水処理装置めぐる偽造有印私文書行使と詐欺の罪 元社員の男「間違いございません」他の2人は争う姿勢 静岡地裁沼津支部で初公判

大手繊維メーカー製の水処理装置の架空取引を持ち掛けるなどし、業者から現金2億4000万円をだまし取った罪に問われている3人の裁判が始まりました。大手繊維メーカーの元社員の男は、起訴内容を認めた一方、他の2人は争う姿勢を示しました。

偽造有印私文書行使と詐欺の罪に問われているのは、大手繊維メーカーの元社員の男(60)と、水処理装置の製造・販売会社の元代表取締役の男(74)、水処理装置の販売会社の元代表取締役の男(58)の3人です。

起訴状などによりますと、3人は共謀の上、2018年6月中旬頃から、静岡県清水町にある業者に対して、現金をだまし取ろうと、大手繊維メーカー製の水処理装置について、架空の購入契約を持ち掛け、大手繊維メーカーが連帯保証するよう思わせるような、嘘の委任状を提示して、現金2億4000万円をだまし取った罪に問われています。

2025年3月25日、静岡地裁沼津支部で開かれた裁判で、起訴内容について、大手繊維メーカーの元社員の男は「間違いございません」と全面的に認めました。一方で、水処理装置の製造・販売会社の元代表取締役の男は、偽造有印私文書行使の罪については認めながらも、詐欺罪については「だますつもりは始終ない」と否認。水処理装置の販売会社の元代表取締役の男は「最初からだますつもりでやっていない」などとして、全面的に無罪を主張しました。

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