタジオ、多品種少数のニーズに応える印刷製本機能を整えた。フィットネスルームを設置したほか、歩行を促進する動線設計を取り入れたという
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会員組合の事業、再構築加速を確認 静岡県中小企業団体中央会、浜松で大会
静岡県中小企業団体中央会は26日、本年度の県大会を浜松市中区のえんてつホールで開いた。コロナ禍や原材料高など変化が激しい社会経済環境に対応するため、会員の中小企業組合が取り組む事業の再構築を加速させる方針を確認した。 中央会は会員組合への伴走支援を強化し、デジタル技術の活用支援にも力を注ぐ。山内致雄会長は「コスト上昇で多くの事業者の収益が深刻化し、大規模な転換期に差しかかっている」と強調した。 浜松市での開催は33年ぶり。「人のつながりを信じ、夢の実現に向け力強く第一歩を踏み出す」などとする大会宣言を採択した。会場に隣接する市ギャラリーモール・ソラモで展示直売会を初めて同時開催し、県内各
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三遠南信道やリニア「早く実現を」 峰竜太さん講演
24日に長野県飯田市で開かれた第30回三遠南信サミットで、南信州に位置する同県下條村出身の俳優・タレントの峰竜太さん(70)が講演し、三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の全線開通時期について「遅すぎる。早く実現させてほしい」と訴えた。 峰さんは「名古屋まで新幹線に乗り、中央本線に乗り換えるなどして約4時間かかった」と東京からサミット会場となった飯田までの経路を説明。「三遠南信道やリニアが開通しても、たぶんその頃には俳優をやめている」と話し、会場の笑いを誘った。 自らの人生の失敗談も触れながら、芸能界で先輩が見せた気遣いから成功のノウハウを学んだ経験を紹介。「上司や部下の人間関係がしっかり
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元ホンダ3代目社長 久米是志さん(9月11日死去、90歳) 技術開発で世界企業の礎【追想メモリアル】
1972年、世界一厳しいと言われた米国の排ガス規制を初めてクリアしたCVCCエンジンを開発し、ホンダが世界企業に成長する礎を築いた。「世のため、人のため、仲間のために仕事をする」との理念を貫いた。 出身の兵庫県から浜松市に移り、浜松北高を経て静岡大工学部機械工学科に進んだ。高校、大学時代をともに過ごし、親交を続けた同市中区の棚橋信昭さん(91)は「口下手であまりしゃべらない。ひらめきを大事にする男」と評する。静大では自動車部に所属し、木炭車をガソリン車に改造して走らせようと夢中だった。アルバイトで二輪の図面を引けば、「あっという間に描き上げる才能があった」(棚橋さん)。 54年の入社から
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浜松の食「秋の陣」 飲食や物販70店参加、11月1日から
浜松まちなかにぎわい協議会は11月1日から、浜松市中区の中心街で食のイベント「はままち食の台所 秋の陣」を初開催する。飲食や物販70店が参加し、浜松の旬の食材を使ったメニューを提供する。30日まで。 和食や洋食店、居酒屋のほか、カフェやキッチンカーが参加。ギョーザを扱う8店が参加する「秋の餃三昧」も同時開催する。観光客の増加が予想される来年の大河ドラマの放送に向け、浜松の豊富な食材を堪能できる企画で中心街の魅力向上を図る。 期間中、参加59店で使用できるお得な電子チケット「はま食チケット」を販売する。電子サービス「EMot(エモット)」で500円券5枚を2千円で購入可。1600セット限定
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客との意思疎通重視 炭焼きレストランさわやか 富田社長が講義
静岡県内で炭焼きレストラン34店舗を展開する「さわやか」(袋井市)の富田玲社長(56)が18日、浜松市中区の浜松学院大で特別講義を行い、「ロボットやAI(人工知能)に代替される価値は提供しない」と述べ、来店客にコト体験のサービスを徹底して提供する経営哲学を強調した。 さわやかでは、ホールスタッフは調理場から呼ばれるまで接客に徹し、客に気を配る姿勢を紹介。「どんな時代でも人が求める心が通じたコミュニケーションを大事にしたい」と訴え掛けた。新型コロナウイルス禍で経営危機を迎えた際も「家族のだんらんや笑いなど、店では心に残る物語を提供している」と、配達や持ち帰りサービスを実施しなかった理由を説明
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浜松街中で歴史やグルメ 「まちあるき博」試行スタート
浜松市中区の中心街の歴史や文化、グルメを楽しむ「浜松まちあるき博覧会」(同連絡会主催)がこのほど、試験的に始まった。初回は同区肴町の乾物店「丸喜屋商店」で、家康風雑煮をつくるワークショップを開いた。 同店の三浦京子さんが、かつお節や昆布を使っただしの取り方を解説した。枯れ節と呼ばれるかつお節や、シイタケで取っただしを使って徳川家康が好んだとされる質素な雑煮を調理した。参加した市民6人は、だしの味見を繰り返しながら調理法を学んだ。 同連絡会は浜松まちなかにぎわい協議会、浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、浜松商工会議所でつくる組織。来年の大河ドラマの放送に向けて街中の魅力を伝える企画を検討し
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ウナギつかんで笑顔 さなる幼稚園児ら体験 浜松
浜松市西区のさなる幼稚園はこのほど、ウナギのつかみ取り体験を同区の水産加工会社海老仙で行った。 園児と保護者ら約70人は、たらいに放たれたウナギのつかみ取りに挑戦した。怖がる園児や、ぬるっとしたウナギの感触を楽しむ園児もいた。捕まえると満面の笑みを浮かべて喜んだ。ウナギは白焼きにして持ち帰った。 子どもたちや保護者に浜名湖の自然の豊かさに触れてもらおうと、海老仙の協力で企画した。参加者はウナギの加工場や大型冷蔵庫を見学し、浜名湖で捕れたドウマンガニやハマグリを観察した。
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スポーツ分析アプリ 教育現場で拡販へ 頭や腰の速度、自動でグラフに 浜松のスプライザ
スポーツ分析アプリの開発を手掛けるスプライザ(浜松市中区)は学校授業への利用拡大を図る。9月から、スマートフォンで撮影するだけで、手軽に体の動きを分析できる新アプリのベータ版(試用版)の提供を始めた。2023年3月をめどに本格製品化し、24年度までに100校への導入を目指す。 新アプリは「SPLYZA Motion(スプライザ モーション)」。幅跳びやマット運動などに取り組む利用者の動画を取り込むと、人工知能(AI)が頭や腰、手、つま先など各部位を自動で認識して分析する。 人体の各部位の速度や加速度、角度などをグラフにして表示する。例えば、幅跳びでは、踏み切って飛び出す際の角度や速度、加
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バイクの魅力発信 レースや試乗会も 浜松で16日までイベント
国産バイク発祥の地として、バイクの魅力を発信するイベント「バイクのふるさと浜松2022」(浜松市主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が15日、同市中区の浜松オートレース場で開幕した。新型バイクの展示や曲芸走行などが披露され、初日から多くの愛好家や家族連れでにぎわった。16日まで。 3年ぶりの開催でレース場では初めて。走路ではパレードや、オートレーサーや鈴鹿8耐参戦選手らによる異種100メートルレースを展開した。最新の電動バイクや大型バイク約20台をそろえた試乗会は、受け付けに行列ができた。 展示会場には約50団体が出展した。浜松で創業したスズキ、ヤマハ発動機、ホンダの新型バイクなどが並んだ。
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徳川四天王をキャラクター化 遠州鉄道 バス、タクシーに装飾
遠州鉄道(浜松市中区)は戦国武将の徳川四天王をモデルにしたオリジナルキャラクター「はままち四天王」を制作し、14日から同社のバスとタクシーへの装飾を始めた。 県西部出身の漫画家畑村へちまさんが酒井忠次、榊原康政、本多忠勝、井伊直政をモチーフに、2頭身のキャラクターをデザインした。来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、浜松の歴史への関心を高めようと浜松まちなかにぎわい協議会と企画した。 キャラクターは、徳川家康ゆかりの地のPRなどを目的とする事業や商品に無償で利用できる。利用には同協議会への申請が必要となる。
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記者コラム「清流」 「量子もつれ」にロマン
ことしはノーベル物理学賞の受賞者の発表中継をインターネットで見守った。欧米の3氏の受賞が発表される中、2014年を思い出した。 この年は青色発光ダイオード(LED)を開発した浜松市中区出身の天野浩名古屋大教授が受賞した。取材で何度も名古屋大に足を運び、開発経緯や青色LEDの材料の話を聞き、今後の発展にも強い期待感を抱いたことを覚えている。 今回は「量子もつれ」という量子力学の研究に貢献した研究者が選ばれた。量子もつれの理解には苦労しているが、近年、競争が激しい量子コンピューター技術の核でもある。将来的には身近な機器になっている可能性もあり、再び強い期待感と、何とか理解したいとの欲が湧いて
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Vリーグ女子2部29日開幕 ブレス浜松「スピードバレーで昇格」
