Jリーグのルヴァンカップ1stラウンド2回戦が4月9日、全国各地で行われ、静岡県勢のジュビロ磐田(J2)と清水エスパルス(J1)が静岡県磐田市のヤマハスタジアムで激突しました。両チームの公式戦の静岡ダービーは、2023年10月のJ2リーグ戦以来。試合は磐田が2-1で逆転勝ちし、5月21日の3回戦に駒を進めました。
磐田は直近のリーグ戦からMF倍井謙とDF上夷克典を除く9人を変更。清水はDF高橋祐治を除く10人を入れ替え、FW嶋本悠大、MF西原源樹、MF小竹知恩の高卒ルーキー3人がスタメンに並びました。
開始直後に試合は動きました。清水はキックオフから約30秒、小竹の右クロスをゴール正面で待ち構えたFWアフメド・アフメドフがDFと競り合いながら、頭で押し込んで先制しました。
磐田はボールポゼッションを高めながらゴールまでの道筋を探り、左サイドMF倍井が果敢にドリブルを仕掛けて好機を作りましたが、攻撃陣が仕上げの精度を欠きました。清水も前半終了間際、セットプレーのこぼれ球を嶋本がポスト直撃のシュートを放つなど見せ場を作りました。
後半に入ると、磐田が攻勢に転じ、8分、倍井の左アーリークロスをファーサイドに走り込んだDF川崎一輝が頭でたたき込んで試合を振り出しに戻します。
さらに磐田は19分、ロングカウンターを発動。最終ラインの背後に抜け出した途中出場MFジョルディ・クルークスがゴール前に運んで、決定的なラストパスを出しましたが、MF角昂志郎の至近距離からのシュートは清水GK梅田に防がれました。
磐田に決勝点が生まれたのは後半35分。左サイド奥深くで得たフリーキックをDFリカルドグラッサがボレーで合わせて勝ち越しました。
【JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦=ヤマハスタジアム(磐田):12,533人】
ジュビロ磐田(J2)2(0-1、2-0)1清水エスパルス(J1)
<得点者>
【磐】川崎一輝、リカルドグラッサ
【清】アフメド・アフメドフ