10月6日放送回のテーマは「衣装を変えてもいいっしょ!?」。ターゲットは上矢さんが7年着続けたピンクつなぎ!変わってしまうのは寂しい気もしますが、新しい衣装も楽しみですね。
(文:ヨエロスンファンライター・ミント)
色が薄くなったピンクの衣装、どう生まれ変わる?

「ヨエロスンといえば何色?」と聞かれたら、みなさん何色を思い浮かべますか?
私はやっぱり上矢さんがいつも着ているつなぎの『うすピンク』。
今回は、そんなヨエロスンを象徴する“ピンクつなぎ”を7年越しに新調するという企画。個人的には、7年間も大切に着続けている上矢さんにちょっと感動しちゃいましたけどね。
95年続く織屋さんで40年前から使っている貴重な織機
上矢さんの衣装を作るべく訪れたのは、浜松市西区の住宅街の中にある織屋「古橋織布」。
モンディー:どうせなら浜松の歴史ある素材を使った布で新調しようよ。見て、昭和3年創業だって!
建物も雰囲気がありますね〜。ここで綿織物を作っているようですよ。
建物内からはガシャガシャと布を織る大きな音。
モンディーが2人に布ができる工程を説明してくれていますが、織機の音で全然声が聞こえません。
モンディー:聞いて聞いて!今は糸を布にしている段階なの。このシャトルが行ったり来たりして…。
上矢さん:えっ?シャベル? サドル?全然聞こえないんだけど。
上矢さん、ずっと聞こえないふりをしてモンディーを困らせています。
このキレイな女性が「古橋織布」の4代目社長の古橋佳織理さん(名前に「織」という字が!)。
古橋さん:このシャトル織機は40年前のもので、今はもう製造されていなんです。この織機を使うとたくさんの糸を使うので、ふっくら肉厚な生地ができ上がるのが特徴です。
モンディーはこの織機で織られた布を使って、上矢さんの新しい衣装を作りたいとのこと。しかもこの布は、著名な海外ブランドにも使われているそうですよ。
ここ遠州で作られた天然素材を使った布のことを『遠州織物』と呼ぶそうです。
上矢さんのピンクつなぎを伝統の遠州織物で新調!? ますます楽しみになってきました。
遠州織物はバイクと大きな関わりが!
実はこの織機で使っているシャトルの上げ下げの動作が元になって、バイクや自動車のエンジンのピストンの動きができたんだとか。
古橋さん:もともと「スズキ」も織機の会社ですし、「トヨタ」のエンジンもこの織機の仕組みからできているんですよ。
それを聞いたバイク女子の上矢さんは大興奮!!!「ぜひこの生地で作りたい」ということで、ショールームでどの生地が良いか打ち合わせをすることになりました。
ショールームで新たな衣装の布を厳選
ショールームには、ここで織られた生地がずらり。東京や海外からデザイナーが訪れて、ここで使いたい布を選んでいくそうです。
遠州織物と大量生産のワイシャツと生地を比べてみると、肉厚で立体的であることがよくわかります。
古橋さん:シャトル織機はたて糸の距離があるので、生地が波打って風合い豊かな生地になるんです。逆に大量生産の布はいかに早く布を織るかが大事になるので、たて系の距離を短くして織ります。
古橋さんが両手を動かして、たて糸の距離と速度の差をわかりやすく説明してくれています。マネして手を動かしているうちに、ついつい遊んでしまう3人(笑)。
ショールームには布がたくさんありすぎて、なかなか選びきれない様子の上矢さん。
そこで直感で選んだのが、優しい風合いで触り心地も良いこちらの布。
次は布の色。
「これがいいんじゃない?」とyunocyが選んだのはストライプ柄。確かにほのかな漫才師感。それも似合っちゃう気がしますけど。
みんなで何色がいいか検討している中、言いにくそうに呟いた上矢さん。
上矢さん:私はね、このつなぎを再現してほしいの。この薄いピンクがお気に入りなの。褪せてきた色だとしても、あえてこの色にしたいの。
採寸で発覚!バストがとんでもないサイズに?
布も色も決まったところで次は採寸。
「古橋織布」さんでは採寸まではやっていないということで、試着室でyunocyに測ってもらうことに。
モンディーとはカーテン越しの会話です。
yunocy:胸から測るね〜。えっ!やばい、やばい、やばい!
yunocy:104cm。とんでもないね〜。
モンディー:ひ…104cm!?
モンディーの今日イチ楽しそうな顔!さらにyunocyも103cmと聞いて、さらに顔がほころぶモンディーです。
採寸を終えて試着室から出てきた2人。
実は腕も入れてバストを測っていたとのことで、スタッフを含め大爆笑。そりゃあ、大きすぎますよね。
驚きの再現性の高さ!全く同じピンク色に
そして後日。まだ制作途中とのことですが、浜松市中区にある遠州織物会館に伺ってみました。
そこにいたのは、古橋さんと衣装を作ってくれるトモーネット・オフィースの高部さん。
今は型紙からトアルという衣装の原型を起こして確認している段階とのこと。
そして完成した生地がこちら。本当に一緒の色ですね!この再現性はさすがです。
これには上矢さんも「全く同じ色だ〜」と感動。
せっかくだから上矢さんも裁断の手伝いをしてみることにしたのですが…。
案の定ズレまくってしまいました。でもそれだけまっすぐ切るのは難しいということですよね。
新しい衣装は、10月15日に開かれる「綿の産地フェア はままつ染め織りマーケット」で初お披露目することになりました。
みなさんチェックしてみてくださいね。
鈴鹿8耐へ潜入!バイクのふるさと浜松チームを応援したい!
ピンクつなぎから一変、今度はレースクイーンの服に身をまとった上矢さん。
ちょっと!めちゃかわいいじゃないですか。
訪れたのは、三重県の鈴鹿サーキットで毎年夏に開催される「コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース」。上矢さんは「バイクのふるさと浜松」のPR大使としてやってきました。
イベントでは普段は入れないピットレーンを歩きながら、マシンやライダーを目の前で見ることができます。
大人気サーキットグルメは『焼きラン』
腹が減っては…ということで、サーキットグルメをいただきましょう。
大人気ランチといえば、約40年間みなさんに愛されている焼肉ランチ、通称『焼きラン』。
ボリューム満点で、まさに“男のランチ”という感じ。「これを食べて暑さを乗り越えてくださいね」という店員さんのひとことが嬉しいですね。
「シンプルにうまい。オリジナルのタレは少し甘めで、お肉とよくからんでおいしいね。」
臨場感と緊張感を感じるコース内へ

さて決勝1時間前のコース内へ。
「マシン通りますよ〜!」という声が聞こえたりして、臨場感たっぷり!
タイヤはスリップしないように温め、タンクはガソリンが気化しないように冷やしている様子を見ることができます。
いよいよ決勝の時間。カウントダウンが始まりました!ここから8時間、ノンストップで走り続けるなんてすごいですね。
結果は浜松チームタイタンは34位、Honda Hamamatsu ESCARGOT&Kumamoto Racingは23位でした。
みなさん本当にお疲れさまでした!