静岡県内は、7月5日も広い範囲で35℃を超える猛暑日となりました。連日の「危険な暑さ」に人も、動物もあの手この手で対策をしています。
<浜松総局 野田栞里記者>
「浜松市天竜区、強い日差し。そして吹いている風はとても生ぬるく、肌にベタベタまとわりついてきます。外の温度計ですが、35度の表示です」
静岡県内は5日も危険な暑さとなり、日中の最高気温は川根本町で37.8℃、浜松市天竜で36.9℃など、県内18の観測地点のうち、7つの地点で35℃を超える猛暑日に。また、10地点で2024年1番の暑さを記録しました。
<天竜区を訪れた人>
「いままでにない暑さ」
静岡県内では、33人が熱中症の疑いで病院に運ばれ、90代の男性と90代の女性が重症です。男性は、自宅の庭先で、女性は、道路上に倒れていたところを発見されました。
富士宮市の「まかいの牧場」の飼育スタッフがモルモットのそばに置いたのは…。
<まかいの牧場 牛・小動物担当 原野佳奈さん>
「これは保冷剤ですね。モルモットも暑さに弱いところがあるので、少しでも涼しくなってもらえるように、涼めるところを作っております」
1週間ほど前から保冷剤を置き始め、モルモットたちは手足をのせ、体をぴたっと付けて暑さをしのぎ、牛の飼育場には、扇風機とミストを設置しました。
<まかいの牧場 牛・小動物担当 原野佳奈さん>
「水にちょっと濡れることで体もちょっと冷えて涼しくなっていると思います。気温がすごく一気にあがってきている感じがするので、いきなりバテてしまったりとかもありそうなので、しっかり対策をして気を付けていきたいと思っています」
人間も、動物も危険な暑さへの対策が欠かせません。