下請け業者と協議せず"同じ値段で製造するよう強制" 「買いたたき」行為をしたとしてスズキ子会社スニックに公取委が勧告 =静岡・磐田市

公正取引委員会は12月8日、自動車メーカー・スズキの静岡県磐田市にある子会社が部品メーカーに対して、「買いたたき」行為をしたとして勧告を行いました。

勧告を受けたのは、磐田市にあるスズキの完全子会社「スニック」です。

公正取引委員会によりますと、スニックは遅くとも2024年3月以降、自動車のシートなどの部品製造を委託していた下請け業者10社に対して、安い値段で部品を作るよう強制していました。自動車の部品は量産期間が終わると、製造コストが上がるため単価が高くなりますが、スニックは下請け業者と協議せずに、同じ値段で製造するよう強制していたということです。

量産終了後に単価を見直さない行為は、2016年に改正された下請法の運用基準で「買いたたき」に該当すると示されていて、公正取引委員会がこの基準で勧告を出すのは今回が初めてです。

スニックはSBSの取材に対し、「厳粛に受け止めています。勧告で求められた措置を速やかに実行し、再発防止に努めてまいります」と答えました。

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