バレーボールVリーグ女子2部の「ブレス浜松」は14日、2022~23年シーズンの開幕(29日)に向けた壮行会を浜松市中区で開いた。選手13人と監督らがパートナー企業関係者ら約110人を前に力強く抱負を語った。 浜田義弘監督は「サーブで主導権を握り、スピードバレーを展開する。1部昇格を目指す」と決意を示した。水上真悠子主将は「結果を残して多くの人と喜び合いたい」と意気込んだ。 チームは長野県の上田市自然運動公園総合体育館で29日に行われる開幕戦で、JAぎふリオレーナと戦う。ホーム初戦は11月19日、浜松市浜北区のサーラグリーンアリーナで大野石油広島オイラーズを迎え撃つ。
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成人式新作振り袖 華やかな小紋並ぶ クリエート浜松「きもの博」
浜松呉服専門店会(渡辺良昭会長)による着物の展示販売会「浜松 秋のきもの博」が9日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。 成人式向けの新作振り袖をはじめ、華やかな小紋、手描きの加賀友禅など、着物や帯、小物など約5千点が並ぶ。振り袖は会員スタッフが豊富な品ぞろえから最新のコーディネートを提案するほか、リメークの相談にも応じている。小紋は葛飾北斎のデザインから創作された緻密な文様のほか、音符や猫柄といった遊び心のあるデザインが並び、来場者の関心を引いている。 入場無料。各日午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。
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家康ゆかりの地 浜松をPR 遠州鉄道 バス・タクシーを装飾
遠州鉄道(浜松市中区)は6日、徳川家康ゆかりの地をPRするラッピングバス1台とタクシー4台の運行を始めた。2023年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、官民連携組織「家康プロジェクト推進協議会」と企画した。 ラッピングのデザインは、水色をベースに徳川家の家紋や「徳川家康公ゆかりの地浜松」の文字、市マスコットキャラクター「出世大名家康くん」を描いた。話題づくりとして、タクシー1台はベース色を変えて「金色バージョン」にした。 同区の浜松城公園駐車場で出発式を開き、同社の丸山晃司社長、鈴木康友市長、同協議会の斉藤薫会長(遠州鉄道会長)がテープカットした。丸山社長は「ラッピング車両を通じて
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浜名湖パルパル 入園無料に 「県民感謝デー」年内に3期間
遠鉄観光開発(浜松市西区)は10月15日から12月11日にかけて、同区の遊園地「浜名湖パルパル」の入園料(大人1200円、小学生800円、幼児・シニア700円)が無料になるキャンペーン「県民感謝デー」を3期に分けて行う。 県内在住の代表者1人を含む5人まで無料になる。希望者は公式ホームページで無料券を取得し、入園時に身分証などとともに提示する。「乗りものフリーパス」券を特別価格で購入することもできる。 対象期間は10月15~23日と11月5~13日、12月2~11日。問い合わせは同遊園地<電053(487)2121>へ。
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記者コラム「清流」 気温下がりほっと一息
気温が下がって過ごしやすい日が増え、少しほっとしている。というのも、今夏の電気代があまりにも高額になってしまったからだ。 7月は昨年と比較すると、電気使用量が少ないにもかかわらず料金は3割以上増加した。8月は使った量が増えた影響もあり、5割以上も増えた。エアコンを使い過ぎたと振り返っても、もう遅い。企業からは取材のたびに電気代高騰の悲鳴を聞いていた。自らの家計への負担を計算すると、電気代高騰の重みにあらためて驚く。 窓を開けるとひんやりした風が通るようになり、心地よい。だが、いつまでも続かない。次は冬だ。エアコンは一般的に、冷房より暖房の方が消費電力は多い。電気を節約しつつ、どう暖を取る
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ザザ浜松地下に「カネスエ」オープン 低価格路線のスーパー
浜松市中区の複合商業施設ザザシティ浜松西館に29日、食品スーパーの「カネスエ」がオープンした。多くの客が開店前から列をつくり、目当ての商品を買い求めた。 カネスエは愛知県を中心に展開する低価格路線のスーパー。4月末に閉店したスーパーの後継テナントとして同館地下1階に入った。午前10時の開店を前に約200人が並んだ。牛田貴博店長は「地域に愛される店づくりをしていく」と述べた。 特売品を中心に購入した中区の主婦(77)は「安さや品数に満足できた。物価高で家計の出費はできるだけ抑えたいので、しばらく通ってみたい」と話した。 カネスエは愛知、岐阜、三重県で約80店を運営している。県内への出店は
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中江さん最優秀 ポスターとTシャツデザイン やらまいかミュージックフェス
浜松市中区の中心市街地で10月に開催されるやらまいかミュージックフェスティバル(静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委員会はこのほど、デザインコンペの表彰式を同区で開いた。ポスターとTシャツ両部門の入賞者3人に表彰状を贈った。 両部門の最優秀賞に静岡文化芸術大3年の中江ほのかさん(20)の作品が選ばれた。Tシャツは楽器や富士山がモチーフで、ポスターはジャズやロックの要素を取り入れ、音が飛び交う様子を表現した。中江さんは「全員が楽しめるフェスになってほしい」と期待を込めた。 フェスティバルは10月8、9の両日にJR浜松駅周辺の11会場で開催する。 Tシャツ部門の優秀賞には、どちらも浜松未来総
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新社長に丸野正氏 晝馬氏は会長に 浜松ホトニクス
浜松ホトニクスは26日、晝馬明社長が(65)が代表権を持ったまま会長に就き、新社長に丸野正代表取締役専務執行役員(61)が昇格する人事を内定したと発表した。12月中旬の定時株主総会などを経て正式決定する。 丸野氏は1983年に入社し、システム設計部長などを経て2019年に常務取締役、21年に代表取締役専務執行役員に就いた。 晝馬氏は1984年入社で、2009年に父輝夫氏から社長を引き継いだ。光産業創成大学院大理事長、光科学技術研究振興財団理事長などを務め、光産業の発展に尽力した。 同社は、加藤久喜取締役(65)が代表取締役副社長に就き、鈴木賢次代表取締役副社長(74)が代表権のない取締
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映像技術探究 医療、車にも 高精細「8Kイメージセンサー」を共同開発 川人祥二教授【(イ)創造の100年 静岡大浜松⑤完】
東京五輪を控えた2018年。8K放送が国内で始まり、テレビは圧倒的な臨場感を得た。フルハイビジョンの16倍のきめ細かな画質で素早い動きも滑らかに映し出す。この映像を撮影するカメラに、8Kイメージセンサーが使われている。光(被写体)を電気信号に変えて取り込むカメラの心臓部だ。 センサーをNHKと共同で開発し、世界で初めて世に送り出した静大電子工学研究所(電研)の川人祥二教授(61)は「実は、医療機器の内視鏡にも利用されている」と応用例を語る。 8Kセンサーを搭載した内視鏡は鮮明な体内映像をモニターに映す。内視鏡を患部に近づけなくても画面から精細に視認でき、手術器具の操作がしやすくなった。高
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ワーケーション「平日宿泊権」販売 浜松・舘山寺の施設
浜松市西区の体験型多用途施設「カレン・ハマナコかんざんじ荘」は20日、「企業向け平日リゾート宿泊権」の販売を始めた。保養所を持たない企業などをターゲットに、観光地で働きながら余暇を楽しむ「ワーケーション」としての活用を提案する。 税込み33万円で有効期間は1年。1人1泊3300円(朝食込み)でスタンダードルームの平日利用が月に5室(年間60室)まで可能になる。法人や個人事業主など先着30社限定。 同施設は元国民宿舎。浜名湖に近い舘山寺温泉が見渡せる大草山に建つ。民営化して改装し、昨年9月に宿泊営業を再開した。海野秀三郎総支配人は「舘山寺エリアの新たな滞在スタイルを発信したい」と話す。
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ヒッグス捉えた“目”誇り 浜ホトで開発けん引 山本晃永さん(1969年度卒)【(イ)創造の100年 静岡大浜松②】
2013年10月。ノーベル物理学賞に「ヒッグス粒子」の存在を提唱したピーター・ヒッグス博士らの受賞が決まった翌日、浜松ホトニクスで専務だった山本晃永さん(76)=静大大学院工学研究科工業化学専攻修了=が浜松市内で記者会見に臨んだ。「新粒子を発見した実験にわれわれの製品が貢献したことは光栄。大勢の物理屋さん(物理学者)の努力に感謝したい」。技術者としての喜びと誇りを、こう語った。 浜ホトはスイスにある欧州合同原子核研究所(セルン)で、大型加速器を使った実験装置にセンサーを提供した。陽子が衝突して飛び散る無数の粒子からヒッグス粒子を探し出す、いわば“目”。この開発を山本
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料理・養殖業者 スッポンに感謝 浜松・西区で供養祭
浜松料理協同組合は15日、スッポン供養祭を浜松市西区の佐鳴湖西岸で開いた。市内の料理店やホテル関係者、養殖業者ら約20人が、日頃食材として扱っているスッポンに感謝した。 供養塔の前に設けた祭壇で臨江寺(同区)の住職が読経し、出席者は1人ずつ焼香した。組合の繁栄を願って5匹のスッポンを佐鳴湖に放流した。 同組合の岩沢秀治理事長(66)は「コロナ禍で経営は厳しい状況だが、飲食の明かりを絶やさないよう頑張っていきたい」と話した。供養祭は今回で46回目。
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場外舟券売り場「オラレ浜松」 ザザシティ浜松西館地下に開業
