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静岡新聞教育文化部

【演劇ユニットHORIZON第18回公演「サンタクロースが歌ってくれた」】入れ子構造の物語、整理整頓の手際

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、12月17日に静岡市清水区のサウンドシャワーアーク清水で行われた演劇ユニットHORIZONの第18回公演「サンタクロースが歌ってくれた」。 ※写真は撮影タイムに撮ったもの

成井豊さんの脚本をHORIZONの草野冴月さんが演出。大正時代を舞台にした芥川龍之介と平井太郎(後の江戸川乱歩)が主演の映画から、演じ手が現代社会に抜け出てくる、という筋書き。舞台の上手下手、舞台下の左右に加えて舞台正面、客席背後にも俳優の出入口を作り、3層の入れ子構造の物語をきれいに整理整頓して提示。美術や衣装、ダンスは女性劇団ならではの華やかさを存分に感じさせた。自分たちの強みを正確に反映させた演出に感服。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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