法多山で年越し!除夜の鐘を鳴らそう

袋井市にある「法多山尊永寺」は厄除観音を祀るお寺で、本堂までの長い参道や階段、厄除け団子、凶の多いおみくじでも知られます。
季節ごとに様々な催しが行われ、年間を通し参拝者の絶えない人気の法多山ですから、当然初詣にも毎年多くの参拝者が訪れています。

年越しを法多山で過ごす場合、31日の夜に訪れれば、先着106組が除夜の鐘を鳴らすことができます(無料)。本堂授与所の8番受付で22時30分に整理券が配布され、1組の人数は4人まで。例年大体20時くらいから並んでいるそうです。
参加者には福銭という縁起物が配られます。今年の感謝と来年への願いを込めて鐘を鳴らせる1年に1度のチャンスです。
福銭。新年に訪れた方は500円で受けることができる
凶が多い?おみくじもお忘れなく
法多山のおみくじは「凶がよく出る」と聞いたことはありませんか。実際私も引いたことがあります。
割合的には全体の3割が凶らしいので、確かに確率は高いですが、凶を引くことが必ずしも悪い意味ではないのでご安心を!
“法多山の凶”は、これ以上悪くなることなく良くなるばかりという意味だそうです。といってもなんだかドキドキしてしまいますが、新年のアドバイスだと思って引いてみてはいかがでしょうか。
弁才天様に「願掛けたまご」でお願いを
新年の願掛けに、私が特におすすめしたいのが2025年から始まった「願掛けたまご」です。
本堂へお参りをしたら、さらに願いが叶うよう「願掛けたまご」で弁天様にお願いをしましょう。まずはみくじと同じ本堂授与所でたまごを300円で受けます。
参道中腹の池の中にある弁天様がいらっしゃる弁才天堂まで願いを書いたたまごを持っていきます。

こちらに祀られているのは「八臂(はっぴ)弁財天」。八本の腕を持ち、鎧を着て、弓矢や斧を持っていて、穏やかな優しい顔をしながらもとてつもなく強そうです。
「弁財天」と「弁才天」、漢字が違う弁天様がいますが、財は金運、才は才能を表すといわれています。弁天様としてどちらのご利益も厚く信仰されています。
願いごとを書いた願掛けたまごを、弁天様のお社へ入れ、手を合わせてお願いします。
弁天様の下にはたくさんの願掛けたまごが入っているのがわかります。
たまごは「未来の可能性」や「眠っている力」の象徴ともされているようなので、新年はたまごから成長していけるように願掛けたまごに思いを込めましょう。
参拝後は名物「厄除だんご」
法多山といえば行ったら絶対食べたい「厄除けだんご」。参道沿いにお店があり、お茶付きで1皿250円、おみやげ用は700円から販売しています。
普段の営業は、おみやげ用の販売と喫茶スペースのどちらも8時から17時ですが、年末年始は以下の通り異なりますのでご注意ください。
・12月31日:おみやげ8:00〜17:00 / 喫茶営業なし
・1月1日:おみやげ0:00〜18:00/8:00〜17:30(L.O.17:15)
・1月2・3日:おみやげ7:00〜18:00/8:00〜17:30(L.O.17:15)
新年の催し、大道芸や猿芸も開催

正月の法多山の参道には約70もの露店が並びます。その他、ほぼ毎日のように猿芸が披露されたり、1月の土・日曜には大道芸が行われたりと見どころもたくさん。

本堂授与所が開いているのは、三が日が7時15分から18時まで、4日は18時まで、5日からは通常通り8時半から16時半まで。
12月31日から1月1日は夜通し参拝できますが、授与所の窓口は午前3時から午前7時まで一旦閉まるのでご注意を。
法多山は駐車場が広いので車がとめられないということはなさそうですが、新年の参拝ではかなりの混雑が予想されます。普段なら駐車場から本堂まで所要約20分くらいですが、1時間かかるくらいかかることも考えられます。寒さ対策をお忘れなく!
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■法多山尊永寺
場所:袋井市豊沢2777
問い合わせ:0538-43-3601








































