場外舟券売り場「ボートレースチケットショップオラレ浜松」が12日、浜松市中区の複合商業施設ザザシティ浜松西館の地下1階にオープンした。初日から開場を待ったファンが駆け付けた。 一般席は57席で入場無料。全国のレース映像やオッズ状況を映すモニターを多数備えた。売り場設置者の浜名湖競艇企業団(湖西市)が運営するボートレース浜名湖の全レースをはじめ、1日最大8場の舟券を買うことができる。12席の有料席には個人ブースに専用モニター各2台を設置した。営業時間は午前10時から午後9時ごろまで。 「オラレ」はスペイン語で、「さあ(行こう)」など行動を促す際に使う表現。開場前に行った式典で同企業団の鈴木
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中国最新EV分解調査へ コストダウン学ぶ 次世代自動車センター浜松
浜松地域イノベーション推進機構次世代自動車センター浜松(浜松市中区)は、中国大手自動車メーカー「長城汽車」の最新電気自動車(EV)の車両分解調査を始める。価格競争力が高い中国車から、EVシフト対応に向けたアイデアを得る狙い。調査を前に12日、車両展示会を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。 日本国内では未発売の4ドアハッチバックコンパクトカー「ORA GOOD CAT」を、輸送費などを除いて約250万円で購入した。同車は1回の充電で400キロ以上走行可能で、中国国内やタイで販売しているほか、欧州でも今秋に発売を予定している。 展示会では、会員企業の地元製造業関係者ら約140人がボンネット
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クラフトビール飲み比べ 静岡県内外11の醸造所や店 浜松市中区でフェス
静岡県内外のクラフトビールを楽しむ「浜松クラフトビールフェス(ミニ)」(同実行委主催)が11日、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれた。県内6カ所を含む醸造所や販売店による11店舗の多様なビールがそろい、多くの市民が飲み比べを楽しんだ。 3年ぶりの屋外開催で、コロナ禍前と比べて規模を縮小した。オクタゴンブリューイング(中区)や沼津クラフト(沼津市)、横浜ベイブルーイング(横浜市)などがブースを連ねた。最高気温が30度を超える真夏日の中、来場者は各地の個性あるビールで喉を潤した。 (浜松総局・白本俊樹)
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留学生「社会に貢献」誓う 静大学位記授与式
静岡大は12日、秋季学位記授与式を浜松市中区の浜松キャンパスと静岡市駿河区の静岡キャンパスで行った。県内企業や自治体と連携して展開する「アジアブリッジプログラム(ABP)」の留学生66人を含む学部卒業生51人と大学院修了生75人が社会へ巣立った。 浜松キャンパスでは学部卒業生26人と大学院修了生49人の門出を祝した。日詰一幸学長が学生代表に学位記を手渡し、「社会で活躍する皆さんと再会できることを楽しみにしている」と激励した。 卒業生、修了生を代表してネパール出身のアンサリ・ジラニさん(総合科学技術研究科工学専攻)が謝辞を述べ、「未来に向けて、社会に貢献したい」と力強く抱負を語った。 同
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「カタナ」全国からファン集合 スズキ、浜松で3年ぶりイベント
スズキは11日、同社の大型バイク「KATANA(カタナ)」のユーザーを対象にした交流イベント「カタナミーティング」を浜松市北区のはままつフルーツパークで開いた。3年ぶりの会場開催で、全国から千台を超えるバイクが集まった。 Tシャツやトートバッグなどのカタナオリジナルグッズの販売にファンが行列をつくった。トークショーでは、カタナの最新モデルについて開発担当者が「電子制御を強化し、より楽しく安心して楽しめるバイクに仕上げた」とアピールした。 カタナミーティングは2019年に初開催し、コロナ禍で20~21年は会場開催を見送った。自らカタナに乗って登場した鈴木俊宏社長は「リアルな場でイベントを開
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信康の自害、通説に疑問 歴史作家梓沢要さんが講演 浜松
浜松市は10日、歴史作家の梓沢要さん=磐田市出身=を講師に招いた歴史講演会(静岡新聞社・静岡放送後援)を東区の市総合産業展示館で開いた。梓沢さんは「信康の真実 なぜ自害に追い込まれたのか?」と題して講演した。 信康(1559~79年)は徳川家康の長男で、織田信長の長女徳姫と結婚した。通説では、謀反の疑いを持った信長に命じられ、父家康が自害させた悲劇の武将とされる。 梓沢さんは通説に疑問を投げ掛け、通説の基になった「三河物語」の記述が他の史料では確認できないことなどから「創作が疑われる」と指摘。自負心の強い信康が家康に対して不満を募らせ、武田家とクーデターを企てていた可能性について触れた。
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三島で人気博した「藤堂」監修ラーメン MV東海、9月15日発売
マックスバリュ(MV)東海は15日、生ラーメン「めん処 藤堂監修 塩らーめん」を発売する。 三島市で2017年まで営業していた人気店「めん処 藤堂」の元店主の協力を受け、東洋水産(東京都)と共同開発した。細麺を採用し、スープは鶏のうま味に、煮干し、さば節、かつお節の3種の魚介だしを合わせてコクのある塩味に仕上げた。 1袋2人前で税込み429円。MV東海の全店で販売する。
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トウガンの漬物 4種類開発、廃棄減量へ「つまみ、ご飯と」 浜松の農家
ウリ科の夏野菜「トウガン」の個人農家として静岡県内最大の作付面積を持つ浜松市南区の「楽農の集いまっすぐ」(伊藤崇代表)がトウガンの漬物をつくり、販売を始めた。傷が付いて廃棄するトウガンを加工食品に活用した。 辛みの強い「とうがん本格キムチ」、ぬか漬けのような風味のある「とうがんうまあじ」など4種類を製品化した。浜松商工会議所から紹介を受けた漬物製造販売の丸岩松本商店(中区)に委託して試作を繰り返し、「酒のつまみや、ご飯に合う味わいに仕上げた」(伊藤代表)。 伊藤代表は南区で約1万平方メートルに作付けし、年間約50トンのトウガンを出荷する。一方、傷が付くなどした2千~3千玉ほどの廃棄が発生
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ザザ浜松西館に食品スーパー 「カネスエ」29日オープン
浜松市中区の複合商業施設ザザシティ浜松西館の地下1階に開店準備を進めていた食品スーパー「カネスエ」が29日午前10時にオープンすることが、5日までに同社への取材で分かった。 愛知県一宮市に本社を置く同社は愛知、岐阜、三重県で食品スーパー約80店舗を展開している。今回が静岡県内初出店で、4月末で閉店したスーパーの後継テナントとして入る。延べ床面積約1900平方メートルで、営業時間は午前10時から午後9時まで。 同社は店舗エリアの拡大を進めていて、来春をめどに豊橋市中浜町に東三河地区初となる出店準備も進めている。ザザシティ浜松西館地下1階では、12日に場外舟券売り場「ボートレースチケットショ
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浜松中心街に舟券売り場 9月12日開設、静岡県内3カ所目
ボートレース振興会は31日、半導体不足の影響で開設が遅れていた浜松市中区の場外舟券売り場「ボートレースチケットショップオラレ浜松」が、9月12日に複合商業施設ザザシティ浜松西館にオープンすると発表した。県内の場外舟券売り場は小山町、焼津市に続き3カ所目で、中心市街地への設置は初めてとなる。 売り場設置者の浜名湖競艇企業団(湖西市)によると、西館の地下1階に入り、年間360日程度営業する。売上金額は1日平均で650万円を目標に掲げる。 オラレ浜松は今春の開設を計画していたが、売り場と舟券の売り上げなどを集計する群馬県の高崎センターをネットワークで結ぶために必要な機器が半導体不足の影響で調達
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遠州鉄道 従業員に「生活支援金」支給へ 9500人に計1億円
遠州鉄道(浜松市中区)は31日、世界的な物価上昇に対応するため、従業員を対象にした初の生活支援金を9月中に支給すると発表した。国内のグループ13社の約9500人に1人最高1万5千円、計約1億円を支給する。 生活への不安を緩和し、業務に集中してもらうのが狙い。支給額はグループ各社によって異なり、勤務実態に応じて決める。食料品など現物支給を予定する会社もあるという。 遠鉄は2022年3月期連結決算で2年連続の減収になるなど業績は苦戦している。今期も半導体不足に伴う自動車販売の納車遅れや、遠鉄ストアの電気料金の負担増など厳しい状況が続く。市内で記者会見した丸山晃司社長は「従業員の生活の助けにな
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経済波及227億円 浜松いわた信金 伴走型支援の効果算出
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)と、しんきん経済研究所(同区)は31日、同信金が2021年度から始めた中小企業などへの伴走型支援による経済波及効果を発表した。新型コロナに関連した融資取引先全体の経済波及効果300億3900万円のうち、専門職員が個別に担当する伴走型支援が227億9400万円と76%を占めた。 伴走型支援先1602件を含むコロナ融資先6741件にアンケートを行って調べた。21年度と比較して22年度の売上高が増加した融資先は、伴走型支援を除いた一般が23・2%だったのに対し、伴走型は36・9%だった。売り上げ規模別では、5億円未満の支援先で増加した割合が高かった。 伴走型支援
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こんなチャーハン 原田さん考案「三方原じゃがいも」最優秀賞
