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番組審議会だより > 2012

第530回番組審議会(2012年7月20日)

●開催年月日 平成24年7月20日(金) 12時30分
●開催場所 静岡 新聞放送会館
●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

種本 祐子

木苗 直秀

三浦 孝文

長沢 芳裕

中井 弘和(書面)

見野 孝子(書面)

佐藤 久善(書面)

審議議題

○テレビ番組

「SBSスペシャル 作らまいか!電気自動車~町工場が挑んだ500日~」

放送:平成24年5月27日(日)24:50~25:45

審議概要

 バブルの時代までは、自動織機や自動車産業が盛んな浜松市は、好景気に沸き、木型屋を営む高柳さんも幸せな日々が続いていました。時代は変わり、下請け会社に大不況の風が吹き始めました。高柳さんは、当時珍しかった電気自動車を作る決断をしました。周囲からは「バカだ」「無謀だ」と言われますが、当の本人はどこ吹く風。財産を売り飛ばし、子どもの教育費にまで手をつけて大金を投入しました。「やらまいか」精神のもと、仲間が集まり電気自動車作りに挑みました。試乗会で車の受けはいいもの、売値600万と高額なため価格の話になると客は全く寄り付きません。大手メーカーも電気自動車を発表しましたが、価格は高柳さんの車の10分の1ほど。そこで特長を出すため他にない充電スピードを試みます。そして一番こだわったのが、メードイン浜松。全て地元のものを使いたかったのですが、肝心のモーターが浜松にはないため、畑違いのモーター作りにものめり込むことになります。数々の失敗を繰り返し、果てしない挑戦が続く高柳さんの姿を追いました。

●審議の概要

○委員の意見○

・生活の場に根ざした「ものづくり」の大切さを訴えながら、人の生き方、社会のあり様を示していて良かった。また、高柳さんの顔付きや言動が魅力的だった。そしてナレータの軽妙洒脱でありながら落ち着いたトーンの語りもとてもよかった。

・ノンフィクションだが、ワクワクドキドキした。「思いを持って頑張る」ことの価値を強く認識させてくれた。

・高柳さんの会社の経営状態や浜松或いは、日本の製造業を取り巻く深刻な問題が背景にはあるが、ひととき現実から離れて、元気の出る、夢のある気持ちの良い番組だった。

・チャレンジするやらまいか精神は、若者に示唆を与えたと思う。今後の展開が気になるので継続取材を望む。

・見ていて元気になる番組だった。経営者の上を向いた姿勢と軽快なナレーションが合っていた。強みを持つこと、小回りを利かせる、大手を取り込むコラボレーションなど中小企業が生き残るポイントが描かれていたと思う。

・結末の見えないものを取材する苦労を感じた。

・経営者に夢を与えてくれた。中小企業の支えになるが、結果を出さなければ自己満足で終わってしまう。海外も視野に入れたオーダーメードの客層を掴むことが必要だと感じた。ぜひ、成功を収めてほしいと思う。

・夢を実現させる思いは人を強くしてくれる。男の夢に触れることができ良かった。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成24年6月1日~平成24年6月30日 総件数383

(1)SBSイブニングeye【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・58件
(2)みのもんたの朝ズバッ!【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・15件
(3)ごごドラ【TV・ローカル編成】 ・・・・・・・・・14件
(4)はなまるマーケット【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・12件
(5)Soleいいね!【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・11件

 

視聴者からの意見

○ラジオ『台風4号通過に伴う台風情報の伝え方について』 6月19日(火)放送

・台風情報が通常番組内で流れていたが、音量のバランスが悪く台風情報がよく聞き取れなかった。次回放送するときは考慮してほしい。(60代・女性)

・台風による被害が出ているのになぜ報道特番にしないのですか。津波警報や停電、交通機関の動向、通信など刻々と変化する数々の情報を知りたいのに通常番組を放送しているのはおかしいと思います。迅速な編成をお願いします。 (60代・男性)

→《対応》ラジオ局へ連絡

 

○テレビ番組『SBSイブニングeye』

・「三丁目の昭和」コーナーが好きです。小沼さんの明るく元気なレポートと、懐かしい昭和とともにそこで出会う人とのふれあいがとてもいいなと思います。毎週、次回はどこかなと楽しみにしています。これからも楽しい放送を期待しています。 (40代・女性)

→《対応》報道局へ連絡。