
1日で4市回る“謝罪行脚”
浜岡原発の再稼働の審査をめぐるデータ不正問題で、中部電力の社長が1月15日、原発周辺の4つの市を訪れ、謝罪しました。
問題発覚から10日、地元自治体からは組織の体質を問う声が相次ぎ、中部電力への不信感は収まる気配がありません。
15日午前8時半、浜岡原発が立地する御前崎市役所を中部電力の林欣吾(はやし・きんご)社長が訪れました。
<中部電力 林欣吾社長>※御前崎市役所 午前8時半
「(データ不正問題について)今回のこと極めて重く受け止め、深くお詫びを申し上げる。申し訳ございませんでした」
<中部電力 林欣吾社長>※菊川市役所 午前10時15分
「申し訳ございませんでした」
<中部電力 林欣吾社長>※牧之原市役所 午後1時
「申し訳ございませんでした」
<中部電力 林欣吾社長>※掛川市役所 午後3時
「申し訳ございませんでした」
何度も頭を下げる林社長。1日で4つの市をめぐるまさに“おわび行脚”となりました。浜岡原発の3号機と4号機の再稼働審査で中部電力がデータを不正に操作し、意図的に地震の揺れを小さくみせていた疑いがあることが明らかになってから10日。
「解体的出直し」誓うも…
原子力規制委員会は1月14日、中部電力本店などに立ち入り検査することを決めたほか、改善が確認できるまで再稼働に向けての審査も停止すると決めました。
<中部電力 林社長>
「解体的な出直し、解体的な再構築を進めていきたい」
こう誓った林社長。しかし、地元からの反応は非常に厳しいものでした。
<御前崎市 下村勝市長>
「(今回のデータ不正が原発に)どういう影響を与えるのか全然可視化されていない。それが不安の最大の要因。できるだけ早くどういう影響がどこまで及ぶのか公表していただきたい」
「幹部からの圧力では」「教育に影落とす」
また、中部電力の企業体質そのものを疑問視する声も上がりました。

<牧之原市 杉本基久雄市長>
「幹部から相当なプレッシャーがあったのではないかと想像せざるを得ない。自ら(不正)操作することに得はまったくない。それを操作せざるを得ない環境があったことが(問題)」
さらに、教育現場への悪影響を懸念する指摘もありました。
<菊川市 赤堀智生教育長>
「教育の場においては、子どもたちに対して、正直さであるとか責任を教えるという状況がある。当然、社会の中枢を担う企業が不正を行った事実っていうのは、教育の信頼性そのものに影を落としていくんではないかなと」
<中部電力 林欣吾社長>
「おっしゃる通り、今回の不適切事象が現在に対する責任ばかりじゃなくて、将来に対する責任も負ったということで非常に重く受け止めている。現在に対する信頼、将来に対する信頼を損ねたものだ、という強い危機感を持ってやっていきたいと思う」
失った地元の信頼を取り戻すことはできるのか。「地域の理解あっての企業経営」という現実が、中部電力に突き付けられています。








































