サーラE&L浜松(浜松市東区)はこのほど、「あったらいいな☆こんなチャーハンコンテスト」の表彰式を浜松市東区のサーラプラザ浜松で開いた。原田知香さん(54)=中区=が考案した「三方原じゃがいもチャーハン」を最優秀賞として表彰した。 料理教室を運営する同社の「くらしときめきアカデミー」が一般から募ったアイデアを商品化しようと初めて企画し、80件の応募があった。同社の諏訪博社長らが審査を行い、最優秀賞のほか、優秀賞として笠井小2年篤玲士君=東区=の「ぎょうざのふりしてチャーハン」と寺田忠男さん(54)=南区=の「三段味変化チャーハン」を選出した。 「三方原じゃがいもチャーハン」は蒸したり、マ
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音、声頼りにシュート! ブラインドサッカー、浜松・中区で体験会
NPO法人日本ブラインドサッカー協会と浜松市は27日、ブラインドサッカーの体験会を中区の静岡文化芸術大で開いた。市内の小学4~6年生約50人が視覚障害者と健常者が一緒にプレーする競技を体験した。 参加者はアイマスクを着けて音の鳴るボールを蹴る人と、声で指示を出す役割に分かれてドリブルやシュートに挑戦した。指示が分からず戸惑ったり、ボールを見失ったりしながらも、ゴールを決めると喜んだ。 ブラインドサッカーチーム「乃木坂ナイツ」(東京)の代表を務める同大非常勤講師の葭原滋男さんが指導に当たった。葭原さんは「目が見える人と見えない人が協力することが競技の魅力。声を掛ける時はアイマスクをした相手
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地域課題、アプリで解決 浜松でハッカソン 学生や社会人開発へ
静岡県は27日、オープンデータを活用して地域課題の解決を目指す「ハッカソン」を浜松市中区のクリエート浜松で始めた。県内の学生や社会人ら18人が4チームに分かれ、28日までアプリやサービスの開発に取り組む。 ハッカソンは、プログラマーやデザイナーが短期間に集中してアプリなどの開発に取り組む作業。初日はチーム分けを行い、これまでに県や静岡大情報学部が行った「アイデアソン」で出た19案の中から、取り組むテーマを決めて意見を出し合った。特別休暇取得率や空き家率などのオープンデータを活用し、企業の農業休暇導入や、空き家利活用などにつながるサービスの開発を目指す。 各チームは開発を進めて28日にプレ
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スズキが新型軽商用車 仕切り自由、ワークスペースや車中泊利用に対応 「スペーシア ベース」発売
スズキは26日、新型軽商用車「スペーシア ベース」を発売した。広い荷室を自由に仕切る「マルチボード」を初採用し、ワークスペースや車中泊利用に対応した。自営業や会社員による仕事に加え、アウトドアといった遊びへの多目的利用を車に求める需要に着目した。 2017年発売の2代目「スペーシアカスタム」を基に、主に1~2人利用を想定して開発した。前席は厚みのあるシートを装備するなど快適性を充実し、折りたためる座席のある後部は商用車として広い空間を確保した。幅約1メートル10センチ、奥行き約70センチのマルチボードは3段階の高さの異なる机や棚、荷室を前後に区切る仕切りとして設置できるようにした。 フル
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ジオラマの腕競う 浜松市中区でグランプリ開幕
全国のジオラマ(情景模型)愛好家の作品を集めたコンテスト「第11回浜松ジオラマグランプリ」(NPO法人はままつ未来会議主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、浜松市中区のザザシティ浜松西館2階で始まった。1次審査を通過した57作品を展示し、一般来場者らの投票でグランプリを決める。 人と機械が共存する世界や、造船所の風景、浜名湖に沈められたとされる幻の戦車など、個性豊かな世界観を緻密に表現した作品が並ぶ。映画「シン・ゴジラ」で、ゴジラが暴れ回るシーンを再現した作品を応募した北海道札幌市の中山均さん(64)は「劇中のシーンと比べて見てもらいたい」と話した。 一般来場者の投票は28日正午まで
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「個人の尊厳配慮を」 カウンセリング事業の西岡氏講演 21世紀倶楽部例会・浜松
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部は25日、8月例会セミナーを浜松市中区のプレスタワーで開いた。同市出身で、オンラインカウンセリングを手掛ける「cotree(コトリー)」(東京都)の西岡恵子社長(31)が講演し、企業の成長に向けて「若者の仕事への価値観の変化も踏まえ、人を大事にする会社こそが競争力を持てる」と呼び掛けた。 西岡社長は、若者は自分らしい生活を送ることなど精神的な豊かさを重要視している一方、企業側は上司世代との価値観の差を若者の個人の問題や、世代間ギャップとして片付けていることが多いと厳しく指摘した。 今後の企業の成長には人的資本の充実が不可欠で、個人の尊厳に配慮した戦略を組
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無人店舗「Maxマート」 マックスバリュ東海、浜松の企業に開設
マックスバリュ東海は22日、無人店舗「Max(マックス)マート」を浜松市東区のシステムLSI開発「三栄ハイテックス」の社内に開設した。企業への出店は2カ所目。 売り場面積約10平方メートルで、一般客は利用できない。オフィス向けにパンや飲料、菓子など約250品を扱う。キャッシュレス決済のみに対応する。 MV東海は新たな店舗形態の開発に注力中で、3月に1号店「静岡朝日テレビ店」を静岡市葵区に開設した。需要に応じて静岡市と浜松市を中心に多店舗展開を図るという。
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静岡人インタビュー「この人」 ロボットプログラミング技術を競う全国大会の実行委員会会長 塩見彰睦さん(浜松市東区)
28日に浜松アリーナ(浜松市東区)で開かれる「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)ジャパン決勝大会in浜松」の実行委会長を務める。大会は地区予選を勝ち抜いた小中高生がロボットプログラミング技術などを競う。静岡大情報学部教授。57歳。山口県出身。 ―大会の見どころは。 「大会では2競技を行う。競技場で行う『ロボミッション』は、各チームが自律型ロボットでブロックを指定した場所に運び、正確性を競う。ロボットは参加者がプログラムを組んで制御する。当日に発表される課題もあり創意工夫が欠かせない。また、ロボットの企画や開発をプレゼンする部門もある。各チームの熱い戦いを見てほしい」 ―浜松が
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視覚障害者自立 街中で訓練 浜松のNPOが施設開設準備
浜松市東区のNPO法人六星は、視覚障害者が日常生活を送るために必要な知識や技術を身に付ける施設を中区の中心街に開設する準備を進めている。施設責任者の宮本賢介さん(36)は「アクセスの良い場所に常設することで、障害者の社会参加の幅を広げたい」と意気込む。 新施設は「ウイズかじまち」で、10月の開設を目指す。遠州鉄道新浜松駅から北へ約200メートル、鍛冶町交差点に近いマルHビル4階に入る。職員や外部講師が歩行訓練をはじめ、点字、パソコン、スマートフォンなどの生活訓練を行う予定。 六星が同区で運営する視覚障害者支援施設「ウイズ蜆塚」の古橋友則施設長(45)は「新しい機能が続々と生まれるスマホな
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きさらぎ駅 姿消えたはすみさん モデルとされる遠鉄「さぎの宮駅」(浜松市東区)【静岡県西部 聖地巡礼!!】
「某私鉄に乗車しているのですが、様子がおかしいのです」。2004年1月8日午後11時20分ごろ、遠州鉄道に実在する「新浜松駅」から電車に乗ったという「はすみ」さんが、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に書き込んだ。電車は20分ほど止まらずに走り続け、遠鉄には存在しないトンネルを抜けて「きさらぎ駅」に到着したという。 遠鉄は浜松市中心街の新浜松駅(中区)から西鹿島駅(天竜区)までの約18キロを結ぶ。もちろん、沿線18駅の中にきさらぎ駅は存在しない。はすみさんは「降りるべきでしょうか。聞いたことも見たこともない駅なのですが」と投稿した後に降車。周辺には「草原と山が見えるだけ」という。 「
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排出時ばいじんにCO2を固定 焼却施設 ミダック、早大と研究
ミダックホールディングス子会社のミダックは9日、早稲田大地盤工学研究室(小峯秀雄教授)との共同研究で、廃棄物の焼却施設から排出されるばいじん1グラム当たりに最大で0・14グラムの二酸化炭素(CO2)を固定できることを確認したと発表した。焼却施設から出るCO2を最終処分場に貯留する技術の開発を目指す。 両者は2017年から共同研究を始め、ばいじんへのCO2固定化メカニズムの解明や、最終処分場の固定能力などを調べてきた。同社最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」(浜松市北区)のケースで試算すると、同処分場と同面積の森林が約980年かけて吸収する14万3千トンのCO2を貯留できるという。 現在
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記者コラム「清流」 自分の姓の由来は…
出走した7人全員が「鈴木」選手という珍しい企画が、浜松オートレース場で開かれた。会場の実況者は順位が入れ替わるたびに選手をフルネームで呼び上げ、ユーモラスに盛り上げた。 浜松市は鈴木姓が多いことで知られる。取材先の担当者に電話で問い合わせた際に「どの鈴木ですか?」と聞き返されることもしばしばある。 一方、「白本」という自分の姓と同じ人は家族や親戚以外、直接会った経験がない。少し気になって、二つの姓のルーツを調べてみた。 鈴木は和歌山県にたどり着き、白本の由来は熊本県にあるらしいと分かった。まさかオートレースの取材がこんな発見につながるとは思わなかった。折をみて現地を訪ねてみたい。 (浜松総局
