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番組審議会だより > 2023

第640回番組審議会(2023年10月20日)

●開催年月日 令和5年(2023年)10月20日(金) 13:00
●開催場所

静岡 新聞放送会館

●出席者

委  員 ※敬称略

中井 弘和 (委員長)

種本 祐子 (副委員長)

久米 行子

栗原 績

田中 尚弘

鈴木 智子

鶴見 照彦

竹下 誠二郎

大橋 美智子

審議議題

〇テレビ番組

「日本のチカラ 伊豆おはな ~家族をつくる介護タクシー~」

 令和5年(2023年)10月1日() 545:15 放送

〇2023年度 上半期(4月~9月)の番組種別ごとの放送時間・CM放送時間の報告

概要

<企画意図・概要>

 『日本のチカラ』は、全国各地の「魅力あふれる産業」を通して、地域の歴史や文化・人々の英知や営みを学び、日本の技術力・地方創生への道・温かいコミュニティー、生きるヒントを描き出す、教育ドキュメンタリー番組です。

 取材させていただいたのは、熱海市伊豆山地区で介護タクシー「伊豆おはな」を営む河瀬豊さん(53)愛美さん(47)夫妻。

 河瀬さん夫婦に出会ったのは、20217月に熱海市で発生した土石流災害がきっかけでした。

介護タクシー「伊豆おはな」は、事務所の3軒となりまで土砂が押し寄せ、二人も被災者でしたが、それを忘れてしまうほど、利用者や被災した住民のために走り続けていた河瀬さん夫妻。2人の姿を見て、「ここまで誰かのために行動できる人には出会ったことがない」と感じ、そんな2人の姿を取材したいと考えました。

<ナレーション>

近江由佳(静岡放送アナウンサー)

●委員の意見

・介護タクシーを通して、地域を支えるという強い思いが心に響く作品だ。

・忘れかけていた、人や社会のあり方を視聴者に思い出させてくれる秀作。

・ご夫妻が歩んできた人生が整理されており、物語の理解が深まった。

・なぜこの仕事をしているのか、をその思いとともに聞き出すことができていた。

・単にサービスを提供する人と利用する人、という関係を越えて、地域のつながりを感じさせる番組だ。

・場面ごとに明記されたフレーズが良く、分かりやすい。

・「仕事って何?」といった根本的なことも問う内容だった。

・ご夫妻のような仕事をしてくれる人がいないと地域は成り立たないのか、

と考えさせられる番組でもあった。

・人の生き方、社会のありようを描きながら、日本社会の底力を示した、名作では。

・時折入る熱海固有の風景が美しく、効果的だ。

30分と短い番組だが、ストーリーや映像に無駄がない。

・内容に合ったナレーターの語り口が好ましい。

・需要が高まる分野の反面、大きな課題も投げかけた番組だ。

30分番組は短く、消化しきれないような感覚が残った。

・有料サービスとボランティアの境目がわかりづらかった。

・サービスの月間利用者数や仕事量、カバーする地域・領域、事業の収支といった全体像を知りたかった。

・もう少し多くの方が見られるような時間帯で放送を。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

令和5年9月1日~9月30日 総件数242件

(1)LIVEしずおか【テレビ・自社制作】 ・・・・・・・・・ 16件

(2)Soleいいね!【テレビ・自社制作】

・・・・・・・・・

9件

(3)鉄崎幹人のWASABI【ラジオ・自社制作】 ・・・・・・・・・  8件

(4)IPPO【ラジオ・自社制作】

・・・・・・・・・  7件
(5)ゴゴスマ~GOGOSmile!【テレビ・ネット編成】 ・・・・・・・・・  6件

視聴者からの意見 

〇ラジオ番組

「歌のない歌謡曲

(月)~(金)午前6:45~放送 ※2023年9月 放送終了

・50年前、高校3年間は、

 この番組と共に1日が始まりました。

 10年前に故郷浜松に帰ってきて、再び聴いています。

 昭和27年から始まった歴史ある番組だけに

 放送終了と聞いてとても寂しくて残念です。

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