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清水エスパルスはJ1に戻れるか?DF高橋祐治の思いとは?プレーオフ山形戦のポイントをチェック!

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」で、静岡新聞運動部の清水エスパルス担当・市川淳一朗記者が現在のチーム状況について報告しました。エスパルスは25日、J1昇格プレーオフ準決勝でモンテディオ山形と対戦します。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さんです。

ヒデ:まずはエスパルスの今の雰囲気を聞きたいです。今日(21日)練習に行ったんですよね。

市川:雰囲気、明るくなりました。リーグ最終節で水戸と引き分けてJ1自動昇格を逃した先週、練習再開した時は、まだ選手たちはダメージを引きずっている雰囲気がありました。

ただ、選手がとにかく言っていたのは「プレーオフまで2週間あるのが大きい」ということでした。1週間だとダメージ引きずったままになるかもしれなかった。さらに20日まで2日間オフがあったので、選手たちもリフレッシュした状態できょうの練習に臨んでいました。水戸戦のダメージも、ある程度過去のものとしてリセットして、今週のプレーオフを迎えようという雰囲気になってきてるなと思います。

ヒデ:市川さんも、頭の中では自動昇格を想定した記事を用意してたわけじゃないすか。それがまさか、でしたもんね。その時のスタジアムのどんより具合はすごかったのでは。あれだけサポーターも足を運んでましたから。

市川:来場者の半分以上が清水サポーターでした。舞台は整っていただけに、選手たちは深い悔しさや落胆を見せていました。試合後の取材対応はもうお通夜みたいな感じでした。

高橋祐治「自分が取り返すしかない」


ヒデ:
選手の言葉で印象に残っているのは。

市川:水戸戦の失点は、ディフェンダーの高橋祐治選手のパスが相手に奪われたことがきっかけでした。高橋選手はすごく悔いていました。「自分が取り返すしかない。プレーオフ2試合で取り返して、チームを良い方向に導くしかない」と話していました。「挽回しなければ」という思いが伝わってきました。

ヒデ:高橋選手のおかげで勝った試合もあれば、高橋選手が誰かのミスをカバーした試合もある。光と影がある。もう取り返してくれればいい。ピッチの悔しさはピッチでしか晴らせないから。

市川:彼はすごく責任を感じていて「これまでチームが作り上げてきたものを自分が壊してしまった」みたいなことを言葉にしていました。彼のおかけで勝った試合があることは僕らも分かっているので、聞いていて胸が詰まるものでした。

ヒデ:今は本当に気持ちを切り替えてほしい。今は高橋選手が誰よりも、サポーターからの声援を受けると思う。

鬼頭:サポーターのみんな分かっているからね。

市川記者「気持ちで負けてはいけない」

ヒデ:25日はリーグ5位のモンテディオ山形と対戦します。ちょっと嫌な相手だね。楽な試合にはならないよね。みんながみんな、J1でやりたいんだもん。

鬼頭:こんなこと言っちゃいけないけど、リーグ戦上位のエスパルスは引き分けでも次に進めます。

市川:先ほどの高橋選手の話の続きなんですが、彼は京都時代にプレーオフを経験しています。「プレーオフの空気はどういうものか」と質問したら、「サッカー人生がかかってるから、リーグ戦とはみんな目の色が違う」と。J2とJ1ではやっぱり違うわけで、この90分の一発勝負にかけてくる。だから、やっぱりそこの気持ちで負けてはいけない。

今回、山形は最終節で勝ってプレーオフ圏内に入ってきました。いわば失うものがない状態。かつ5連勝でリーグ戦を締めてきた。そういう相手なので、この試合のポイントとしては、気持ちで負けたり、相手の勢いを受けたりするような試合展開は避けなければならないのかなと思っています。

ヒデ:山形は玉砕覚悟でアイスタに乗り込んでくるわけですね。

サンタナの先制に期待!清水はJ2にいるクラブじゃない!


ヒデ:
今日の練習を見て、この選手いいぞと感じたのは誰?

市川:ストライカーのチアゴ・サンタナ選手は今日も軽快にゴールネットを揺らしていました。最終節の水戸戦でもゴールを決めて、個人としては2試合連続ゴールでリーグ戦を締めました。9月に行われたホーム山形戦の先制ゴールはチアゴ・サンタナ選手でした。やっぱり先制すれば清水は強いので、そういう意味でもキーマンとなってくる存在なのかなと。

ヒデ:先に失点したとしても、落ち着いてやれば力はあるから。ただ、やっぱり今回も先取点が大事ですね。

市川:山形とのリーグ戦は1勝1敗でした。清水が負けたアウエーゲームは相手が先制し、後半開始直後に追加点を取られた。清水は1点を返したけれど、追いつけなかった。逆に清水のホームゲームは前半に3点を奪い、3−0でした。やっぱりどっちが先制点を取るのか、どういう前半を過ごすのかが非常に重要な試合になると思います。

ヒデ:もうお腹いっぱい。聞いていて苦しくなる。僕は親交がある選手にも一切メールしてない。「すいません」しか言わないから。でも、大丈夫なんですね!?今日の練習を見て、雰囲気いいんですね!?

市川:大丈夫です!

ヒデ:よし、いただきました!

市川:清水エスパルスはJ2にいるクラブじゃないとみんなが思っていると思います。きっとそういう思いを選手たちはピッチで体現してくれるはずです。

鬼頭:考えるだけで緊張しますね。みんなで勝ちにいきましょう!
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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