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展示拡充、浜松ジオラマファクトリー 改装オープン ザザ西館1階へ
浜松市中区のザザシティ浜松西館の「浜松ジオラマファクトリー」は4日、リニューアルオープンした。手狭だった2階から1階に移転し、展示スペースと展示作品を拡充した。 衣料品店が入っていたテナントを改装し、延べ床面積約115平方メートルと従来の約1・5倍を確保した。展示数は20点ほど増やし、同区の情景作家山田卓司さん(62)の作品約60点や、浜松ジオラマグランプリなどコンテストの上位作品を展示する。山田さんはリニューアルに合わせ、自らのジオラマ制作の風景を6分の1スケールで表現した「家族」や、かつて市内に存在した手動式の踏み切りをモデルにした作品などを出展した。 施設はNPO法人はままつ未来会
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SDGs啓発へ連携 遠州信金と保険3社
遠州信用金庫は2日、保険会社3社とSDGs(持続可能な開発目標)に関する包括連携協定を締結した。 あいおいニッセイ同和損害保険、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険とそれぞれ結んだ。SDGsの情報発信や普及啓発をはじめ、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの取り組みや健康経営の推進などで連携する。 調印式を浜松市中区の同信金本店で開き、あいおいニッセイ同和損害保険の戸田成俊専務ら3社の関係者と、同信金の守田泰男理事長らが出席した。守田理事長は「協定を地域貢献につなげたい」と述べた。 (浜松総局・白本俊樹)
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児童ら招き舞台劇 劇団たんぽぽ出演 浜松・産業展示館
浜松市東区の市総合産業展示館は30日、「劇団たんぽぽ 2022 さんてん公演」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同館で開いた。舞台劇の鑑賞体験を通じて、将来の地域産業を担う子どもたちの成長につなげようと初めて実施した。地元の児童と保護者らが参加した。 全国で公演活動を行う劇団たんぽぽ(同区)が、将来の夢を持てずに悩む主人公の少年が「おはなしレストラン」を訪ねる物語を上演した。レストランは客に合った物語を用意する店で、少年には「ブレーメンの音楽隊」の犬役が与えられた。観客は、仲間とともにブレーメンを目指す旅を通じて成長する少年の様子に見入った。 31日も公演し、両日で計約900人が鑑賞する予定
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ピオーネ出来確認 JAとぴあ浜松品評会、金賞に荒河さん
JAとぴあ浜松ぶどう研究会は29日、浜松市北区都田町の特産品「ピオーネ」の品評会を同町で開いた。生産者9人が4房ずつ出品し、荒河千代子さんが金賞に選ばれた。 県西部農林事務所やJA職員など5人が審査員を務め、色付きや粒の形といった外観のほか、食味して甘みや食感を確認した。 出品されたピオーネは30日から同市浜北区のプレ葉ウォーク浜北で展示販売する。 そのほかの入賞者は次の通り。 銀賞 伊藤克巳△銅賞 松本均、松本努
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命名権、ローランドDGに 静岡大情報学部のラウンジ 浜松
静岡大は29日、ローランドDGがネーミングライツ(施設命名権)を取得した浜松市中区の浜松キャンパスの施設で、開設記念式典を開いた。情報学部2号館1階のリフレッシュスペースの名称を「Roland DG Lounge(ローランドディージーラウンジ)」とした。 同社は情報学部の学生らを対象に会社の知名度を上げようと応募した。学生が講義の合間などに使う約60平方メートルのスペースに企業紹介ボードを設け、同社の業務用プリンターで装飾したテーブルを備えた。期間は2025年6月までの3年間。 2号館前で開いた式典で同大の日詰一幸学長、同社の田部耕平社長らがテープカットを行った。田部社長は「ネーミングラ
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小中生向け綱引き教室「全身使って」 浜松・水窪のクラブが指導
浜松市はこのほど、子ども講座「楽しい綱引き教室」を西区の入野協働センターで開いた。天竜区から招いたみさくぼ綱引倶楽部のメンバーが講師を務め、綱引きの魅力を伝えた。 地元の小中学生15人が、倶楽部の高木嘉則代表(54)らメンバー6人から綱を握る姿勢や体の使い方を学んだ。力を入れやすいよう肘を曲げてへその近くで綱をつかみ、全身を使って綱を引き合った。入野中1年の窪田悠大さん(12)は「綱引きは奥が深いと思った。機会があれば学んだことを生かして活躍したい」と話した。 天竜区水窪町の秋の恒例イベント「峠の国盗(と)り綱引き合戦」がコロナ禍で2020年から中止になっていたことから、地域交流を進める
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中電社長 浜岡原発の追加津波対策「基準適合に向け検討」
中部電力の林欣吾社長は27日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、浜岡原発(御前崎市佐倉)の防潮堤(高さ22メートル)のかさ上げなど追加の津波対策について「今後、新規制基準の適合に向けて検討していきたい」との方針を示した。 浜岡原発の新規制基準適合性確認審査を巡っては15日の会合で、プレート間(南海トラフ)地震単独の最大津波高が防潮堤を上回る22・7メートルとなる中電の評価を、原子力規制委員会が了承した。 林社長は「(津波対策の審査の前提となる)基準津波の策定に向けて大きな前進になった」と語り、「最終的には設備対策も含め、新規制基準適合に向けた対策を考えていかなければいけないと思っている」
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アニメ音楽など親子で楽しむ アクトシティ浜松でコンサート
第16回浜松いわた信用金庫「夢に追いかぜコンサートin浜松」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。浜松交響楽団が親子で楽しめる楽曲を奏でた。 スッペの「軽騎兵」序曲で幕を開けると、団員約90人は、アニメ映画「となりのトトロ」で使用された曲を次々と披露した。演奏の合間に木管や金管、弦楽器の紹介を挟み、初めてオーケストラを鑑賞する来場者が楽しめる構成で展開した。第10回から浜松国際ピアノコンクール審査委員長を務めるピアニストの小川典子さんも共演し、グリーグのピアノ協奏曲を演奏して観衆を魅了した。
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ショウガたっぷり 新作冷凍ギョーザ 浜松・杏林堂薬局が発売
ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)はこのほど、オリジナル冷凍ギョーザの新作「本当においしい生姜餃子」を数量限定で発売した。 シリーズ9種類目。ニンニクを使わず、ユズ皮のほか、シリーズ最多量のショウガを配合した。ピリッとした味わいとユズの風味を楽しめるギョーザに仕上げた。 20個入り、価格は税込み880円。計2万4千袋を県内76店とネットスーパーなどで販売する。
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遠鉄百貨店で8月 手づくり作品販売会 浜松
ハンドメード作品のイベントを手掛ける浜松市西区の「まめなり企画」は8月10日から、市内や近郊の作家による作品を集めた販売会「まめなり百貨店」を中区の遠鉄百貨店で開く。23日まで、常時約千点の多彩なアクセサリーを販売する。 本館2階の会場に、子育て世代の女性作家を中心とした21人がピアスやイヤリング、ブレスレットなどのアクセサリーや布製の小物、陶器を出品する。価格は3千円台が中心。 昨年夏、作家の自信につながる販売会を展開しようと遠鉄百貨店で実施したところ反響があり、ことしも企画した。まめなり企画の鈴木雅美代表は「すてきな作品を見つけ、ハッピーな時間を楽しんでほしい」と話す。
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風呂沸かし、野外でも キャンプや災害時に ナイトー工業が開発
金属製手すり製造のナイトー工業(浜松市中区)は、キャンプや災害時に野外で風呂を沸かすことができる熱交換器「てんぐの小風呂」を開発した。 熱交換器はコイル状の銅管で、直径と高さはいずれも11センチ。鍋で湯煎する要領で加熱し、温めたい風呂の水が熱交換器内を通るように循環させて使う。野外で風呂を沸かすには半日ほど時間を要する電熱器などが必要だが、熱交換器3個を使うと、冬場に12度の水60リットルを約90分で40度に温められるという。 クラウドファンディングサイト「マクアケ」で9月8日まで予約販売中。価格は税・送料込みで熱交換器3個とホースをつなぐソケットのセットが2万2千円など。使用には鍋やこ
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顧客目線でDXを推進、グループ結束変化に対応 丸山晃司/遠州鉄道社長【聞きたい】
遠州鉄道の社長に6月29日付で就任した。デジタル化や物価高など変化が激しい社会環境の中、電車やバス、百貨店、スーパー、観光開発、自動車販売などグループ14社をけん引。地域に必要とされる企業集団を目指す。 ―グループ運営の課題をどう考えるか。 「顧客目線に立ってデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める必要がある。社内的には定型業務の効率化やペーパーレス化を進めてきた。今後はEC(電子商取引)サイトの進化や、SNSを利用したマンション管理システム提案などの対応が欠かせない。新型コロナ禍では、社員の成長や勉強の機会をつくる人材交流に課題があった。グループ全員がオンラインなどで学べる機会
