サッカー日本代表の伊藤洋輝選手(シュツットガルト、磐田ユース出身)が3月21日の北朝鮮戦に左サイドバックでフル出場し、無失点勝利に貢献しました。かつてともにジュビロ磐田でプレーした小川航基選手について「結果を残している。昔一緒にやっていた選手が代表に入るのはうれしい」と語りました。
一問一答
―タフな試合になった。「結果的に1−0で、早い時間に取れた先制点でゲームが決まった。無失点で抑えられたところと、ホームで勝てたところがよかった」
―前田大然選手との連係は。
「立ち上がりは背後をしっかり狙っていこうと話していた。そのセカンドボールから得点につながってよかった」
―チームの課題のロングボール対応は。
「後半25分以降くらいからセカンドボールを拾われてサイドに展開されることがあった。そこはチームとしてしっかり対応できるようにしていく」
―終盤は5バックの左に入った。
「(真ん中)3枚の左かウイングバックのどちらかに入ると言われていた。それによってロングボールへの対応も真ん中で人数をかけてしっかりできた」
―攻撃面での手応えは。
「もっとシンプルに大然君の背後をしつこく使ってもいいかなと、試合を終わって思う。ボールを回しているときのポジショニングはまだ迷いながらやっている部分はあったので、(ポジションの)近い選手と話しながら修正してやっていければいい」
―後半立ち上がりのピンチの場面を振り返ると。
「(GKの鈴木)彩艶がしっかりはじいてくれたので、自分はセカンドボールに早く行けた。結果的にファウルになったが、そうでなければコーナーに逃げようと考えていた」
―しっかり勝てたことについてどう考えるか。
「難しい試合になるというのは分かっていた。予想どおり難しい中で勝ったのは大きな収穫」
―アジアカップ後の試合で手応えは。
「アジアカップではイランにふがいない負け方をして終わったが、改めて自分たちの目標に向かってまずは勝利でスタートを切れたのは本当によかった」
―データの少ない北朝鮮の選手と対戦した印象は。
「マッチアップした20番の選手は結構背後に走ってくると分析していた。背後はケアしていたが、足元の技術もあった」
―かつてジュビロ磐田でともにプレーした小川航基選手も一緒にピッチに立った。
「オランダで結果をすごい残している。昔一緒にやっていた選手がこうやって代表に入ってくれるのはすごいうれしい。ポジションは違うが、それぞれポジション争いが激しくなってくると思うので、そこは自分が残っていけるようにやっていく」
―次戦に向けて。
「先制点が非常に重要になると今日感じた。もう1点取れればもっと楽にゲームを進めていける。今日と同じように先制点を早い段階で取れれば」