第528回番組審議会(2012年5月18日)
●開催年月日 |
平成24年5月18日(金) 12時30分 |
●開催場所 |
静岡 新聞放送会館 |
●出席者 |
委 員(敬称略)
北條 博厚 委員長
中井 弘和 副委員長
佐藤 久善
三浦 孝文
長沢 芳裕
木苗 直秀(書面) |
●審議議題 |
○ラジオ番組
「開局60周年 SBSラジオギャラリー
アメリカをとりこにしたサムライアイドル・トミー」
放送:平成24年5月27日(日)9:00~10:00 |
●審議概要 |
万延元年の遣米使節のひとりとして渡米した少年通訳・立石斧次郎(幼名 為八)。16歳ながら茶目っ気たっぷりのハンサムボーイで一躍全米の人気者に。「トミー」の愛称で呼ばれ、「トミーポルカ」という曲もできるほどでした。しかし、その後は時代の激流の中で表舞台に出ることはなく、晩年は伊豆・戸田に住み生涯を閉じました。トミーの足跡を追いながら、子孫や研究者たちの証言をもとに人物像に迫りました。そして、国際交流や外交といった現代の視点からトミーの果たした役割について考えました。 |
●審議の概要 |
○委員の意見○
・ 歴史の主流に乗らない人物の知られざる逸話を取り上げ、興味深く構成されていた。異文化コミュニケーションにおいて、偏見や恐れを持たない姿勢の大切さを感じた。
・ テーマが音楽で入りやすかった。想像力がかきたてられた。映像でも見てみたいと思った。異文化、語学の壁を好奇心で乗り越えてしまうコミュニケーション力の強さを感じた。番組から出されたテーマに対して自分の中で色々なことを考えさせてくれた番組だった。
・ 音楽が耳に残った。導入部がおもしろく入りやすかった。1つずつの説明が若干丁寧すぎたと思う。聴き終わった後にトミーについてもっと知りたいと思い、ネットで調べてみた。とても興味深い素材(人)だった。
・ 私たち一人一人が、自国の固有文化を守る上で、他国の文化を尊重し、その価値を受け入れる心の大きさを持つトミーさんのようでありたいと思った。
・ 新たな人物発掘をこれからも続けてほしい。文化的違い、異文化の立場の人からのコメントがあってもよかった。また、歴史の足跡として生存者の証言があると厚みが増したと思う。限られた資料の中でよく調べられていた。
・ 立石斧次郎の生涯と人物像をわかりやすく解説した番組だった。子孫である長野智子キャスターが現在の内向きな日本人に「外へ漕ぎ出すこと」「自分の国を大切に」「勇気と好奇心が大切」と説いた言葉は若者に聞かせたい言葉だった。コンサートでのバンジョー、バイオリン、小太鼓などの音色を随所に用いたことも番組を盛り上げていた。今後は映像化して後世に残すことが大切だと感じた。 |
●視聴者・聴取者からの意見などを報告 |
平成24年4月1日~平成24年4月30日 総件数407
(1)SBSイブニングeye【TV・自社制作】 |
・・・・・・・・・60件 |
(2)時代劇アワー 水戸黄門【TV・ローカル編成】 |
・・・・・・・・・26件 |
(3)ごごドラ【TV・ローカル編成】 |
・・・・・・・・・20件 |
(4)はなまるマーケット【TV・ネット編成】 |
・・・・・・・・・18件 |
(5)静岡発そこ知り【TV・自社制作】 |
・・・・・・・・・12件 |
4月は、25日放送のSBSイブニングeyeで紹介した「ヤーコン」について多くのお問合せがありました。
視聴者からの意見
○テレビ番組『静岡発そこ知り 新東名の新名所!サービスエリア 寄り道するならココ!』4月25日放送
いつもの「そこ知り」は取材したものをまとめて放送していたが、今回は生中継を 交えた新しい試みだと思って楽しみに見ていました。しかし、出演者のお笑い芸人がはしゃぎすぎでサービスエリアの魅力が伝わってきませんでした。アナウンサーだけでよかったのではないでしょうか。もっと落ち着いて放送してほしかったです。
(70代・男性)
→《対応》編成へ連絡。
○テレビ番組『静岡放送60周年2012Jリーグ清水エスパルスVS鹿島アントラーズ』5月3日放送
今日のエスパルス戦たいへんおもしろく見させていただきました。Jリーグの夜の生中継は久々だったので、とてもうれしかったです。今後も、静岡ダービーを含めエスパルス、ジュビロ戦の生中継をお願いします。スタジアムも満員に見えましたが、自宅近所もテレビ中継を見ていました。静岡のテレビ局ならばこその番組編成をこれからもお願いします。(40代・男性)
→《対応》報道へ連絡。 |
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