3連休の最終日、静岡市では大道芸ワールドカップを多くの人が楽しみました。秋空の下、アーティストたちが圧巻のパフォーマンスを披露して会場は熱気に包まれました。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「降り注ぐ日差しが熱いようにも感じられる駿府城公園です。パフォーマンスの開始まで30分あるのですがすでに多くのお客さんが詰めかけています」
11月1日から始まった大道芸ワールドカップ。31回目を迎え、今回は世界9か国から51組90人のアーティストが参加しました。
日本人初の大車輪パフォーマー「大車輪専門転」は全長8.6メートルの車輪を使用します。大迫力のパフォーマンスに会場は盛り上がりました。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「呉服町通りに来ています。大道芸ワールドカップは駿府城公園だけでなく地域全体が会場になっていて、町の人とクラウンが交流しています」
市街地に現れるアーティストやクラウンとの偶然の出会いも、この大会の醍醐味です。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「こちらはオーストラリアから来たアーティストです。動かない銅像のようなパフォーマンスされるということなんですが・・・。本当に人間なのでしょうか。微動だにしないです」
オーストラリアから参加した「モアザンマイムシアター」は、微動だにしない置物のようなパフォーマンスで、前を通る人は表情や手足などまじまじと見つめていました。
「ヒノカグヤ」は炎のジャグリングと和の音楽をかけ合わせた演技を披露。会場が熱気に包まれるなか、気温もぐんぐん上昇しました。11月4日、静岡市の中心部では最高気温23.7℃を記録。「秋の風物詩」とも呼ばれる大道芸ワールドカップですが、かき氷がたくさん売れていました。
<かき氷を売る人>
「(2023年と比べて)倍まではいかないけれど、それぐらい売れています」
会場にはジャグリングや皿回しの体験コーナーも設けられ、多くの人が悪戦苦闘しながら挑戦していました。
<体験した人>
「楽しい」
<体験した人>
「棒で回すのが難しい。(棒を)真ん中に持ってきて」
11月2日は、これまでにない取り組みも実施されました。アーティストたちがパフォーマンスをしながら商店街を練り歩く、その名も「SHOW店パレード」です。
イベント2日目の土曜日、12組のアーティストがパレードに参加しました。大道芸ワールドカップは11月1日から3日までで約45万人の来場者を記録したということです。
<観客>
「たのしい」
「(子どもたちが)パフォーマンスを興味深く見ていたのでいい経験になったと思う」
<観客>
「いろいろな人たちの技やその人たちの努力が感じられた」
「自分もやってみたいと思った」
大道芸ワールドカップは2024年も多くの人を笑顔にしました。