
こんにちは。静岡新聞社出版部の営業担当、アッキーこと秋田です。
静岡県内の書店をめぐり、話題のお店、注目イベント、書店員さんのイチオシ本などを紹介するコーナー「週末は書店へ行こう!」です。
皆さんは、閉店間際のお店に大慌てで駆け込んだ経験はありますか?
通常、お店の営業時間はキリのいい数字に設定されているもの。しかし、藤枝市高岡にある「藤枝江﨑書店 駅南本店」の閉店時間は、午後10時ジャストではなく「午後10時03分」なんです。
この「3分」のこだわり。SNSでも度々話題になっていますが、その真相をご存じでしょうか?
閉店時間に込められた、先代の「優しさ」
真相を探るべく、社長の江﨑直利さんにお話を伺いました。 藤枝江﨑書店の創業は1976年。現在の駅南本店は1987年にオープンしましたが、その当初から閉店時間は「午後10時03分」と決まっていたそうです。なぜ、あえて中途半端な時間にしたのか。 その理由は、江﨑社長のお父様である先代が「閉店ギリギリだけど、あと数分あれば滑りこめるかも」というお客さんの心理に寄り添い、決定したからなのだとか。
ちなみに、こんなエピソードも。 かつて屋外看板を設置した際、看板製作会社のスタッフが「30分の間違いだろう」と気を利かせて勝手に書き換えてしまい、再度付け直したこともあったそうです。
敷地内に溢れる「遊び心」と「愛」
店内外には、江﨑社長の遊び心が至るところに散りばめられています。 今年、駐車場の敷地内に登場したのが、どこか懐かしい映画の看板を思わせる「顔出し看板」です。そこには「お愛でとう(おめでとう)」という“不思議な文字”が。
あえて「愛」という漢字を使ったのは、愛でる(めでる)という言葉に「これ以上なく素晴らしい」という意味を込めたかったからだといいます。
また、看板には「木の周りに人が集まる場所=会座木(エザキ)」になってほしいという願いも込められています。実は、顔出し部分からお店の方を覗くと、ちょうど店内の「EZAKI」のロゴが浮かび上がって見える仕掛けになっているんですよ。
店舗前にある「お愛でとう(おめでとう)」看板
入口には藤枝江﨑書店キャラクターのエレンちゃん像がお出迎え
藤枝江﨑書店のキャラクターのあひるの「があちゃん」
さらに、入り口では女の子の像「エレンちゃん」がお出迎え。 名前の由来は、エザキの「エ」と、藤枝市民の憩いの場・蓮華寺池の「レン」から。季節ごとに衣装を変える彼女の姿を楽しみにしているファンも多いそうです。また、店内の絵本コーナーには木彫りのあひる「がぁちゃん」がいます。プロフェッショナルな「コミックマイスター」の存在
藤枝江﨑書店の魅力はハード面だけではありません。 今回、お店自慢の「コミックマイスター」をご紹介いただきました。
コミックコーナー担当の松川さん
コミック担当の松川さんにお話を伺いました。「これまでは30代以上の男性がメイン客層でしたが、最近は層が広がっているため、特に10代の女性向けコミックを強化しています。店内用POP(ポップ)をつくる際に大切にしていることは、作品への愛を込めること。その作品のファンの方はもちろん、POPで初めて知ったという方にも『ここならこの作品が揃っているんだ』『ここで買いたい』と思っていただけるよう、丁寧に制作しています」。
そのスキルを活かした直筆のPOPや、壁一面に描かれた動物たちの絵は、見ているだけで心が和みます。
店舗前には松川さんの描いた女性店員さんの看板がお出迎え。ここにも営業時間が描かれています。
実は、駐車場入口でお客様を歓迎している特大の女性店員さんのイラスト看板も、松川さんが手掛けたもの。ユーモアと優しさがたっぷり詰まった藤枝江﨑書店へ、ぜひ足を運んでみませんか?
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■藤枝江﨑書店駅南店
住所:藤枝市高岡1丁目3-3
電話:054-635-8181










































































