
「派閥政治をまだやっている」「国民の不信感は拭えない」9人出馬の大混戦 自民党総裁選告示に野党の反応

9人が立候補した自民党総裁選が9月12日告示され、静岡県内でも街頭での呼びかけが始まりました。一方、野党はどう受け止めているのでしょうか。

<自民党・佐地茂人静岡県議>
「本当にわれわれ自由民主党が厳しいご指摘もいただきながら変わることができるのか、できないのか、大変重要な総裁選です」
自民党県連は9月12日、総裁選を周知しようと街頭キャラバンを実施。地元選出の県議らが静岡県内各地をめぐり訴えます。静岡市での街頭演説では、総裁選に立候補した上川陽子外務大臣(衆院静岡1区選出)の応援も呼びかけました。
一方、立憲民主党静岡県連の源馬謙太郎代表は、自民党総裁選についていまだに派閥の力が残ると指摘します。

<立憲民主党静岡県連 源馬謙太郎代表>
「推薦人を見ると、まだやっぱりいまだに派閥の力が強くて『派閥政治をまだやっているな』という感じの構図になったと思う」
立憲民主党も9月23日が党の代表選の投開票で4人が立候補しています。
<立憲民主党静岡県連 源馬謙太郎代表>
「うちも代表選挙に女性の方が出ているが、女性がもっともっと(党のトップを決める選挙に)出られるようになってほしい。(上川氏の出馬は)歓迎はするが、上川さんも推薦人集めに苦労されたという印象。(推薦人の)リストを見ると派閥に頼った感があるなと思う。自身の派閥ではないにしても、他派閥に力を借りたんだなというのがなんとなく見える」
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、政治のカネの問題の解決策を示さなければ、信頼回復にはつながらないと自民党に釘を刺します。

<国民民主党 榛葉賀津也幹事長>
「本来、政治とカネの問題、裏金問題。これはいくらお祭り騒ぎをやっても、この問題は県民、国民の不信感は拭えない。総裁選挙で顔を変えればすべてチャラになるのではなくて、政治とカネの問題に何の解決策を示さずに解散して、すべてをリセットそういう訳にはいかない。我々は誰が総理総裁になっても我々の立ち位置、しっかり中道の政策実現をする、まじめな政策、政治を貫いていく。それだけ」
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