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今もなお残る戦争の記憶⑤ 兵士がすがる“弾除け神社”(静岡市)【戦後79年】

終戦から79年。SBSテレビのアーカイブから、静岡県内に今もなお残る戦争の記憶を辿ります。(2015年に撮影・放送されたものを再構成したものです)【SBSアーカイブより】

【5】兵士がすがる“弾除け神社”(静岡市)
静岡市の竜爪山にひっそりとたたずむ神社この神社は別名「弾除け神社」と呼ばれ、戦中、多くの兵士らが参拝に訪れました。

山道を歩くこと1時間。静岡市葵区竜爪山の穂積神社です。鉄砲で仕留めた白鹿の霊を鎮めるため村人が建てました。地元の守り神はいつしか弾除け神社として出征する兵士たちの拠り所となっていきました。

昭和10年、静岡歩兵第三十四連隊もこの神社を訪れています。国のために命を捧げる時代。弾除け神社を目指す人は全国から集まり、その数200万人ともいわれています。草薙駅から穂積神社まで約15km。何万もの人が列をなしたといいます。

穂積神社から分祀された三島市の龍爪神社。

兵士たちに配られた「弾除けの札」。生きて帰ることを願い、兵士たちは戦場へ向かったのです。

今もなお残る戦争の記憶【1/2/3/4/6

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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