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防災グッズ、使い方は… 浜松・富塚西小PTAが体験型教室
浜松市中区の富塚西小PTAは9日、夏の恒例イベント「わくわくサマーホリデー」を同校で開いた。例年は夏祭りにちなんだイベントを開催してきたが、ことしは防災をテーマに体験型の教室を展開した。 同校の在校生や保護者ら約500人が来場した。子どもたちは段ボール製のベッドなどを並べた避難所や、煙が充満する屋内を再現したテントを体験した。防災グッズの使い方を学んだほか、調理不要のアルファ米と自衛隊によるカレーの炊き出しを試食した。 西村寿洋PTA会長は「災害に対して何が必要か、子どもたちが自ら考え、行動できる体験につなげようと企画した」と話した。 市危機管理課や市消防局のほか、自衛隊やホームセンタ
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浜名湖上 光とダンスで演出 10~11月、舘山寺で上演
浜名湖のブランディング事業を手掛けるハマナコ・ディスティネーション(浜松市西区)と、舘山寺温泉観光協会などでつくる推進委員会は8日、浜名湖上で行う舞台芸術「グランドスケープ浜名湖@舘山寺」(静岡新聞社・静岡放送共催)を10月29日から11月3日まで、同市西区の浜名湖舘山寺ベイガーデン横特設会場で上演すると発表した。湖面に浮かべた台船で、自然環境を生かした迫力の舞台を演出する。 地元の神事をモチーフに、自然の脅威や恵みをLED照明や炎、プロジェクションマッピングなど、臨場感のある音響で伝える。県内出身者を中心とした17人がバレエやヒップホップなどを取り入れたダンスを披露する。 浜松市役所で
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出走全員「鈴木さん」 浜松オートで企画レース、圭一郎選手が勝利
出走7人全員が鈴木選手―。浜松オートレース場で8日、鈴木姓を集めたレース「鈴木選抜」が行われ、SG11冠の鈴木圭一郎(27)=浜松=が地力を発揮し、“ナンバーワンの鈴木”に輝いた。 浜松市に鈴木姓の市民が多いことに因んだ企画。鈴木姓を持つ全国のオートレース選手13人のうち、8人が浜松に所属する。このうち、圭一郎や公営競技最年長勝利記録を持つ章夫(75)ら浜松の4選手と、伊勢崎所属の3選手が争った。 レースはハンディ30でスタートした1番人気の圭一郎が、中盤で先頭に立つ展開で圧勝した。実況は「鈴木セブンによる競演は残り1周」などと盛り上げ、ゴール時は「圭一郎がトップ
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浜ホト社長「海外でも研究開発」 子会社、デンマーク企業買収
浜松ホトニクスの晝馬明社長は7日、子会社がデンマークのレーザー装置部品製造「NKTフォトニクスA/S」の買収を決めたことについて「浜松ホトニクスを真のグローバル企業にするプロジェクトの一環。海外でも研究開発を進めたい」と強調した。 8月稼働予定の同社常光製作所第5棟(浜松市東区)の竣工(しゅんこう)式で言及した。晝馬社長は海外進出を進めることが海外からの需要増に寄与するとの認識を明示。「センサーや光源などコアになる製品は浜松で作り続ける。今後の海外発展とともに浜松周辺の事業の伸長に全力を尽くす」と述べた。 NKT―はレーザー光を増幅する独自技術を持つ企業で、浜ホトのベルギー子会社が来年3
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鳥獣対策LED 自動発光、据え置き型開発 パイフォトニクス
浜松市東区の光学機器メーカー「パイフォトニクス」は、携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」の据え置き型を開発し、7日までに自治体や企業の実験向けとして貸し出しを始めた。騒音や農作物被害をもたらす鳥獣が近づくと、センサーが感知して自動で発光するよう改良した。 高速で点滅する光で鳥獣を追い払う。人が操作する携帯型は、光の刺激でイノシシなどが予測できない行動をとって利用者に危害が及ぶ可能性があり、据え置き型の要望が寄せられていた。 据え置き型は中部電力パワーグリッドのIoTサービスと連携し、鳥獣が出没した時のメール連絡や映像記録を可能にした。照明は約5メートル先に幅約2メートル
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浜松まちなかにぎわい協 新会長に丸山氏(遠鉄社長)選任
浜松市の官民でつくる「浜松まちなかにぎわい協議会」は7日、本年度の総会・理事会を浜松市中区のプレスタワーで開き、新会長に丸山晃司遠州鉄道社長(55)を選任した。 丸山新会長の任期は2年。2016年から会長を務めた同社会長で浜松商工会議所会頭の斉藤薫氏(69)は副会長に退いた。丸山新会長は就任のあいさつで「新型コロナの影響がある中、協議会の事業をいかに実行していくかが街中のにぎわいをつくるカギを握る。全力で職責を全うしたい」と抱負を述べた。 新事業の「まちなかチャレンジ応援制度」などを盛り込んだ本年度の事業計画を承認した。同制度では、多目的施設エニィや地域発信拠点「はままちプラス」を初めて
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ソフトボール 五輪代表が指導 浜松で小学生向け講習
東京五輪ソフトボール日本代表として金メダル獲得に貢献した渥美万奈さんと峰幸代さんが3日、小学生を対象にした講習会を浜松市東区の丸塚中で行った。渥美さんが小学生時代に在籍した丸塚町子ども会ソフトボールと、大蒲・植松こども会ソフトボールの児童約30人が上達のこつを学んだ。 峰さんは走りながら体の向きを変えるウオーミングアップを紹介。「ソフトボールは一つのプレーの中で止まったりしゃがんだり、いろんな動きがあるので体をうまく使うことを心掛けて」と呼び掛けた。渥美さんは走塁の基礎を解説した。「けがをしないようベースは真ん中を踏むように」と声を掛け、子どもたちの走り方を一人ずつ確認した。 ボールやバ
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静岡文化芸術大の同好会 ペルシャ発祥の弦楽器解説
静岡文化芸術大の観光同好会「COOK+S(クックス)」は3日、浜松市中区の市楽器博物館でギャラリートークを行った。 同会の3年生のメンバー8人が、古代ペルシャ発祥の弦楽器「バルバット」を起源に持つピパ(中国)、ウード(アラブ世界)、リュート(欧州)と、その国や地域の文化を来館者に解説した。アラブ世界では、ウードが「楽器の王」と呼ばれることを紹介。幾何学的な模様が繰り返し描かれる「アラベスク文様」がウードや現地の建築物にあしらわれていることなどを軽快なトークで説明した。メンバーの1人は「音楽と国の文化は密接に関係している。興味を持った楽器と、その国の文化をぜひ調べてみてほしい」と呼び掛けた。
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芸妓テーマに勉強会 浜松のシニア劇団、11月に上演
浜松市を拠点に活動する「シニア劇団浪漫座」(阿部美幸座長)はこのほど、地元の芸妓(げいぎ)組合に所属していた河方博子さんを招いた勉強会を同市中区の亀山公会堂で開いた。11月に市内で予定する「浜松芸者物語」の上演に向け、芸妓への理解を深めた。 河方さんは、中学卒業後から芸者として働いた。約10年前に解散するまで市中心街の浜松中央検番松濤会に所属し、現在は個人で活動する。勉強会では1955年ごろの市内では約300人の芸者が活躍していた一方で、着物代や稽古代などの出費の負担が大きく、若手が育ちにくかったことなどを振り返った。「若い頃は苦しかったが一生懸命に働き、今も悔いはない」と語った。お座敷文
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静岡人インタビュー「この人」 山下真輝さん 静岡県高校囲碁選手権大会個人の部で連覇
8月に日本棋院東京本院(東京都)で行われる全国高校選手権大会、全国高校総合文化祭囲碁部門に出場する。父は平成四天王と呼ばれる囲碁棋士の山下敬吾九段。母の聖子さんは囲碁インストラクター。浜松湖南高3年の囲碁・将棋部所属。18歳。 ―連覇を果たした時の心境は。 「安心した。決勝の相手は初めて対局する1年生だった。棋風が分からない怖さがあり、序盤に意表を突かれてリードされた。苦しい展開が続いたが、焦らずに冷静に対応することができ、中終盤で逆転することができた。二つの全国大会では、厚さに重点を置いた自分の棋風に合わせた打ち方でベスト4を目指したい」 ―囲碁を始めたのは。 「両親の影響で、3歳
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7月8日から屋内ビアガーデン オークラ浜松
浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松は8日、2階のレストラン「フィガロ」で屋内ビアガーデン「グローBar(バル)ガーデン」の営業を始める。8月26日までの毎週金曜限定。 2時間制の食べ放題、飲み放題のビュッフェ形式。ホテルシェフによる20種類以上の料理と、ビールやワインのほかノンアルコールカクテルなどの飲み物を提供する。約120席で、一部にテラス席も用意する。 営業時間は午後5時半~同9時。料金は20歳以上6千円、中学生以上20歳未満5千円など。要予約。問い合わせは同ホテルの予約センター<電053(458)1233>へ。
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5年ぶり台湾親善訪問へ 遠州日華親善協会
日本と台湾の民間交流を進める遠州日華親善協会はこのほど、本年度の総会を浜松市中区で開き=写真=、約5年ぶり15回目となる台湾親善訪問事業を実施する方針を決めた。 新型コロナウイルスの感染拡大の状況を考慮しながら計画し、台湾との友好を深める。このほか、台湾出身の市内在住者らを招いた「懇談の夕べ」を来年2月ごろに開くことなどを決めた。石川恵一会長は「新型コロナの一日も早い収束を願い、台湾との交流を進めたい」と述べた。 来賓の台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長は「日本で台湾にちなんだブームが広がっていると感じる。台湾に来てくれることを楽しみにしている」とあいさつした。
