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静岡学園の高田優と藤枝東の渡辺皐“ファンタジスタ”対決に注目!全国高校サッカー選手権静岡県大会・決勝

ともにレフティーで10番、ファンタジスタ…

全国高校サッカー選手権静岡県大会は11日午後1時から、エコパスタジアムで決勝「静岡学園ー藤枝東」を行う。

名門のプライドがぶつかり合う大一番で両チームの勝敗のカギを握っているのが、静岡学園の高田優(清水エスパルスSS静岡出身)と藤枝東の渡辺皐(さつき、セレッソ大阪西出身)。ともに伝統校の「10番」を背負うレフティーで、ファンタジスタの雰囲気をまとう。最終決戦はこの2人のキーマンから目が離せない。

静岡学園 MF高田優(3年)

静岡学園の高田はJ2徳島ヴォルティスの入団が内定している。ポジションは中盤右サイド。技巧派ぞろいの静岡学園の中でも、トリッキーなプレーが際立つ。

左足で運ぶドリブルは自由自在。カットインして左足でシュートを放つだけでなく、縦に突破して右足でクロスを上げることもできる。今大会は初戦の沼津東戦でハットトリック。スタンドを魅了するテクニシャンを、藤枝東の最終ラインも簡単には止められそうにない。

U−18日本代表でJ1川崎フロンターレ入団が内定した静岡学園の絶対的エース神田奏真は故障で戦線離脱している。大黒柱が不在となり、高田への期待と注目度は高まるばかりだ。攻撃の起点としての役割、チャンスメーク、ゴールと求められるものは多い。重圧をはねのけて、チームを2年ぶりの全国へと導けるか。

藤枝東 MF渡辺皐(3年)

藤枝東の渡辺は左足から繰り出すシュートが光る。パンチ力があり、ペナルティーエリア外からでも果敢に左足を振っていく。ポジションはトップ下。決勝トーナメント1回戦のオイスカ浜松国際戦では、曲がりながら落ちるミドルシュートでネットを揺らしてみせた。

セットプレーにも注目だ。藤枝東はたとえ静岡学園にボールを握られる時間が多くなったとしても、渡辺のキック一発で試合の流れを変えられる。

課題として挙がるのは「プレーに波があること」。鷲巣延圭監督が渡辺の調子の良し悪しを判断する物差しの一つは「楽しそうにやっているかどうか」。ピッチのあちこちに顔を出す渡辺が相手の意表を突くプレーを披露し始めた時、藤枝東に8年ぶりの全国選手権が近づく。


 
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