
静岡県内ではこの週末もクマの目撃情報が相次ぎました。
6日連続でクマの目撃が確認されている静岡県裾野市では、初めて「クマ出没対策本部」を立ち上げ、本格的な対応にあたっています。
■裾野市で初の対策本部立ち上げ
<裾野市 村田悠市長>
「前例にないことが起こっておりまして、こういう獣害によって市民が危険にさらされるのは恐怖に思うということは、行政として取り除かなければいけないことであります」
クマの出没が相次いでいる裾野市では、5月25日に「クマ出没対策本部」が立ち上げられました。本部の立ち上げは今回が初めてです。

裾野市では5月20日から25日まで6日連続で、計16件の情報が寄せられており、24日の夕方には民家のすぐ裏の山でもクマの姿が目撃されました。
裾野市須山を中心に工業団地周辺や観光地、別荘地が隣接する地域での目撃が目立っており、市はクマ出没情報地図を作成して一般に公開しています。
■学校の運動会や登下校への影響
目撃エリアにある須山付近の8の小中学校を対象に、保護者による送迎依頼や、市のバスによる下校のサポートを始めたほか、今後はクマ鈴の貸し出しを予定しています。
クマの影響は子どもの行事にも及んでいます。23日に裾野市の富岡第二小学校で開かれた運動会では、校内にあるすべての校門を閉鎖するなど、十分な警戒の上で実施されました。学校側の対策はほかにもー

<富岡第二小学校 西山善之校長>
「学校では市の方からクマ避けスプレーを準備していただきまして、クマが出た場合の万が一の対応に備えています。ちょっとクマの力には及ばないかもしれないですけど、一応準備として簡単に近寄らないようにさすまたの方も準備しています」
学校側は今後も子どもたちに、クマへの注意を周知していきたいとしています。
<富岡第二小学校 西山校長>
「熊が出た場合の対処の仕方についても情報が出ているので、そういうものを子どもたちに伝えながら、子どもたちの安全面を確保できるように進めていきたいと思っています」
■県の担当者も注意喚起「例年より多い」
静岡県内で相次ぐクマの出没に対し、県庁の担当者も警戒を強めています。
<県自然保護課 寺澤暢課長>
「この時期ですと(クマの目撃は)例年、十数件から20件程度なんですが、現状、5月の途中でもう20件を超えている状況なので、ちょっと多い」
担当者は、山菜取りなどで山間部に入る際は特に注意が必要だと指摘します。
<県自然保護課 寺澤課長>
「クマは基本的には臆病な動物。音で人がいると気付くと、襲いかかるというよりは驚いて逃げる。鈴をつけていただいたり、ラジオを鳴らしていただいたり、複数人で行って話をしながら声を出しながら存在を知らせてほしい」
■周辺の観光施設にも影響が波及
裾野市でのクマの出没は、周辺の観光施設にも影響を及ぼしています。
富士サファリパークでは、サファリゾーンの外周を歩きながら動物を観察できる「ウォーキングサファリ」を当面の間、休止に。
富士山こどもの国でも、屋外でキャンプが楽しめる「パオ」や「オートサイト」といった宿泊施設の営業を休止しています。








































































