「住民の不安の声に寄り添い 分かりやすい情報発信に努める」静岡市長があらためて表明 化学工場から高濃度「PFAS」検出 市議会で質問相次ぐ
静岡市清水区の化学工場で高濃度の有機フッ素化合物「PFAS」が検出されている問題を受け、静岡市の難波喬司市長はあらためて、地域住民に寄り添った対応をしていく方針を示しました。
11月29日開かれた静岡市議会11月定例会の統括質問では、静岡市清水区の化学工場「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」の敷地周辺の水路や地下水から高濃度の「PFAS」が検出された問題をめぐり、複数の会派から市の対応について質問が相次ぎました。
<難波喬司静岡市長>
「三保地区にお住いの方の地下水調査の要望に順次対応するとともに、市民・住民のみなさまの不安の声に寄り添い、安全安心につながるよう分かりやすい情報発信に努めてまいります」
そのほか、工場側と地元自治会の三者による連絡会が設置され、継続して今後の対応について協議していく方針も示されました。
一方、静岡県によると県が実施した県内の河川33地点での水質調査の結果、どの地点からも暫定目標値を超える数値は検出されなかったということです。
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