南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の発表を受け、2024年8月8日の夜、静岡県内の店舗では水などを買い求める人の姿が見られました。静岡市のスーパーでは入荷の数を増やすなど対応を進めています。

<山本太朗記者>
「午後9時半の静岡市内のドラッグストアです。車がたくさん来ていて、ほぼ満車の状態です」
「巨大地震注意」の発表後、県内のドラッグストアやスーパーには多くの買い物客の姿がありました。
静岡市内のスーパーです。
<フードマーケットマム曲金店 佐野雅之店長>
「水が欠品していますね」
<記者>
「どれくらいで品切れしましたか?」
<フードマーケットマム曲金店 佐野雅之店長>
「昨夜の気象庁の記者会見が終わった午後8時頃からお客さんが来て、閉店の午後10時頃には、ほぼ空になっていました」

水を買いに来た人はー。
<利用客>
「びっくりして。水がないもんで、どうしたかなと思って」
しかし、店側は「心配をしすぎないでほしい」と訴えます。
<山口駿平記者>
「あす以降はどうなりますか?」
<フードマーケットマム曲金店 佐野雅之店長>
「こちらが入荷表になりますが、店頭に置かれるようにします」
臨時情報の発表を受け、急きょメーカーと掛け合い、8月9日以降、水の入荷を増やしました。

<フードマーケットマム曲金店 佐野雅之店長>
「1家族2ケースあたりで購入制限はつけさせていただきます」
静岡市の難波市長はきょうの定例会見で「過剰な備えは必要ない」と市民に呼びかけました。

<難波喬司静岡市長>
「大量に買って、買いだめをすることなどがないように。1週間程度対応できる量を確保していただくのが大事かなと」
気象庁は巨大地震への注意を1週間程度は続けるよう呼びかけています。それぞれの家でいま、本当に必要な備蓄品はどのくらいの量なのか。いま一度、見直す必要があります。