本格派もうなる!歴史情緒たっぷり「修善寺温泉のすゝめ」です。
足湯でゆったり。まずは1200年の歴史がある温泉地を散策
境内の手水舎(ちょうずしゃ)では源泉が流れ、修善寺温泉の象徴的な存在となっています。
まずは歴史情緒あふれる温泉街を散策。向かったのは、修善寺温泉の発祥の地と言われる独鈷(とっこ)の湯。弘法大師が持っていた仏具で石をついたところ、霊泉が湧き出したといわれています。
独鈷の湯は足湯・入浴は禁止で、見学のみが可能。でも、すぐそばの建物で足湯ができますよ。
続いては、大河ドラマでも話題となった、あの人物ゆかりの場所へ。伊豆最古の木造建築、指月殿
父・頼朝の急死によって18歳で将軍となった頼家。権力争いに翻弄された末、わずか23歳で、修善寺で入浴中に暗殺されたと伝わっています。指月殿に隣接する頼家の墓には、少しユニークなものが。
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お腹が空いたら伊豆名物の「あまご」を!
修善寺温泉の入口に店を構えるあまご茶屋修善寺店。釣り人からは幻とも言われる川魚、「あまご」の専門店です
お店のあまごは全て、天城の山奥にある養魚場で育てられたもの。わさび田から流れる綺麗な水を利用して育てられるあまごは「紅姫あまご」と呼ばれています。
自然界だと30センチ程度までしか大きくならない一般的なあまごに対し、こちらでは3年かけて、およそ2キロになるまで丁寧に育てます。まずは定番の塩焼きを。
塩漬けしたあまごの卵がのった漬け丼は、同じ水で育ったわさびを添えていただきます。
お重におさまりきらないほどの大きなあまごがのった蒲焼重に、
あまごのカツを挟んだ変わり種のハンバーガーも。おろしたてのわさびが入ったソースがかかっています。
あまご茶屋でしか味わない紅姫あまご。近くへお越しの際には一度立ち寄ってみてはいかがですか?■あまご茶屋 修善寺温泉店
電話:0558-73-2388
営業時間:11:00~18:30
休み:水曜(行楽シーズンは営業)
駿河湾とダイナミックな富士山を見渡せる展望台も
ここからの景色は、戦前に開催されたニューヨーク万博にて「日本の代表的な景色」として紹介されました。
すぐ側には、軽食などもあるカフェスペースも。伊豆名物の黒米を使ったソフトクリームも人気ですよ。<DATA>
■だるま山高原レストハウス
電話:0558-72-0595
営業時間:10:00~16:30(4月からは17:00まで)
休み:不定休
宿そのものが有形文化財!一生に一度は泊まってみたい偉人が愛した老舗旅館
創業は明治5年。当時の面影を今に残す15棟の建物が、国の有形文化財に指定されています。
数多くの文人や墨客が利用した新井旅館。歴史に名を残す偉人たちが利用したお部屋に泊まれるのも魅力のひとつです。
川沿いの「花の棟」からの景色はミシュラングリーンガイドで2つ星を獲得するなど、世界的にも評価を受けています。
いよいよ、新井旅館の顔とも言える温泉へ。現代では再現不可能といわれる「天平大浴堂」です。
檜(ひのき)を組み合わせ、釘を一本も使用せず建てられた総檜造り。木の中心部を含まないようにくり抜いた「芯去り材」を使用しています。芯去り材で柱をつくるには胴回り5〜6メートル級の檜が必要ですが、この大きさの檜自体がもう日本でも世界でも取れないことから「再現不可能」といわれています。
あの偉人が愛した光景も。錦鯉がおよぐ池の中を眺められる浴槽は、芥川龍之介が家族に当てた手紙の中にも書かれているんです。
新井旅館の温泉は全て源泉かけ流し。無色透明で匂いもなくアルカリ性の泉質で、美人の湯とも言われています。大浴堂の他にも露天風呂や貸切風呂など、趣の異なったお風呂も楽しむことができます。
そして、新井旅館が誇る夕食。こだわりぬいた旬の食材と、伊豆の食材がふんだんに盛り込んまれた会席料理です。
新井旅館は一品料理も豊富。キンンメダイの水揚げ量が日本一の伊豆。新井旅館ではその中でも大きく育った近海のキンメダイを厳選しています。 身の引き締まった鮮度抜群のキンメダイはお刺身でも抜群の味。しゃぶしゃぶでいただくと、よりプリップリに。
そして、大迫力の煮付けも。
こちらの「天城寿司」は新井旅館でしか食べられない新名物。細切りにしたワサビとアボカドの巻き寿司です。
悠久の時を感じられる宿、一度は体感してみたいですね。<DATA>
■新井旅館
電話:0558-72-2007
料金:30,950円(税込)〜 ※一品料理には別料金がかかります






































































