JR静岡駅前の地下街で11月15日、地震による火災を想定した消防訓練が行われました。訓練は44年前のガス爆発事故を教訓に始まったもので、近くで働く人などが緊急時の対応を確認しました。
11月15日の訓練は、JR静岡駅前の地下街で地震により火災が発生した想定で行われ、近隣の店舗で働く人など約50人が参加しました。この地下街での訓練は44年前に発生した事故を教訓に始まりました。
1980年に静岡駅前の地下街で発生したガス爆発事故。15人が死亡し223人が負傷する大惨事となりました。
地下という特殊な環境での事故に備え、訓練では消火栓を開けて放水したほか、避難経路を確認しました。新型コロナの影響でこの訓練が実施されるのは5年ぶりです。
<参加した人>
「(災害時には)横の店の方たちと協力し合って、今回の訓練を生かして(消火などを)行っていきたい」
<静岡紺屋町名店街 服部功理事長>
「もし突発的な事故が起これば、それは時を選ばないので。久しぶりにしては順調にできたなと思います」
火災の煙を体験できるスモークハウスも設置され、参加した人たちは熱心に取り組んでいました。