静岡市内の小学校で6月24日、子どもたちが選挙を体験する特別授業が行われました。選挙に関心を持ってもらうことで、若者の投票率向上を目指す取り組みです。
<静岡県政担当 坂口将也記者>
「静岡市内の小学校です。体育館には投票箱や記帳台など、実際の選挙に使われる器材が並んでいます。今から生徒たちによる給食のメニューを決める模擬選挙が行われます」
「SDGs給食総選挙」と銘打って行われたこの授業には、静岡市立宮竹小学校の6年生が参加しました。
<多文化共生党 世界巡候補>
「私の推薦するメニューは、世界の文化を理解するための多文化共生メニューです」
模擬選挙には3人が立候補し、それぞれがSDGsを意識したメニューを政見放送でアピール。真剣な表情で立候補者の訴えを聞いた児童たちは、最も共感したメニューを決めて一票を投じました。
<参加した児童>
「(選挙は)親と行ったことはあるけど、自分はやったことなかったから面白かった」
「(選挙は)みんなの意見を伝えられるので、すごくいいと思う」
この取り組みは、若者の投票率低迷に危機感を持つ静岡市が、子どもの段階から選挙に触れてもらおうと企画しました。
<静岡市選挙管理委員会 梅田しおり参与兼次長>
「こういうことをやることで、少しでも投票に行くハードルを下げる、投票って楽しいんだよって思っていただける、そんな思い出が投票率を上げることにつながればと思っている」
開票は後日行われ、選ばれた給食は2025年1月の給食で実際に提供される予定です。
