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スズキ、自動運転の米新興に出資 車両開発、生産で協業検討 

 スズキは15日、米国の自動運転スタートアップ「グライドウェイズ」に出資したと発表した。出資額は非公表。同社は小型の電動自動運転車両を専用レーンで適時配車する交通システム開発を手がける。スズキが強みとする小型車の製造技術や知見の提供を含め、同システムの車両開発と生産で協業を検討する。

スズキが出資を発表したグライドウェイズが公表している小型電動車両
スズキが出資を発表したグライドウェイズが公表している小型電動車両

 グライドウェイズが開発するシステムは、交差点や他車両が入らない専用レーンで、最大4人乗りの電動車両に乗せた乗客を目的地まで停止せず運ぶ。鉄道輸送と比較してインフラの初期投資や運用コストが抑制でき、必要な時だけ求められた台数を配車するオンデマンド型とすることで車両台数も減らせる。現在拠点のカリフォルニア州の2カ所程度で、実用化に向けたプロジェクトが進んでいるという。
 スズキの鈴木俊宏社長は「小さな車両と簡易なインフラで世界中の交通問題の解決を図るグライドウェイズのミッションに共感した。スズキが培った小さなクルマ作りの技術により、実現を加速させたい」とコメントした。
 グライドウェイズは2016年設立。米オープンAIの最高経営責任者(CEO)のサム・アルトマン氏らが支援している。
 (浜松総局・山本雅子)

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