新戦力が攻撃面で躍動 守備に課題も J1清水エスパルスが済州(韓国1部)に逆転勝ち【鹿児島キャンプ便り】

開幕まで3週間を切ったJリーグ。鹿児島県内でキャンプを張る静岡県勢のうち、J1清水エスパルスとJ2ジュビロ磐田は鹿児島市で、J2藤枝MYFCは霧島市で連日厳しいトレーニングを重ねています。3シーズンぶりにJ1へ復帰した清水は1月27日、韓国1部済州ユナイテッドとのゲームに臨みました。

鹿児島キャンプで初の練習試合。「秋葉清水」の進化は見られるのでしょうか。
気になるスタメン、新戦力はカピシャーバと小塚和季が名を連ねました。チームにどこまでフィットしているか注目です。

雨が降る中で行われたこの試合、まずは守備の面で課題が見えました。1本目10分、相手のサイドからの攻撃、ディフェンスの寄せが甘く、簡単にシュートを打たれ、済州に先制を許します。

一方、攻撃陣は好調でした。2024シーズン期限付きで加入し、今シーズン完全移籍を果たしたボランチ宇野禅斗が37分の場面も起点となり、小塚が絡むと最後は宇野が決め切り同点、宇野は開幕スタメンへ猛アピールです。

続く2本目、途中から選手を大幅に入れ替えると、38分右サイド、宮本航汰のクロスに頭で合わせたのはベテラン乾貴士。エースの座を譲る気はありません。しかし、ここから失点が続きます。43分の場面、寄せが甘く、ミドルシュートを決められてしまうと、その2分後、修正する間もなく、相手にショートパスをつながれ、最後は無回転シュートをGK梅田透吾が対応できず、逆転を許します。

それでも3本目15分、新加入・弓場将輝が高い位置でボールを奪うと、アフメド・アフメドフへパス、最後は中原輝が決め、新戦力トリオで1点を奪います。さらに29分、今度はGK猪越優惟のビルドアップから、こちらも新加入・羽田健人、吉田豊とつなぎ、乾のスルーパスに反応したアフメドフが相手GKを冷静にかわしてゴールで4‐3。守備に課題は残ったものの新戦力が躍動し、逆転勝ちの清水、レギュラー争いは熾烈を極めそうです。

<宇野禅斗選手>
「全体がしっかりハードワークして走り切ることができたと思うので、そういったところでは良かったと思う」

<中原輝選手>
「開幕戦スタメンで出ること、まずはみんなそこを目指してやっていると思うので、競争がある中でそこに打ち勝って自分の価値を高めていければと思う」

シズサカ シズサカ

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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