【サッカー・静岡三国決戦】3チームの監督、武将に例えると誰だと思いますか?

静岡トピックスを勉強する時間「3時のドリル」。今回のテーマは「サッカー・静岡三国決戦」です。先生役は静岡新聞運動部専任部長の寺田拓馬が務めます。
※SBSラジオ・ゴゴボラケのコーナー「3時のドリル」で放送したものを編集しています。​


(寺田)サッカーのJリーグ2部で静岡の3チームがしのぎを削っています。5月13日に清水エスパルスー藤枝MYFC、17日には藤枝MYFCージュビロ磐田と「静岡三国決戦」が続きます。

「三国決戦って何?」という方のために、3チームの歴史を少し振り返ります。

1993年にJリーグがスタートして今年で30周年です。清水エスパルスは、Jリーグ創設時の10チーム「オリジナルテン」のうちの1つで、長い歴史があります。ジュビロ磐田も「日本代表より強いのでは」と言われた黄金期がありました。ブラジル代表のキャプテンだったドゥンガがいて、ゴン中山に名波、藤田…。もう名前を挙げるだけですごいですよね。今、この2チームがJ2で戦っています。

一方の藤枝は2009年の創設で、まだ若いチーム。今季、悲願のJ2昇格を果たしました。今までは清水エスパルスとジュビロ磐田が戦うことを「静岡ダービー」と言ってきましたが、同じカテゴリーに静岡の3チームがそろったということで、「静岡三国決戦」とネーミングされました。

(山田)この静岡三国決戦に向けて、3人の監督がオンラインで語り合ったんですね。

(寺田)これが大変盛り上がりました。サッカー好きの3人が意気投合して、熱く語り合って。

(山田)今、手元には5月9日付の静岡新聞があります。三国決戦に向けた記事で、3人の監督が選手に向かって声を上げている写真が掲載されています。この3人の監督、情熱的なところがすごく似てませんか。

(寺田)清水エスパルスの秋葉忠宏監督と、藤枝MYFCの須藤大輔監督は大変似たタイプですね。エスパルスは秋葉監督が就任してから負けてないんですよ。それまで下位争いをしてたんですが、一気に7位まで上がってきた。選手を引きつける情熱を持ってらっしゃる方ですね。

藤枝MYFCの須藤監督も、経験の浅い選手がいる中で、若手を育てながら手腕を発揮しています。

(山田)ジュビロの横内昭展監督はどうですか。

(寺田)横内監督は戦略家で、森保監督との二人三脚で日本代表をワールドカップ16強に導きました。エスパルスの秋葉監督や藤枝MYFCの須藤監督とはタイプが違い、オンラインの対談の中では冷静なタイプに見えました。

秋葉監督は「宣教師ザビエル」

(山田)三国決戦ということで、3人の監督それぞれに「自分を武将に例えるなら、誰ですか」と質問したそうですね。静岡新聞を見ると、藤枝の須藤監督は「自分は前田慶次」と。まさに歌舞伎者でエンターテインメント!藤枝がやっている超攻撃的サッカーと同じですね。

ジュビロの横内監督は「徳川家康」。なぜなら「天下統一を成し遂げたい」という思いがあるから。

そしてエスパルスの秋葉監督は「宣教師ザビエル」(笑)。

(寺田)私は「武将」に例えてほしかったのですが、秋葉監督はなぜかザビエルでした(笑)。過去に「似てる」と言われたことがあったらしいです。秋葉監督からは「フットボールを日本に“布教”させたいんだ」との説明がありました。

(山田)こうしたちょっとした情報からも、チームの色や監督がやりたいサッカーというのは見えてきますね。

(寺田)試合中に監督を観察しても面白いと思います。13日の「清水エスパルスー藤枝MYFC」は両監督とも情熱的な方ですから、オーバーアクションで大きな声を出すことがあるかもしれません。

(山田)ぜひ注目してください。現在清水は7位、磐田は10位、藤枝は12位。3チームとも勝ち点差はほとんどありません。三国決戦が2週続きますから、楽しんでいきましょう。今日の勉強はこれでおしまい!
シズサカ シズサカ

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