プロ野球ドラフト会議が10月24日に行われます。いまや、メジャーリーグで大活躍する大谷翔平選手の運命を決めたドラフト会議。2024年の静岡県勢の注目選手を一気に紹介します。
【高校生】

最速150キロを超える速球、さらに切れ味鋭い変化球で打者を圧倒する知徳高校・小船翼投手。身長198センチ、体重110キロの超大型右腕は、目標も大きく掲げ、運命の時を待ちます。スケールの大きさ、将来性を評価する球団が多く、6球団と面談を済ませたということです。
<知徳高校 小船翼投手(3年)>
「どんどん真っ直ぐで押せるようなピッチャーになりたい。目標は160キロを超えるようなピッチャーになりたい」

さらに注目なのが、浜松商高の曽布川ザイレン内野手。高校通算29本塁打のスラッガーで指名されれば、実に33年ぶりに浜商からプロ野球選手が誕生します。また、磐田東高の寺田光投手も指名を待ちます。
【大学生・社会人】

東海大静岡キャンパスの宮原駿介投手(静岡学園高出)。「静岡のドクターK」と称され、その投球は奪三振数が投球回数を上回ります。ストレートの最速は153キロ、2024年は大車輪の活躍をみせ、春のリーグ戦後には大学日本代表候補に選ばれた逸材です。
<東海大静岡キャンパス 宮原駿介投手(4年)>
「僕の武器は、力強い真っ直ぐと切れのあるスライダー。あとは体力がすごくあると思うので、タフさは結構売りになる。僕は野球が大好きなので、和田毅投手(ソフトバンク)とか、MLBで言ったらダルビッシュ有投手(パドレス)のような息の長い投手になって、長く活躍できたら」
ストレートの最速は153キロ、2024年は大車輪の活躍をみせ、春のリーグ戦後には大学日本代表候補に選ばれた逸材です。
<東海大静岡キャンパス 手塚慎太郎監督>
「(宮原投手は)すごく研究熱心で真面目な学生。理系の学科に所属して、実験や実習をやりながら、野球も一生懸命やって今の力をつけている。本当に何事も一生懸命できる選手だと思う」

ヤマハ野球部の2選手に注目。ヤマハ4年目の相羽寛太内野手(静岡高出)は堅実な守備で1年目から活躍。2年目からは、U23侍JAPANに選ばれ、国際大会での実績も十分です。2023年もドラフトでは注目選手でしたが、惜しくも指名漏れを経験しました。
<ヤマハ 相羽寛太内野手>
「(去年のドラフトは)かからなくて、本当に悔しい気持ちでその気持ちを持ちながら今年1年やってきた。元気あふれるプレーや守備で見惚れるプレーというのをプロでやりたい」

また、沢山優介投手(掛川西高校出)は、大型左腕として高い評価を得ています。角度のある速球を武器に、2024年は制球力もアップ、両親がブラジルにルーツを持つ沢山は、2023年のWBCではブラジル代表にも選ばれました。
<ヤマハ 沢山優介投手>
「(WBCで)海外の選手と対戦するのが刺激になったのが、日本に帰ってきて僕の成長につながった。角度は自分の長所。そこはプロに行っても、もっと良くしていきたい。ストレートに関しても、もっともっと上を目指せると思うので、そこは見ていただきたい」

さらに注目なのが、静岡大の安竹俊喜捕手。静岡高校時代には甲子園にも出場した強肩キャッチャーです。ヤマハからはMAX155キロの有本雄大投手(おかやま山陽高-東北福祉大出)、さらに、走攻守三拍子そろった宮崎竜成内野手(創志学園高-立命館大出)もドラフト候補です。
【くふうハヤテベンチャーズ静岡】

最後にNPBファームリーグ「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の選手たちも1軍を持つチームからの指名を待ちます。元公務員・早川太貴投手は、支配下での指名も期待されています。ウエスタンリーグ盗塁王の増田将馬外野手も12球団入りを狙います。