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静岡新聞教育文化部

【日本学術会議の講演会「 野生酵母クラフトビールと地域振興 」】 2年半で大プロジェクトに成長

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、12月15日に静岡市駿河区の静岡大で行われた日本学術会議中部地区会議学術講演会「微生物がつなぐ文理融合研究―野生酵母クラフトビールと地域振興―」。ビールづくりはアート活動である。

静岡大人文社会科学部と農学部の教授らが、学生の卒業研究を発端に中世のビール「グルートビール」の再現実験を行ったのが2021年夏。試みは学内外の研究者らの知見を結集させる「静岡大発酵とサステナブルな地域社会研究所」の結成に発展し、静岡市との連携で今夏、独自のクラフトビール「家康公クラフト」の発売に至った。講演会では、全国でも珍しい産官学連携のビールプロジェクトを紹介。研究所の教授らの誇らしげな表情が印象的。(は)

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