皆さんには、忘れられない思い出の味はありますか? 様々な事情で一度は閉店してしまったけれど多くの人たちの支えで見事復活を遂げた愛されグルメをご紹介します。
お祭りの屋台や駄菓子屋さんで昔からよく見かけた静岡県民お馴染みの「さくら棒」。その生みの親が浜松でお麩を作っていた佐藤さんご夫婦です。しかし今から7年前、高齢を理由にさくら棒の製造終了を決意。後継ぎもいなかったため、佐藤さんの作るさくら棒は姿を消すことに…。そこに待ったをかけたのが、藤枝で駄菓子の卸業をしていた大黒屋商事の山口さんでした。
ふっくらと焼きあがったら一日かけて熱をとり、一本一本手作業で、シロップをコーティング。手間暇をかけて丁寧に作るのが佐藤さんの作り方です。「そのまま商品として継続するのも素晴らしい継承ですが、時代に合わせ形を変えつつ継承するのが、本当の事業継承だと思う」と山口さん。次の世代へ、形を変えつつも変わらない味を届けて下さい。







































































