静岡市の歴史博物館 展示工費440万円増 一時中断で工期延長

 静岡市は7日、葵区の旧青葉小跡地に建設中の歴史博物館について、違法着工により工事を一時中断した影響で、展示工事費を約440万円増額したと明らかにした。20日開会の市議会6月定例会に、工事請負契約金額の変更を専決処分したと報告する。

静岡市役所
静岡市役所

 歴史博物館は着工前に必要な建築基準法に基づく計画変更通知書の申請を行わないまま工事を始めていたことが判明し、2月下旬までの1カ月間、一部の工事を中断した。市によると、展示工事費の増額は工期の延長に伴う対応という。
 歴史博物館を巡っては、防火材を使用すべき壁や天井に準防火材を用いていたミスや建設発生土の影響で、建築工事費についても約5500万円の増額となった。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