暴力団に捜索情報漏えい疑いで書類送検の警部補、起訴猶予「捜査に影響与えたと認められない」=静岡地方検察庁

暴力団事務所に家宅捜索に入ると事前に伝えたとして、地方公務員法違反の疑いで書類送検されていた静岡県警の警部補について、静岡地方検察庁は11月19日付で起訴猶予にしました。

起訴猶予になったのは、県警の50代の男性警部補です。

男性警部補は2025年6月、県内の暴力団事務所を事件捜査で家宅捜索する際、事前に事務所に電話して「今から行く」などと伝え、捜査情報を漏えいした地方公務員法違反の疑いで9月に書類送検されていました。

静岡地検は起訴猶予の理由について、「本件は捜索差し押さえを穏便に進めたいとの考えから行われたもの」と説明し、「事件の具体的な内容を伝えておらず、捜査に影響を与えたとは認められない」としています。

常習性や暴力団との癒着がないことが認められることや、既に懲戒処分を受けていることも理由に挙げています。

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