<萩田真央ディレクター>
「パンの良い香りがしますね。店内を見てみると『シニャモンロール』があったりとか『DORAねこホットドック』。私が持っているトングも猫で、猫だらけです」
新静岡駅から歩くこと約5分。静岡市葵区鷹匠の「CAT&BAKES9456」は世界中から客が訪れる人気のパン店です。
<CAT&BAKES9456 永田愛店長>
「こちらが看板商品の『DORAねこパン』です」
ニャンとも可愛い「DORAねこパン」。バニラカスタードやピーナッツクリームなど定番の3種類と期間限定の味が楽しめます。
<永田店長>
「この子だとクリームを食べてうれしくてにっこり。この子はお魚を食べて目までお魚になってしまった。これは『ぴえん』です」
<萩田ディレクター>
「食べるのがもったいないくらいかわいいですが、いただきます。おいしい。丸ごと1個ピーナッツが入っているので、ざくざく食感も楽しめますし、耳のところもクッキー生地になっていて、食べるところによって食感が違うのも良いですね」
店長の永田愛さんは、祖父の代から続くパン屋を経営していましたが、2022年に移転とともに店をリニューアルオープンしました。コンセプトは、猫をテーマにしたパンと焼き菓子の店です。
<永田店長>
「私がすごく猫好きなので、前のパン屋の段階からいろいろ猫のモチーフのパンを作ったりして、自分のインスタのアカウントにあげたりしていたら、猫好きのフォロワーさんにとても好評で、猫にふりきったパン屋があったらおもしろいなと思って」
店のSNSのフォロワーは6万人を超え、パン選びをする動画は777万回再生、店を紹介する動画は440万回再生されています。
自宅で14匹の猫を飼うほど猫好きの永田さん。店名の「グシコロ」は、愛猫の「チョッチュ具志コロペッペ」から、看板のデザインは、「坂東玉隠しシャシャ丸」に由来しています。
猫愛から、数々のかわいらしいパンを生み出す永田さん。深夜2時、さまざまな種類の筆を使い分けて約100個の顔を描きます。
<永田店長>
「頭の中で考えたイメージをそのままパンにした感じです」
世界中から人気を集める理由の一つが、この“表情”です。
<永田店長>
「中国、韓国、アメリカ、オーストラリア、カナダとかフランスとか、本当にいろんなところから来てくださって」
猫愛とおいしさがつまった『DORAねこパン』。永田さんはこれからも猫のパンを作り続けます。
<永田店長>
「通りに入ったところの閑静なところにぽつんとあるパン屋ではあるんですけど、いろんな人に知っていただいて、こんなにかわいい猫のパン屋さんがあるんだということで、ここを目的に静岡に足を運んでくださる方が全国とか世界からたくさん来ていただけるといいなと思っております」