1990年にイタリアで開催されたFIFAワールドカップの得点王で、サッカーJリーグ・ジュビロ磐田でも活躍した元イタリア代表FWのサルヴァトーレ・スキラッチさんが亡くなりました。59歳でした。
スキラッチさんは1994シーズンからジュビロ磐田で4シーズンプレー。リーグ戦で通算78試合に出場し、56ゴールを挙げるなど、元日本代表の中山雅史さん(現アスルクラロ沼津監督)との“ゴン・トト”コンビの一角として活躍しました。
スキラッチさんが所属していたジュビロ磐田はコメントを発表しています。
この度、サルヴァトーレ・スキラッチ氏のご逝去に接し、クラブ一同、深い悲しみに耐えません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
スキラッチ氏は1994年から1997年まで当クラブに在籍しました。1990FIFAワールドカップイタリア大会得点王の前評判通りの高い技術と本能的なプレーでゴールを量産し、ジュビロのみならず日本のストライカーに大きな影響を与えました。選手やファンからは‘トト’の愛称で愛され、今でもジュビロのレジェンドとして、クラブの歴史に深く刻まれております。
1999年に現役を引退され、その後は故郷パレルモでサッカースクールを運営されながら、タレント活動や解説者としてもご活躍されました。また、慈善活動にも積極的に取り組み、サッカー界への大きな貢献をされました。その人間味あふれる温かい人柄と情熱は、今なお多くの人々に敬愛されています。
最近は体調を崩されていたとのことでご回復をお祈りしておりましたが、このような結果となり大変残念です。もうお会いすることは叶いませんが、スキラッチ氏がジュビロに残してくださったものは、これからもずっと私たちの心に生き続けるでしょう。
ご遺族の皆様に、心よりお悔やみを申し上げますとともに、スキラッチ氏のご冥福をお祈り申し上げます。
また、磐田時代のチームメートで、ジュビロ磐田の藤田俊哉スポーツダイレクターもコメントを出しています。
あまりにも早い突然の別れに驚くばかりです。
ワールドカップの得点王と、
素晴らしいストライカーでした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
藤田俊哉