「入った場合は進むよりは引き返して」運転中に冠水した道路に遭遇したら…JAFに聞く“車を廃車にしない”方法

台風10号による連日の大雨では、車の浸水被害や立ち往生などが相次ぎました。突然の豪雨に見舞われたら、ドライバーはどう対応したら良いのでしょうか。

JAF日本自動車連盟静岡支部は8月30日、浸水被害にあった車の対応にあたりました。突然の大雨で冠水した道路に車で入ってしまった場合には、どうしたら良いのでしょうか。

<JAF静岡支部 望月滋事業部課長>
「まずは冠水しているエリアに入ってしまった場合は、そのまま進むよりは引き返していただきたい。冠水して水が濁っていると、側溝、段差、縁石があっても気が付かない」

冠水すると運転席からは、地面の様子が見えにくくなります。時速30キロで走る車が冠水した道を走る実験では、深さ60cmの水路を走った車は10メートルで止まりました。水に浸かった場合は速度を落とした運転が必要だといいます。

<JAF静岡支部 望月滋事業部課長>
「水に浸かるとスピードを出して早く通り抜けたくなるが、その分水をまき上げてしまい、エンジンの吸い口が水を吸い込んでしまって、エンジンが止まってしまう」

万が一、水に浸かって車が動かなくなった場合、どう対応すればいいのか。

<JAF静岡支部 望月滋事業部課長>
「(水が)浅いうちにドアを開けてもらえたらよいが、ドアが開かないとなってしまったらレスキューハンマーというものがある」

水に浸かった車内で脱出用ハンマーを使うと、女性でも窓を割ることができました。この脱出用ハンマーは、ホームセンターなどで購入することができます。また、自治体が作成するハザードマップで想定される浸水の深さを確認することも大切です。

<JAF静岡支部 望月滋事業部課長>「ハザードマップをみて、ご自宅の周りや普段の通勤通学で使っている道路が危険性がないかを事前に把握することも非常に重要」

ハザードマップは、インターネットなどで見ることができます。

<JAF静岡支部 望月滋事業部課長>
「まずは不要不急の外出はしないということが一番」

悪天候での運転はなるべく避け、運転が必要な場合は細心の注意が必要です。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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