第4区(5.81Km)ジュニアA男子の区間
毎年様々なドラマが生まれる、高校男子のこの区間には県のトップレベルの選手が多数出ています。 注目されるのは浜松市の鈴木康之(浜松日体3年)藤枝市の中村智春(藤枝東3年)の走りです。先頭でタスキをもらった御殿場市の朝倉克也(御殿場西3年)は前半セーブ気味で落ち着いた走りをしています。 朝倉は1km地点を3分10秒位で通過し、まずまずの走りです。後続の富士市の鈴木健弘(富士宮北3年)は1km地点を3分06秒で通過し、朝倉を少しづつ追っています。 4位でタスキを受けた浜松市の鈴木に9秒差の7位でタスキを受けた藤枝市の中村は、最初から積極的に走り、800m位走ったところで、浜松市の鈴木に追いつき1.2km地点の手前で前にでました。そして中村は、静岡市静岡の大塚統彦(静岡市商2年)、三島市の田村遼平(韮山1年)、沼津市の小川恭正(加藤学園1年)をとらえ、1.5km地点を4分11秒で通過しました。 中村と鈴木は2km地点を5分55秒位で通過し、先頭の朝倉を激しく追っています。先頭の朝倉は2km地点をマイペースの走りで6分21秒で通過し、後続の2人にかなり追い上げられております。鈴木と中村は2.3km地点で富士市の鈴木を抜き、2、3位に上がりました。先頭の朝倉と、鈴木・中村との差は北街道へ入った所で11秒差につまりました。朝倉の足がだいぶ重くなってきました。そして3.9m地点で鈴木・中村が朝倉を抜き、藤枝市と浜松市がトップに立ちました。中村は4km地点を11分50秒で通過し、区間新の狙えるタイムです。 2人のマッチレースはますます激しさを増し、ついに中村が5.4km地点でラストスパートをかけ、鈴木を離し、中村がトップでタスキを5区へ渡しました。2位は浜松市の鈴木、3位は御殿場市、4位は富士市、5位は三島市、6位は静岡市静岡、そして区間賞は藤枝市の中村が17分22秒の区間新記録でした。区間2位は浜松市の鈴木で17分39秒、区間3位は浜北市の小杉新太郎(浜北西1年)が18分22秒と力走しました。
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