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静岡新聞教育文化部

【劇団静火「片付けたい女たち」】寺院本堂にマンションの一室が見えた

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区の宗林寺で12月16日に劇団「静火」が上演した「片付けたい女たち」。

音信不通になった旧友「ツンコ」の家を訪ねる「バツミ」と「おチョビ」。女3人が部屋の片付けをしながら、悔いや思い出、罪の意識と向き合う|というのが大筋だ。何よりキャラクター性を誇張しつつも現実的に感じられる3人の会話が素晴らしい。寺の本堂を使った特殊な公演。ツンコ宅の「窓」から金ぴかの仏具がちらちら見えつつも、舞台がマンションの一室にちゃんと思えた。〝片付けたい男〟としては汚部屋のリアルさも高く評価したい。(マ)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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