所得税や消費税、贈与税の確定申告の受け付けが2月17日から始まりました。自宅などからスマートフォンやパソコンで申告できる「e‐Tax」の利用が約7割となり、申告会場の雰囲気も大きく変わっています。
静岡税務署と清水税務署の確定申告の会場となっている「ツインメッセ静岡」です。初日の17日は昔のような混雑は見られませんでした。会場に入るには入場整理券が必要でLINEアプリでも予約できますが、混雑しにくい理由は他にもあります。
<静岡税務署 柴正幸副署長>
「申告会場もだんだん進化していまして、昔と随分変わっています。まずは自分でできるようなシステムとお手伝いという形なので」
今から25年前の申告会場の様子です。タッチパネルを使ったシステムもありましたが机の上には多くの紙が並べられペンで記入するのが当たり前でした。
コロナ禍を経て電子申告のシステム「e‐Tax」が進化し、特に、スマートフォンが使いやすくなりました。マイナンバーカードを使ったマイナポータルと連携すればさらに便利だといいます。
パソコンを使った申告もできますが、会場では、多くの人が自分のスマートフォンを利用しパソコンと比べ短い待ち時間でした。
また、今回は「定額減税」の項目がありますが書面での申告では見落としがちでも「e‐Tax」ならばミスを防げるメリットもあります。
<静岡税務署 柴正幸副署長>
「確定申告の手続きがより簡単、便利になるように取り組んでいます。ぜひご自宅などからスマホ、パソコンを利用したe‐Taxによる申告、納付をお願いします」
申告と納税の期限は所得税と贈与税が3月17日まで、個人事業者の消費税は3月31日までで、静岡税務署は早めの申告と納税を呼びかけています。