磐田東が清水桜が丘に2−1逆転勝ち。決勝点の森高「昨年のリベンジができてよかった」【静岡県高校総体サッカー2回戦】
磐田東は18日の3回戦で東海大翔洋と対戦する。
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決勝点のエース森高「感謝の気持ちを込めて」
1−1で迎えた後半22分。清水桜が丘の最終ラインとの競り合いでパチンコ玉のようにはじかれたボールが、磐田東のFW森高栄太(3年、湖南FC出身)の目の前に転がった。期せずして訪れたGKとの1対1の場面。スピード自慢の点取り屋は落ち着き払っていた。相手の動きを見極め、右足で冷静にゴール右隅に流し込んで決勝点。
ネットが揺れたのを確認すると、メンバーに入れずピッチ脇で声援を送っていた仲間たちの輪の中に両手を広げて飛び込んだ。
「組み合わせが決まった時から、みんな気持ちが入っていました。1週間前から応援の練習をしたり、横断幕の準備をしたりしてくれていたので、感謝の気持ちを込めて、みんなのところに向かいました」
昨年の苦い記憶
磐田東イレブンには昨年の県総体の苦い記憶があった。準々決勝で清水桜が丘に先制しながら1−3の逆転負け。今大会の組み合わせが決まった直後から、山田智章監督は「これはリベンジマッチだ」と選手に言い続けてきたという。この日は前半16分、相手のPKを一度はGK浅井力樹がストップしたものの、こぼれ球を押し込まれて先制を許した。
しかし、選手たちは慌てずに試合を運び、23分にコーナーキックの流れからDF原崎晄が蹴り込んで同点に。すかさず主導権を奪い返し、後半に試合をひっくり返してみせた。“逆転のやり返し”でリベンジに成功した格好だ。
3回戦の相手は同じ地区予選勝ち上がり組の東海大翔洋。地区1位校同士の対戦となり、再び屈指の好カードとなった。報道陣に囲まれた森高は「僕たちはいつもチャレンジャー。どんな相手でも、自分たちのサッカーをするだけ」と迷いがない。難敵との大一番を乗り越え、ムードは最高だ。
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