静岡県内で唯一の有人離島・熱海市初島で、水道管を海底に埋める工事が報道陣に公開されました。
6月10日は熱海市の吉徳光男副市長をはじめ工事関係者が船に乗り込み現場の見学会が行われました。工事は今月6日に初島側から始まり、長さ60メートル幅20メートルある船から海底に沈めていきます。
熱海港からおよそ10キロの初島、138世帯198人が暮らしています。初島の水道水は、熱海市下多賀にある浄水場から海底の水道管を通して供給していますが、44年が経過し、老朽化しています。
敷設される水道管の長さは約6,700メートル。塩害にも強いポリエチレン製の素材が使われています。従来よりも太い150ミリの水道管で、水の供給量は大幅に増えることになります。
<熱海市 吉徳光男副市長>
「熱海の観光客も300万人近くになって戻ってまいりました。水事情も大変多くなるので、そういうところをしっかりと供給できるように、今回の工事を完成させたいと思っています」
敷設工事は6月末で完了する予定です。