2025年3月5日に行われた静岡県の焼津市議会で、石原孝之市議が議会の品位を著しく傷つけ市政への不信を招く発言をしたとして市議会議員3人が提出した懲罰動議が、3月14日に懲罰特別委員会に付託され、今後審査が行われることになりました。
焼津市議会事務局によりますと、石原市議は5日の一般質問の場で中野弘道市長に対し「どこか忘れちゃいましたよ。市長が変なことを言うもんで」と発言したということです。
この発言について、杉田源太郎市議と増井好典市議、吉田昇一市議の3人が「市長は誠実に答弁しているのにもかかわらず、答弁を『変なことを言う』とされ、石原議員が再質問の内容を忘れた理由を答弁者の責任とするような不穏当な発言をし、焼津市議会の品位を傷つけ市政への不信を招いた」として、石原市議への懲罰動議を7日に村松幸昌議長に提出しました。
懲罰動議は、14日に開かれた焼津市議会で懲罰特別委員会に調査が正式に付託され、今後委員会による審査が行われます。19日に議会で動議の採決が行われ、石原市議の処分が決まる予定です。
石原市議は、2023年に行われた人気格闘技イベント「ブレイキングダウン」のオーディションに議員バッジをつけて出場したことや、海外出張をめぐる議会での答弁などを巡って5回にわたり政治倫理審査委員会が開かれており、2025年2月に条例に違反すると結論が出されていました。

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