静岡県内でトラックが関係した死亡事故が相次いだことを受けて、静岡県警は12月4日、静岡県トラック協会に対し「緊急要望書」を出しました。
静岡県内では10月31日から11月20日までの間に事業用トラックが絡んだ死亡事故が3件起きています。このうち2件はひき逃げだったことから、事態を重く見た県警交通部では、3年ぶりに県のトラック協会に対し、緊急要望書を出しました。
12月4日は県警の加藤悟交通部長が県トラック協会の佐野会長に要望書を手渡し、左折時の巻き込みなど安全確認の徹底を呼びかけました。
<静岡県警 加藤悟交通部長>
「師走の一番忙しい時期でありますけど、安全輸送に心がけていただきたい」
<静岡県トラック協会 佐野寛会長>
「事故が起きてしまった時に被害者の救済をする、これを第一にやらなければならない。これを周知徹底していきます」
県のトラック協会では事故の再発防止に向けて、安全運転宣言書の署名を集めるなどドライバーの意識向上に取り組むということです。

