一般会計5億円追加へ 富士宮市 補正予算案 飼料高対策で補助
富士宮市は12日、2023年度一般会計に5億6400万円を追加する補正予算案を発表した。粗飼料価格の高止まりが経営に重くのしかかっている畜産業の補助事業などを盛り込んだ。20日開会の市議会6月定例会に提出する。
畜産業に対する経営支援として、牛1頭につき1年間で上がった粗飼料代の15%を補助する。市によると、市内で飼育されている乳牛と肉牛計約1万1千頭が対象で、約7千万円を計上した。須藤秀忠市長は「県内有数である市内の畜産業が大変な思いをしている。早急な対応が必要」との認識を示した。
このほか、民間の保育所や幼稚園に対する給食費や光熱費、燃料費の負担軽減事業に約4千万円を充て、新型コロナウイルスワクチン接種事業に約4億1千万円を追加する。