ジュビロ磐田、大宮に3-4で悔しい逆転負け⋯倍井謙と江崎巧朗のコメント「結果をちょっと受け止められないというのが正直なところ」


ジュビロ磐田は9月27日、ホームのヤマハスタジアムでRB大宮アルディージャと対戦し、まさかの逆転負けを喫しました。

前半10分に上原力也選手のCKからヤンファンデンベルフ選手、14分は倍井謙選手のクロスにグスタボシルバ選手が2試合連続となる得点を決めましたが、その後4失点。

試合終了間際に川崎一輝選手のラストパスをマテウスペイショット選手が決めて1点差としましたが、及びませんでした。

倍井謙選手


-この結果を受け止めて。

結果をちょっと受け止められないというのが正直なところなんですけれど、入りが良くても90分通して負けてしまっては意味がない。

その中で自分たちがやってきたことをできている時間の方が少なかったのが敗因の一つかなというのもそうですし、やっぱり自分たちが逆に点を取られて出ていかなければいけないところで大宮さんにずっと握られてしまっている時間帯もあったので、そういうのはあってはならないような内容になってしまったのかなというのが正直あります。

-相手の反撃をやらせないために足りなかったところは。
ビルドアップの質だと思います。最初の方は相手が来るのに対していなすようなプレーが多くて、相手の前向きの守備の矢印を利用しながらうまく剥がせた部分があったんですけれど、途中ぐらいから、後半なんか特にそれをプレッシャーに感じてしまって、後ろ向きのプレーだったり、前半できていたものができなくなってしまったというのが要因の一つだと思います。

それを90分間通して相手のプレスに対してもう少し余裕を持たなければいけない部分はあったので、そういったものが今日はいけなかったのかなと思います。

-残り7試合で厳しい結果になりました。終盤戦に向けて。
本当にみんな今日の試合に懸けていたので。勝ちたいとか言うのは簡単ですけど、ピッチの上で表現しないとと思います。

-3点目は次に繋げたいところです。
点を取りに行くのは当たり前なことですけど、次の試合も大事になってくるのは変わりないし、内容だったり結果を受け止めるのは厳しいですけど、しっかり引き継いだり受け止めて、来週に向かっていかないといけないし、選手たちが自覚と責任を持ってやっていきたいと思います。

江崎巧朗選手

-悔しい逆転負けとなった。
自分たちがボールを握ってという時間が少しずつ少なくなってきて、それで相手のペースになったというのもありますし、前半の終わり方と後半の入り方でぬるいところがあったと思います。

そこの立ち上がりと最後の時間というのはよく点が入る時間でもあるので、もっとそういう細かいところですけど、突き詰めていかないとちょっと厳しくなってくるかなと思っています。

上位対決で落としてしまったのはすごいきついんですけれど、あと7試合あるというふうにプラスに考えながら、7連勝すれば全然まだ可能性もあるので、次に向けて頑張りたいですね。

-2点目を奪ってからボールに行けなくなってしまった。
(前半の)最後のところで言ったら謙(倍井選手)がボールを持って取られたときに全体の切り替えが一瞬遅れたと思うので、そういう切り替えのところだったり、後半も入りは裏を入れられて、ふわっと背後を取られてクロスで前に入られてみたいな感じだったので、全体的にふわっと入っていたのかなと思います。

-2点を奪った後の失速した最大の原因は。
相手コートに押し込んでからやりきらないシーンがさすがに多いかと思うので、取られてカウンターがさすがに多くて、後ろは結構カケみたいな1対1をやっているので、そうしなくていいようにシュートでやりきるとか、クロスで上げきるとか。

そういったのが少しずつなくなって後ろ向きにマイボールにみたいなのがちょっと増えた感じがあったかなというのは感じます。

-ヤンファンデンベルフ選手との連携については。
チャレンジとカバーのところだったんですけど、相手が前線5枚張ってきたときのスライドだったり、誰が落ちた選手を見るとかというところはまだコミュニケーションが足りなかったかなと思います。

自分の目の前の選手を見ていればいいみたいになっていた感じもお互いあったかなと思うので、そこはお互い見ながら相手もですけど、お互いの場所だったり状況を見ながらもう少しプレーできれば少し違ったかなと思います。

-試合の入りが良かったことは次に繋がりそうだが。
ボールを大事にしながらだけどゴールに向かっていく、最終的にはシュートやクロスでやり切るというところはまだまだできるところかなと。

前からちょいちょい来ていた感じもあったので、うまく背後と長いボールからセカンドを拾ってみたいなシーンも今日は、セカンドを拾えるシーンもあったと思うので、相手を見ながらもう少しビルドアップというところは続けてやっていきたいなと思います。
シズサカ シズサカ

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