​【静岡県が2月12日、東京・高輪でコンテンツ産業の未来を考えるイベントを開催】ゲーム、アニメ、CG…。コンテンツ産業における地方の可能性は!?

静岡県のアートやカルチャーに関するコラム。今回は静岡県が強化を目指すコンテンツ産業の誘致を題材に。
(文・写真:天野大輔)

静岡県は2月12日、東京都港区高輪でデジタルコンテンツ産業の展望や地方展開の可能性を考えるイベント「コンテンツ産業の“これから”を考える 静岡県 Creators MeetUp」を開催します。イベントの軸となるパネルディスカッションでは、静岡市でゲーム開発やDX支援を行うテックチャオの五十嵐平馬氏と、モバイルゲームなどの開発を手掛けるアカツキ(東京都品川区)の山﨑大世氏が登壇します。両氏は、業界の最新動向や地方におけるコンテンツ産業の現状について、それぞれの立場から意見を交わす予定です。

このイベントは、静岡県への企業誘致を推進する企業立地推進課が主催するものです。静岡県が東京でこのようなイベントを開催する背景には、県内における深刻な人口動態の課題があります。総務省の調査において、静岡県は転出超過数が全国的に見ても高い水準にあり、特に若年層の流出が大きな課題となっています。

そこで、国の成長分野と位置づけられているアニメーション、ゲーム、CGをはじめとする「コンテンツ産業」の企業を静岡県に誘致することにより、若者の県外流出に歯止めをかけたい考えです。

コンテンツ産業を誘致して雇用の創出

静岡県庁本館(2026年2月3日撮影)

現在、静岡県内にはコンテンツ産業に関連する専門学校が一定数あるものの、その就職先となる企業が県内に不足しており、卒業時には約3割が県外で就職してしまうと推計されています。こうした状況を改善するため、県はコンテンツ産業の企業誘致を通じた雇用の創出を目指す方針です。

具体的には、関連企業の誘致を円滑に進めるための「コンテンツ産業誘致推進協議会(仮称)」の設立を予定しており、専門的な知識を持った業界関係者らがメンバーとなって、関連企業の誘致策を本格的に取りまとめる予定です。今回のイベントは、こうした施策の一環として、県の取り組み姿勢を広く県内外に発信する場となります。

当日は午後3時からパネルディスカッションが行われ、その後、登壇者や参加企業、県職員による交流会も予定されています。直接的な対話を通じて、企業が地方進出において抱くニーズや課題の共有を図る予定です。県の担当者は、イベントについて「アニメやゲーム分野を含むコンテンツ産業を対象とした県のイベントは今回が初めて。静岡の魅力や可能性を感じていただき、地域の新しい産業づくりにつなげていきたいと考えています」と述べていました。

本イベントへの参加は無料で、定員は先着30人となっています。コンテンツ産業の最新の動向や静岡県での事業展開に興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。

〈DATA〉
日時:2026年2月12日(木)午後3時~6時
会場:LiSH Studio1(東京都港区高輪2-21-1 6F)
参加費:無料
定員:30人(先着順)
主催:静岡県 企業立地推進課
TEL:054-221-2439(平日)
申込先:https://peatix.com/event/4799910

静岡県に関係する文化芸術、ポップカルチャーをキュレーション。ショートレビュー、表現者へのインタビューを通じて、アートを巡る対話の糸口をつくります。

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