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テーマ : 新型コロナワクチン

JA関連職域接種でミス 規定の倍量 コロナワクチン3回目

 静岡市葵区の静岡厚生病院は1日、藤枝市のJA大井川農産物集出荷場で4月30日に実施した新型コロナウイルスワクチンの3回目職域接種で、229人の接種者に対して規定量の倍量のワクチンを接種するミスがあったと発表した。1日午後2時半現在で206人の健康確認を行い、1、2回目の接種後と明らかに異なる強い副反応や健康被害は報告されていないという。
 同院によると、接種対象は19歳から60代までのJA大井川とJAハイナンの職員、JAグループ関連企業の希望者。ワクチンはモデルナ社製で、3回目は1、2回目の半量となる0・25ミリリットルを投与するはずが、誤って0・5ミリリットルを注射した。接種終了後に残量を確認して発覚した。
 同病院が3回目職域接種を行ったのは4月30日が初めてという。当日は看護師5人が、注射筒へのワクチン充塡(じゅうてん)と接種を行ったという。事前に投与量は確認したが、院内個別接種で使用したファイザー社製は3回目も1、2回目と同量を接種するため、モデルナ社製の接種量を誤ったとみられる。
 水野伸一病院長は記者会見で「薬剤充塡時に医師や薬剤師など第三者による確認を怠ったことが引き起こした事態」と謝罪した。
 同病院によると、海外のデータでは、モデルナ社製ワクチンを3回目に0・5ミリリットル接種した場合、心筋症などの重篤な副反応の報告は2回目より少ない結果という。2日にも、専用の電話相談窓口を設ける方針。

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