静岡県掛川市が2024年5月に実施した市民へのアンケート調査の結果、浜岡原発の再稼働を容認する回答が「廃炉や停止すべき」との回答を2年連続で上回りました。
浜岡原発のある静岡県御前崎市と隣接する掛川市は、2024年5月に無作為に選んだ18歳以上の市民2500人を対象に意識調査のアンケートを実施しました。
調査の結果、浜岡原発の今後について再稼働を容認する回答が、「廃炉や停止」を希望する回答を2年連続で上回りました。
アンケートでは、「廃炉や停止のまま」とした人が33.3パーセントだったのに対し、「安全が確認できれば稼働したほうがよい」とした人は41.3パーセントでした。年代別では、10代から30代の半数以上が再稼働を容認する回答をしています。
掛川市の久保田崇市長は7月の会見で、「福島第一原発の事故から13年が経過し、危機意識が薄らいでいることや、長引く電気料金の高騰などが要因と考えられる」などと話しました。