清水レトロ散歩。カフェ・駄菓子屋・レトロ建築巡り

レトロな雰囲気のカフェでお茶をしたり、昔の時代に思いを馳せてみたり。静岡市清水区で、レトロ散歩に出かけてみませんか?

昭和初期の銀行をリノベーションCAFE OEC【次郎長通り】


昭和11年に建てられた元銀行を活用したカフェ。昭和44年まで清水銀行の支店として営業していました。高い天井や石造りのカウンター、当時から残る金庫など、店内には銀行時代の面影が残っています。約40年間空き家となり、取り壊し寸前だった建物を購入したのが大石朗紀さんです。「建物が壊されてしまうと、町の記憶が抜けてしまう。古い建物を生かし、当時の雰囲気を残したいと考えました」。

大石さんはセルフリノベーションを行い、2022年にカフェとしてオープンさせました。「近所の方も力を貸してくださり、床は元船大工の方に教わりながら改修しました」。CAFEOECから新たにどんな記憶が未来につながっていくのか楽しみですね。清水出身でレトロ好きのアナウンサー、小沼みのりさんもおすすめするお店の一つです。

人気メニューの野菜たっぷりひき肉カレー(サラダ付)

カフェがある通りは、清水次郎長の生家が残る「次郎長通り商店街」。大石さんは高校卒業後にバックパッカーとして世界を旅した経験から、改めて地元・清水の良さを実感したといいます。現在は、商店街会長を務め、年に2回、通りを歩行者天国にして「ジロチョウマーケット」を開催。さらに、 4月からは毎月26日に「ジロ市」も開催しています。

<CAFE OEC>
住所:静岡市清水区松井町12-1
営業:11時30分~17時
定休日:月火水※イベントなどで臨時休業あり
駐車場:4台※美濃輪稲荷神社敷地内

いつの時代も子どもがワクワク。駄菓子彌吉(やきち)【清水駅前銀座商店街】


JR清水駅から歩いて約2分。今年で開店8年目を迎える駄菓子屋「彌吉」では、裸電球の暖かい灯りが駄菓子を照らします。店内には駄菓子のほか、清水エスパルスのグッズやポスターも飾られており、こうした駄菓子屋さんは清水ならではないでしょうか。同店では、イベント向けのお菓子の袋詰めも注文できます。

お店の前にある「飛び出し坊や」の看板が目印です。

子どもたちに人気のお菓子は…


店主の川口さんは「自分が子どもの頃、駄菓子屋さんは流行のお菓子が並び、どんなものに出会えるのかワクワクする場所でした」と話します。では、現在の子どもたちはどんな駄菓子にワクワクするのでしょうか?人気なのは、当たり券や金券付きの駄菓子。フタの裏や中に入ったカードに金額など書かれた“当たり”が入っていれば、買ったお店で交換できます。

「この人だ~れ?」は歴史人物シール付きのソーダ味ミンツ。駄菓子で歴史の勉強ができます。

<駄菓子彌吉>
住所:静岡市清水区真砂町2-23
問合先:054-363-0550
営業:10時頃~19時頃(日によって多少時間前後あり)
定休日:不定休

今も現役!黒電話。旧五十嵐歯科医院【蒲原】

外観は洋館、中は町家造りの特徴が残っています。

国登録有形文化財「旧五十嵐歯科医院」は、大正3年頃に故五十嵐準氏が地元蒲原に建てた医院併用住宅。歯科医院を開業するにあたり、町家を洋風に改築しました。見どころの多い同施設ですが、今回ご紹介するのは1階の「みせの間」にある電話室です。

扉に書かれた「二三番」という数字。実は当時の電話番号なのです。当時、蒲原では25戸以上の加入が集まらないと電話回線が引けず、五十嵐邸は23戸目だったことからこの番号になりました。電話がまだ珍しかった時代、近所の人もここへ借りに来たそうです。
電話室の落書きや置かれている黒電話は、当時のまま。

なんとこの電話機は今も「現役」なのです!現在は「2023番」として回線がつながっており、事務所の電話が鳴ると、この黒電話も一緒に「リンリン」と懐かしい音を響かせます。見学者は、実際に黒電話にふれることができます。

<旧五十嵐歯科医院>
住所:静岡市清水区蒲原3-23-3
問合先:054-385-2023
開館時間:9時30分~16時
休館日:月曜日・祝日の翌平日 年末年始期間(12月26日~1月5日)
入館料:無料
駐車場:有り(斜め向いの旧東海道見学者用をご利用ください)

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