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高速バス京都線 8月から運行 遠州鉄道、浜松駅発
遠州鉄道は8月1日、浜松駅と京都駅八条口を結ぶ新規高速バス「イーライナー浜松京都線」の運行を始める。長島温泉(三重県)や五条京阪(京都市)を経由し、幅広い客層を取り込む。 京都線は毎日1往復し、土日や夏休み期間などは浜松駅―長島温泉のみ2往復体制にする。長島温泉や京都深草の停留所を経由していた大阪線は、それぞれに停車しないダイヤに改正する。 運賃は浜松駅―長島温泉は片道大人2500円。浜松駅―京都駅八条口は利用日によって異なり、片道大人3400円から。 同日から、コロナ禍で全便運休していた浜松駅と中部国際空港を結ぶ直行便「イーウイング」のうち、浜松駅発着便について運行を再開する。
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アニメ聖地 浜松の2カ所に認定プレート ゆるキャン△とエヴァ
人気アニメゆかりの地を観光資源として活用するアニメツーリズム協会(東京都)は27日、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の2022年版で、「ゆるキャン△」と「エヴァンゲリオン」の各シリーズの“聖地”として2カ所を選定した浜松市にそれぞれの認定プレートと、ご朱印スタンプを贈った。 スタンプは約8センチ四方で、アニメのタイトルを大きくデザインした。認定プレートにはそれぞれのワンシーンなどを配した。2カ所で贈呈式を行い、ゆるキャン△に登場した西区の弁天島海浜公園では、同協会の鈴木則道専務理事が水谷供子西区長に認定プレートを手渡し、「協会も浜松の魅力を全世界に発信したい」と
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ヤマハ吹奏楽団 美しい音色響かせ アクトシティ浜松で定演
ヤマハ吹奏楽団は25日、第56回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。昨年、常任指揮者に就いた佐々木新平さんがタクトを振り、美しいハーモニーを響かせた。 楽団はヤマハと関連会社の従業員約70人で構成する。自作楽器を使用するメンバーも見られるなど、楽器を知り尽くした「匠(たくみ)の集団」が、「クラウン・インペリアル」「吹奏楽のための第1組曲」「波の穂」など6曲を奏でた。インターネットの無料配信も行った。 同楽団は1961年創部で、全日本吹奏楽コンクールでは金賞を34回受賞している。
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溶接の作業場覆い 有害微粒子を回収 TRINC、機器開発
静電気・異物除去機器メーカーのTRINC(浜松市西区)は7月1日、溶接作業時に発生する有害物質「溶接ヒューム」の回収機器を発売する。作業場所を覆うタイプの装置で、90%以上の捕捉率を実現した。 溶接ヒュームは金属溶接で空気中に発生する金属の微粒子で、吸い込むと体内に蓄積される。厚労省が昨年、特定化学物質に指定し、工場現場などの規制を強化した。 同社によると、一般的な装置は吸い込み口のフードを作業場に近づけて使用するが、横風に弱く回収漏れが多いという。新製品「溶接フュームコレクタ」は、高温で上昇する粒子の大半を作業場上部の静電フィルターで回収し、その後に2層のフィルターで浄化する。静電フィ
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琵琶3流派、幽玄な音色 アクトシティ浜松で演奏会
静岡県琵琶協会はこのほど、各流琵琶演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開いた。 薩摩琵琶正派、錦心流、筑前琵琶の3流派の9人が出演し、「坂本龍馬」をはじめ歴史上の人物などをテーマにした10曲を演奏した。琵琶の音色や語りを披露し、流派による奏法の違いを見せて幽玄な音色を響かせた。 新型コロナウイルスの影響で同市での開催は3年ぶり。同市の米津浜に伝わる民話を元にした演目も発表し、聴衆を楽しませた。
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光の特徴、図解で紹介 浜松・フォトンバレーセンター
浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター(浜松市中区)は、光の特徴をまとめた小学生向けのパンフレット「キラピカマップ」を製作した。夏休みの自由研究などに活用してもらおうと浜松科学館(同)などで配布を始めた。 エックス線や赤外線など目に見えない光のほか、可視光の特徴をまとめた。可視光については、光や色の三原色をはじめ、人は物が反射して目に届いた光を色として見ていることなどを図解とともに解説。夕焼けや虹といった自然現象が起きる仕組みや、見えない光が空港の手荷物検査やテレビのリモコンなどに活用されていることなども紹介した。 同センターが子ども向けのパンフレットを作製したのは初めて。
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音楽で元気届けたい 浜松の社会人吹奏楽団、26日演奏会向け練習
浜松市を拠点に活動する社会人吹奏楽団「浜松ポップス・ウィンド・オーケストラ」は26日午後1時半から、「第19回演奏会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開く。出演者約40人が本番に向けて練習に励んでいる。 演奏会では「夏への想い、音とリズムで届けます」をテーマに「雨にぬれても」や「夏うたメドレー」のほか「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」など13曲を奏でる。 本番を1週間後に控えた19日、同市東区の積志協働センターで全体練習を行い、演奏の完成度を高めた。立石浩章団長(47)は「音楽で多くの人に元気を届けたい」と意気込んだ。 チケットは800円(当日900円)。問い合わ
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再生空き家、活用法は 浜松江之島高生が計画 住民と意見交換へ
浜松市南区の浜松江之島高芸術科美術専攻の2年生25人が21日、1級建築士の白坂隆之介さんが再生に取り組む中区鴨江の民家を見学した。産業界と連携した授業で、空き家対策を活性化につなげる計画を検討する。 民家は木造2階建てで、白坂さんが空き家を改修して長寿命化を図った上で売却する「ヤドカリプロジェクト」の現場。生徒は改装工事が進む民家を訪ねて耐震補強や外壁工事などの説明を受けた。民家の周辺を歩き、鴨江地区の街並みを見て回った。 取り組みは授業「総合的な探求の時間」などの一環。7月上旬に同地区の住民と意見交換し、民家を活用した企画をまとめる。 坂口実花さん(16)は「大人だけでなく、子どもた
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投げ技、飛び技 迫力満点 NPOが慈善プロレス 浜松市中区
浜松市のNPO法人プロレスで浜松を元気にする会(神谷淳理事長)は19日、同会結成1周年を記念したチャリティープロレス(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開いた。 女子プロレスラーのジャガー横田さんや、元県警の関根シュレック秀樹さんら26選手がシングルマッチや、複数人のチームで戦うタッグマッチなどを展開した。迫力ある投げ技や、ドロップキックといった飛び技を次々と披露し、観客を楽しませた。 同会は浜松をプロレスで活気づけようと、プロレスマスク製造販売の「PUKUPUKU工房」(中区)を経営する神谷さんらが昨年6月に結成し、興行は3回目。収益の一部を同市に寄付する。次回は
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記者コラム「清流」 街中ビルの新企画
浜松市中心街の複合ビルで行われたランニングイベント「キング オブ シティクライム イン浜松」を取材した。1階から5階に続く立体駐車場のスロープを駆け上がるタイムレース。ゴールした参加者たちの満足げな表情が印象的だった。 約180メートルの短めのコースながら、らせん状に高さ約20メートルまで登る急勾配。参加者は息を切らし、時に転倒しながらも普段は走ることがない空間を満喫していた。 ビル駐車場を自転車で登るレースから着想を得て企画したという。商店街ではバザールも開かれていて街中は幅広い年代の人たちでにぎわった。 ウィズコロナが定着しつつある。工夫を凝らしたイベントが続き、街中がにぎわうこと
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地域に合わせ集中出店 ローカル食商品、提案力高める 作道政昭/マックスバリュ東海社長【聞きたい】
マックスバリュ東海のトップに5月24日付で就任した。原材料価格が高騰し、経営環境が厳しさを増す中、地域密着経営で選ばれる店づくりを目指す。 ―食品スーパーは競争が激化している。顧客獲得戦略は。 「エリアに合わせて小型店や大型店、移動スーパーなどを集中出店して利便性を高めることが重要だ。小型店の浜松常盤町店(浜松市中区)から数百メートル離れた場所で出店準備を進める店舗は、大通りを挟んで商圏が異なると判断した。3月に、企業内に初出店した無人店舗はオフィス内外で拡大していく。さまざまな業態で展開し、当社ならではの食を中心とした商品提案力を高める」 ―商品の魅力向上策は。 「イオングループの
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脱炭素実現へ省エネ診断 CO2排出量把握 浜松商議所会館
浜松商工会議所は7日、浜松市中区の同会議所会館を対象に、一般財団法人省エネルギーセンター(東京都)による「省エネ最適化診断」を受けた。カーボンニュートラル(CN)実現に向けた二酸化炭素(CO2)排出量の把握が目的。地元企業の参考になるよう、診断結果を公表する。同様の取り組みは県内の商議所では珍しいという。 同センターの専門員が電力使用量の大きい空調設備を中心に、館内のエネルギー使用状況を調べた。空調に使う冷温水を管理する設備では、水温やポンプの運用状況などを確認した。今後1カ月をめどに、CO2排出量や省エネに向けた改善策をまとめる。 中小企業では、必要性を認識しながらもCO2排出量を把握
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仮想空間でUD学ぶ 浜松・追分小児童が体験 アクト通りの設備再現
浜松市はこのほど、ユニバーサルデザイン(UD)を学ぶバーチャル空間を同市中区の浜松未来総合専門学校の協力を得て制作した。一般公開に先立って6日、追分小の4年生約30人を対象に学習体験会を開いた。 バーチャル空間は同専門学校のグラフィックデザイン科などの学生6人が手掛け、同市中区のアクト通り周辺をイラストで再現した。仮想オフィスを提供するoVice(オヴィス、石川県)のサービスを利用した。 児童はタブレット端末にバーチャル空間を表示し、アバター(分身)で動き回って点字ブロックや音声案内板、水飲み場などを探した。見つけると表示される解説や動画を見て、UDの役割や目的を学んだ。楢崎結心さん(9
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家康ゆかり史跡散策 歴史研究家の講義も 浜松市中区
静岡県西部を中心とした歴史愛好家らでつくる「静岡県の歴史をつなぎ楽しむ会」は28日、徳川家康をテーマにした「はじめての浜松戦国講座」を浜松市中区で開いた。市内外から参加した約35人がゆかりの史跡を巡り、家康への理解を深めた。 参加者は歴史研究家の大石泰史さんから、三方ケ原合戦前後の歴史を中心に講義を受けた。その後、浜松観光ボランティアガイドの案内で二代目将軍秀忠誕生の井戸や浜松城などを散策した。引間城跡の一画に位置する元城町東照宮では、浜松城が引間城を取り込んで拡大した経緯などの解説に耳を傾けた。 同会は4月に発足し、今回初めて講座を企画した。塩崎明子代表は「地元の偉人や祖先を知ることで
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暑さ対策で地域振興 浜松市、アツいまちサミット 麦茶レシピ紹介
浜松市など国内の歴代最高気温を記録した5都市の関係者が集う「アツいまちサミット」が28日、オンラインで開かれ、暑さ対策を通じた地域振興策を発表した。2020年8月に国内観測史上タイとなる41・1度を記録した浜松市からは、民間まちづくり会社「浜松まちなかマネジメント」(中区)が子ども向け熱中症対策などの計画をPRした。 同区の多目的施設「Any(エニィ)」に同社や市の担当者らが集まり、今夏の活動計画を紹介した。街中で夏休み期間に開くサッカー指導教室で水分補給の大切さをPRするほか、体を冷やす働きがあるとされる麦茶を使ったレシピの開発を飲食店と進めていることを解説した。市の担当者は「日本一暑い
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立体駐車場でタイムレース 急坂駆け上がる 浜松中心街で初開催
浜松市中区の中心街にある複合ビル「ビオラ田町」の立体駐車場で22日、車道のスロープを1階から5階まで駆け上がるランニングイベント「キング オブ シティクライム イン浜松」が初開催された。市内外から集まった男女約40人がタイムを競った。 スポーツイベントによる街中のにぎわい創出を図ろうと、丸八不動産(同区)が企画した。2015年1月の箱根駅伝で活躍し、“山の神”と呼ばれたプロランナー神野大地選手がアドバイザーとして参加した。 全員で試走した後、らせん状に約180メートル続く急坂に、1人ずつ挑んだ。神野選手は昨年4月に市内に活動拠点を移してから初のイベント参加。自らも
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浜松中心街「バル」楽しんで 5月23~29日、実行委がPR
浜松市中区の中心街の飲食店を巡るイベント「浜松バル 第22回ほろ酔い祭り」(実行委主催)が23~29日に開かれる。市の「はままつ安全・安心な飲食店認証制度」を取得済みの38店舗が参加し、市民に電子チケットを利用してはしご酒を楽しんでもらう。 利用者は事前に専用アプリで電子チケットを購入し、各店でQRコードを読み込んで注文と決済を行う。クレジットカード決済を希望しない人向けに、中区の多目的施設Any(エニィ)などでQRコード入りチケットを販売する。価格はいずれも税込み3千円(前売り2700円)。3店でそれぞれドリンク1杯と料理1品を注文できる。 開催に先立って実行委は19日、市役所の鈴木康
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人気「百年餃子」24時間販売 杏林堂薬局が自販機設置 浜松
ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)は16日、同市内の高丘東店(中区)、引佐店(北区)、於呂店(浜北区)にオリジナル冷凍餃子(ギョーザ)を扱う自動販売機を設置した。人気の「百年餃子」を24時間購入できる。 百年餃子は別の3店舗で製造、販売し、年間3万5千パック以上が購入される人気商品。国産キャベツと地元「みっかび三元豚」を100%使ったジューシーな食感が特徴。生餃子と焼き餃子のみを販売していたが、家庭でいつでも食べられるよう冷凍商品化し、自販機を開設した。 価格は20個入り(レギュラー)、16個入り(にんにく)ともに税込み700円。3店で月間、計1800パックを販売目標にする。売れ行
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浜名湖1周「自分の足で」 80キロを10日に分け踏破目指す 浜松のノルディックウオーク愛好家
浜松市内のノルディックウオーク愛好家でつくる「佐鳴湖ノルディック・ウオーク健歩会」が今春から、浜名湖1周の踏破に挑戦している。60代から80代の会員約50人が「生涯、自分の足で歩く」を合言葉に、約80キロの距離を12月までの10日間に分けて歩く。 ノルディックウオークは手にスキーのストックのようなポールを持って歩くフィンランド発祥の運動。ポールの操作で上半身も使うため、通常のウオーキングよりエネルギー消費量が大きい一方、腰や膝への負担が軽く、長い距離の歩行が可能とされる。 健歩会は加齢による筋力低下を予防しようと毎週1回、同市の佐鳴湖周辺で活動している。景色の変化を求めて月に2回は市内外
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浜松まつり縮小開催、遠い高揚感やきもき 若者、消費戻らず
新型コロナウイルスの感染防止対策で、規模を縮小して開かれる浜松まつり(5月3~5日)。本来はかき入れ時のはずの浜松市内の祭り用品店や酒蔵、仕出し業者は「いつまでコロナ禍が…」と恨めしそうだ。昨年は無観客だった凧(たこ)揚げ会場は3万人を上限に入場を認めたが、夜の中心街の御殿屋台引き回しは今年も中止に。「これでは若者の参加は増えない」「飲食は伸びない」など、関係者からため息が漏れる。 浜松まつり関連の売り上げがコロナ前の1割程度まで落ち込んだという祭り用品店「祭すみたや」(同市中区)の中川晋介社長は「若い客が全然戻ってこない」と嘆く。 大凧の勇壮な糸切り合戦や、参加者が掛け声
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コロナ後の浜松中心街 胸躍り歩き回れる街に【風紋】
昨年のクリスマスに浜松市の中心街で久々に行われた餅まきイベント。地元の住民や親子連れが餅や菓子をつかみ取ろうと手を伸ばし、笑顔あふれるひとときを過ごした。夜に街中を歩けば、日付が変わった深夜にも多くの人が行き交い、華やかな雰囲気に包まれていた。 長引くコロナ禍で人通りの少ない街中が続いていたため、12月はわくわくした。新型コロナウイルスによる影響が小さくなれば、こんなにもにぎわいが変わるのかと驚いた。 中心街では有楽街に建つ浜松松竹ビルが改修されることが決まった。東京都内の不動産コンサルティング会社の関連会社がビルを取得し、主に飲食店が入居しやすいように早ければ今春にもリノベーションを始
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記者コラム「清流」 苦境を訴える姿を前に
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除された初日夜、浜松市の中心市街地を歩いた。久しぶりに明かりが戻り、食欲をそそる香りに気分は上がったが人出は思うほどはなかった。 飲食店に取材に入ると店主からは国や行政に対する不満が聞かれた。ある店では「新型コロナはインフルエンザと変わらない。なぜコロナだけ特別扱いするのか」と問い掛けられた。感染力や重症化率が高いこと、医療体制崩壊の懸念があること―。理由はいくつかあるが苦境を訴える姿を前に、傾聴に徹せざるを得なかった。 緊急事態宣言中と同様のコロナ対策を継続し、会食自粛を従業員に求める企業も多い。感染予防と経済の両立が着実に進むことを願う。
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2023年「どうする家康」 大河ドラマ館整備を検討 浜松市議会代表質問、鈴木康友市長が方針
鈴木康友市長は、徳川家康が主人公になる2023年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に向け、誘客を図る大河ドラマ館の整備を検討する方針を示した。地域を盛り上げるため、今年中に官民連携組織を設置する考えも明らかにした。斉藤氏への答弁。 新型コロナウイルスの影響が長期化する中、ドラマが「地域経済を活性化させる起爆剤になると考えている」と述べた。「おんな城主 直虎」の放送終了後は観光客が減少したことを説明し、「継続的に観光需要を取り込む必要がある」と述べた。 斉藤氏は、浜松城天守閣から、現実の風景に合わせて江戸時代などの景色を楽しめるアプリを提案。鈴木秀司観光・ブランド振興担当部長は、復元した戦